愛犬に軟骨を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
軟骨がドッグフードの原料として用いられることはあまりありません。ただ、軟骨は私たち人間も食べることがあると思うので、犬に与えても大丈夫なのかどうか、気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬に軟骨を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
軟骨の効果効能
軟骨に限らず、犬が骨を食べると骨に含まれている食物酵素によって歯石や歯垢が分解されます。これにより、歯磨きがいらないきれいな歯になります。
また、カルシウムが多く含まれているため、丈夫な骨や歯をつくるのにも役立ちます。
軟骨の栄養成分
軟骨に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 85g |
脂質 | 0.4g |
たんぱく質 | 12.5g |
カルシウム | 47㎎ |
リン | 78㎎ |
ナトリウム | 390㎎ |
マグネシウム | 15㎎ |
コレステロール | 29㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。 85%のリンは体内でカルシウムやマグネシウムと一緒に骨や歯を作る成分になっています。また、15%は筋肉や脳や神経などに存在し、エネルギーを作り出すのに役立ちます。 ただ、リンはとりすぎてしまうとカルシウムを奪ってしまい、骨が弱くなってしまいます。また、腎臓の負担にもなります。 ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。 マグネシウムは体内で骨や歯をつくるために使われています。そして、マグネシウムは体内で不足すると骨から遊離して神経の興奮を抑えたり、エネルギを作ったり、血圧を維持したりするのに利用されます。 犬の胃酸は強力で、軟骨を食べても比較的短時間で消化することができます。しかし、それにも限度があり、犬も軟骨を一度に食べすぎると消化が追い付かなくなり、嘔吐したり、白い便を出したりする可能性もあります。 犬は与えられた食べ物を丸呑みにする傾向があります。そして、軟骨をよく噛まないまま飲み込んでしまうと、のどや胃や腸などで詰まってしまう可能性もあります。 そのため、軟骨を犬に与えるときには細かくしてから与えるべきでしょう。 現在ではあまり心配ないかもしれませんが、牛の軟骨には狂牛病の原因菌が含まれている可能性があります。 どうしても心配な人は、牛の軟骨を与えないほうがいいでしょう。 いままで犬用のフードしか与えてこなかった犬にいきなり多くの軟骨を与えてしまうと体がびっくりして下痢の原因になってしまうかもしれません。 そのため、軟骨を犬に与え始めたいと考えている場合、最初は少量を与えるべきでしょう。➀たんぱく質
➁カルシウム
➂リン
➃ナトリウム
➄マグネシウム
軟骨の注意点
与えすぎに注意!
丸呑みに注意!
牛の軟骨に注意!
軟骨の与え方
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