犬のおやつは与えすぎると、肥満や病気、カリカリを食べなくなる原因にもなるので、与える量には気を使いたいところです。
では、どのくらい与えればよいのか?ということで今回は、1日に与えるベストな犬おやつの量を紹介します。ワンちゃんにおやつを与える時の参考にどうぞ!
犬のおやつ量の基本
犬におやつを与える時に理想的なのは、1日に決められたカロリーを超えないようにするということです。
例えば、1日に与えるカロリー量を500kcal に設定していたとして、その分のドッグフードを用意しているのであれば、おやつを食べた分のドッグフードは減らします。
おやつを100kcal 食べたのなら、ドッグフードは400kcal にする・・・といった具合ですね。もし、ドッグフードをおやつにしているのであれば、1日の分量からおやつ用のドッグフードを取り分けて与えると便利です。
また、おやつはちょっとしたご褒美やしつけのために与えるものであり、栄養補給はあくまで食事(ドッグフード)からです。
栄養のバランスが崩れないように、おやつが450kcal でドッグフードが50kcal 、といったような偏った与え方をするのはやめましょう。目安としては、1日に与えるおやつの量は全体の10〜20% に抑えるようにします。
犬におやつを与える適切なタイミング
総合栄養食でドッグフードを与える時とは異なる時間帯に与えるおやつは、ワンちゃんとのスキンシップの一環となります。
ただし、おやつを与えすぎると、栄養が偏ってしまったり、主食であるドッグフードを食べないこともあります。
そんな事態を未然のものにするため、ここでは、ワンちゃんにおやつを食べさせるのに適したタイミングを6つ紹介します。
トレーニング中
おやつはワンちゃんに新しい行動や命令を学ばせるための強力なツールです。
例えば、ワンちゃんが「座る」や「待つ」などの命令を適切に実行した場合、その成功を称える報酬としておやつを与える飼い主もいます。
しかし、一度に大量のおやつを与えると健康に影響を及ぼす可能性があるので、小さなおやつや低カロリーのものを選ぶようにしましょう。
間食として与える
ワンちゃんが食事中におやつをねだる行動を防ぐため、食事の間のおやつは避けるべきです。
もし食事中におやつを与えてしまうと、ワンちゃんは食事の時間以外でも食べ物をねだることを覚えてしまう可能性があります。
食事の時間を守り、健康的な食生活を維持するためには、食事の間のおやつは控えましょう。
運動・散歩の後
長時間の散歩や運動後にワンちゃんにおやつを与えることは、そのエネルギーを補充し、活動への参加を奨励するのに役立ちます。
しかし、適量を超えると過体重や健康問題を引き起こす可能性があるため、おやつの量は控えめにしましょう。
誕生日などの特別な日
獣医師の訪問やトリミングの後、または誕生日や特別な祝日などの時には、ワンちゃんにとってストレスを和らげるまたは喜ばせるためにおやつを与えるのもおすすめです。
これらの時におやつを与えることは、ワンちゃんが特定のイベントを前向きに捉えるのを助けてくれます。
ヘルスケア
時におやつは、歯のケア、毛球の管理、関節の健康など、特定の健康問題に対処するための補助的なツールとしても使われます。
これらは通常、獣医師の指導のもとで与えられ、ワンちゃんの健康状態を改善するのに役立ちます。
就寝前
就寝前におやつを与えることは、一日の終わりを明示し、リラックスさせ、安定したルーチンを作るのに役立ちます。
また、一部のおやつは睡眠を助ける成分を含んでいる場合があります。
ただし、おやつの与えすぎは体重増加を引き起こす可能性があるため、適量に注意する必要があります。
カロリーの高いおやつと低いおやつ
カロリーが高いおやつをあげてしまうと、すぐに1日のカロリー量を超えてしまい、肥満の原因になってしまいます。おやつはあくまで間食という位置付けですので、出来るだけカロリーが低いおやつを与えるようにしましょう。
おやつにおすすめ!低カロリーのおやつ
野菜や果物などの自然派食材を使ったおやつは、低カロリーで犬の健康にもよいのでおすすめです。
カボチャや人参・サツマイモなどを薄くスライスしてオーブンで焼くだけのお手軽レシピや、バナナやスイカを細かくカットして与えるのもよいですね。
