犬に「きゅうり」を与えるときの全知識|アレルギーや下痢に注意

ドッグフードの原材料/成分

愛犬にきゅうりを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにきゅうりが使われていることはまずないと思いますが、人間にとってはとても身近な食材ですよね。なので、犬にもきゅうりを与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にきゅうりを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

きゅうりの効果効能

キュウリは95%が水分として構成されています。そのため、水分補給として適しています。また、きゅうりは一本14kcalでとても低カロリーです。その上、きゅうりに含まれているホスホリパーゼには脂肪を燃やす効果があります。そのため、ダイエット食としてもおすすめです。

また、きゅうりにはビタミンKが含まれているので、骨を丈夫にする助けになります。

きゅうりの栄養成分


きゅうりに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 95.4g
ビタミンC 14㎎
βカロテン 330μg
ビタミンK 34μg
カリウム 200㎎
0.11㎎
モリブデン 4μg
カルシウム 26μg
マグネシウム 15μg

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

きゅうりの約95%は水分で構成されています。そのため、きゅうりは犬の水分補給としても適しています。

➁ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➂βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➃ビタミンK

ビタミンKは出血したときに血が固まって止血するのを助け、骨の形成も助けます。

➄カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➅ホスホリパーゼ

ホスホリパーゼには脂肪を分解する働きがあります。

きゅうりの注意点

アレルギーに注意!

きゅうりは比較的アレルギーが出やすい食材です。そのため、きゅうりの場合もアレルギーには注意する必要があります。きゅうりはウリ科なので、ウリ科アレルギーになる可能性があります。

きゅうりをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、ウリ科アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

きゅうりの95%は水分で構成されています。そのため、犬にきゅうりを与えすぎてしまうと下痢や嘔吐などの原因になってしまう可能性があります。

また、きゅうりに多く含まれているカリウムには利尿作用があります。そのため、きゅうりを食べすぎてしまうと、頻尿になったり、おもらしをしてしまったりするかもしれません。

味付きのきゅうりに注意!

人はきゅうりを食べるときにみそやマヨネーズやドレッシングや塩などを付けることが多いと思います。しかし、これらの味がついたきゅうりは犬に与えるのに適していません。犬には味のついていないきゅうりを与えるようにしましょう。

これらの調味料は犬に与えるには糖分や塩分が濃すぎる上、犬へ絶対に与えてはいけない香辛料やネギ類などが含まれている場合もあるからです。

吐く場合も

これはきゅうりに限った話ではありませんが、犬は初めて食べたものをいったん吐き出してしまうことがあります。そして、吐き出した後でもう一度食べることもありますが、食べないこともあります。

もし吐いた後で犬が食べなかったら、きゅうりを与えるのはやめたほうがいいでしょう。きゅうりは犬にとって必須の食べ物ではないからです。

トゲに注意!

きゅうりの表面にはトゲがついてますよね。犬にきゅうりを与える場合、トゲはあらかじめ取り除いてあげましょう。

加工品に注意!

きゅうりの加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

きゅうりの漬物

きゅうりの漬物には浅漬け、ぬか漬け、ピクルスなどさまざまなものがありますが、いずれの場合でも犬に与えるべきではありません。

漬物には香辛料が使われていることが多く、塩分も多く含まれているからです。香辛料は犬へ絶対に与えてはいけないものとして有名ですし、塩分の過剰摂取も犬に悪い影響を及ぼします。

そして、表面の漬け液を洗い落したとしても、犬に与えるのはやめましょう。漬物は成分が内部まで浸透しているからです。

かっぱ巻き

焼きのり、ごはん、きゅうりだけで作られていて、調味料が含まれていないかっぱ巻きなら、犬に与えても問題ありません。

ただ、のりが犬の口に張り付いてしまうかもしれないので、小さく切ってあげるほうがいいでしょう。

しかし、人間用に作られたかっぱ巻きは犬に与えないほうがいいでしょう。目に見えない調味料が加えられている可能性があるからです。

きゅうりの与え方


きゅうりはそのまま与えると、のどや腸などに詰まってしまう可能性があります。きゅうりの95%が水分ですが、意外とかたい食べ物ですよね。

なので、きゅうりは小さく切ってから与えるのがおすすめです。特にかむ力が弱くなっている老犬の場合、そのまま飲み込んでもつまらないような大きさにしましょう。

フードプロセッサーなどでくだいてあげるのもおすすめです。フードプロセッサーでくだいてあげると、きゅうりに含まれる消化酵素の力も有効活用することができます。

 

ちなみに、人間はきゅうりを皮ごと食べることが多いですが、犬に与えるときには皮を取り除いてあげたほうがいいでしょう。きゅうりの皮は食物繊維がかたく、消化に悪いからです。

そして、きゅうりは生で与えるのが一番おすすめですが、加熱してもいいでしょう。加熱するとやわらかくなって、消化に優しくなります。

ちなみに、与える量の目安は小型犬なら2㎝~3㎝くらいです。大型犬でも1本以上は与えないようにしましょう。

ドッグフードの達人
きゅうりは水分補給やダイエットに適しています。
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