【参考:食物繊維たっぷり!さつまいも入り手作り犬おやつレシピ5選】
犬が肥満になるかも…カロリー高めのおやつ
人間の食べ物はもちろんのこと、市販のおやつやジャーキーなどもカロリーが高めです。特に人間の食べ物はカロリーが高いばかりでなく、濃い味付けに犬が病みつきになって、カリカリを食べなくなる恐れがあるので与えるのはやめましょう。
ジャーキーを与える場合は、無添加で安心できる手作りジャーキーがおすすめです。手軽に作れて犬も大喜びです。
【参考:犬の大好物おやつ!無添加・手作りジャーキーのレシピ5選】
犬のおやつの回数
おやつの量とカロリーの関係が理解できたら、次に気になるのが回数です。犬はおやつをもらっら基本的には量よりも、もらったことに喜びを感じる動物です。1回で大量のおやつを与えるよりは、数回に分けて少しづつ与えるとよいでしょう。
1回に与えるおやつの大きさの目安は小指の爪くらいの大きさで十分です。しつけやトレーニングのためのおやつなら、もっと小さくてもよいと思います。
おやつを細かくちぎって数回に分けて与えることで、ワンちゃんはその回数だけ喜びを感じることができますし、カロリーも抑えられるので一石二鳥です。
犬におやつを食べさせる適切な方法
ワンちゃんにおやつを与える際には、そのタイミングだけでなく、与え方にも注意が必要です。
ここからは、ワンちゃんにおやつを食べさせる適切な方法について解説します。
おやつの選択
前提として、ワンちゃんが食べるのに適したすべてのおやつが、全ワンちゃん種に適しているわけではありません。
おやつを選ぶときは、ワンちゃんの年齢、体重、健康状態、食物アレルギーや特殊な栄養要件を考慮しながらおやつを選んであげましょう。
また、パッケージの裏面に記入されている食物の成分表と栄養成分を確認し、余計な添加物や保存料が含まれていないかの確認も忘れずに行いましょう。
与える時間を決めておく
冒頭でも述べたように、おやつを与える適切な時間を決めることも重要です。
食事の時間を中断したり、ワンちゃんがあまりにも頻繁におやつを期待するようにならないように、与える時間を明確に定めることが役立ちます。
トレーニングとの結びつき
おやつはワンちゃんの訓練にも大いに役立ちます。
ワンちゃんが新しい命令を学び、それを正しく実行できたときにおやつを与えると、「同じことができたらおやつが貰える」と、ワンちゃんは学習します。
ただし、訓練中に与えるおやつは小さなものにし、ワンちゃんが短時間で飲み込むことができるものを選びましょう。
食べ方次第で命にかかわるものは避ける
生骨や硬いおやつなどは、ワンちゃんが噛んだり飲み込んだりするときに誤嚥や窒息を引き起こす可能性があります。
おやつを与える際は、ワンちゃんの安全を確保することが最優先です。
また、ワンちゃんがおやつを飲み込むのが速すぎる場合や、噛むことなく全体を飲み込む場合は、そのおやつの与え方を再考する必要があります。
おやつの保管場所
おやつは、ワンちゃんが届かない、乾燥した、暗い場所に保管する必要があります。
これは、おやつが新鮮で美味しい状態を保つため、そしてワンちゃんが不適切なタイミングでおやつを手に入れるのを防ぐためです。
おやつの代替品
おやつは必ずしも市販のものである必要はありません。
野菜のスティックや新鮮なフルーツなど、獣医師が承認した健康的な食品は、優れたおやつの代替品となります。
ただし、すべての人間の食物がワンちゃんに安全であるわけではないので、新しい食物を試す前には必ず獣医師の確認を取りましょう。
犬におやつを食べさせるときは適量を守ること
以上今回は、1日に与えるベストな犬おやつの量を紹介しました。
【犬におやつを与える時のポイント】
・1日のカロリー摂取量を守る
・自然派食材が低カロリーでおすすめ
・小さくちぎって回数を分ける
尻尾をフリフリして可愛い顔でおやつをねだられると、ついついおやつをあげたくなってしまいますが・・・ワンちゃんの健康を考えるなら、飼い主さんがしっかりと管理してあげることが大切です。参考にしてみてください。
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