愛犬にほうれん草を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ほうれん草がドッグフードに配合されることはまれですが、身近な食材なので愛犬に与えてみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。また、愛犬がほうれん草を食べてしまい、体に悪くないかどうか心配になっている人もいると思います。
そこで、この記事では「犬にほうれん草を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
シュウ酸と与えすぎにだけ注意
ほうれん草にはビタミンや鉄分などが豊富に含まれています。
そのため、ビタミンEによる抗酸化作用、ビタミンCによる免疫力の強化などが期待できます。
ただ、ほうれん草に多く含まれるシュウ酸は尿路結石の原因になる可能性があります。また、与えすぎると頻尿になったり、おなかを壊してしまったりする場合があります。よって、この2点にだけは注意が必要でしょう。
ほうれん草の栄養成分
ほうれん草に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 91.5g |
食物繊維 | 3.6g |
カロテン | 5400μg |
ビタミンE | 2.7㎎ |
ビタミンK | 320μg |
ビタミンC | 30㎎ |
カリウム | 490㎎ |
カルシウム | 69㎎ |
鉄 | 0.9㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、生活習慣病や老化を防いでくれます。 コラーゲンの合成を助け、肌を健康に保つ働きがあります。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。 カリウムは体内で水分の調整を行っています。高血圧を予防したり、筋肉の活動を正常にしたりする効果が期待されています。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すために必要です。 ほうれん草にはビタミンや鉄分などが豊富に含まれています。 そのため、ビタミンEによる抗酸化作用、ビタミンCによる免疫力の強化などが期待できます。 ただ、ほうれん草のビタミンCは加熱するとほとんど壊れてしまいます。 ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれています。そして、シュウ酸は尿路結石の原因になることがあります。ただ、シュウ酸の摂取量は簡単に減らすことができます。 シュウ酸は水に溶けやすいため、ゆでてアクを抜き、水にさらしてから与えると、シュウ酸の摂取量を大幅に減らすことができるのです。 ちなみに、シュウ酸による尿路結石はシーズー、ミニチュアシュナウザー、ダルメシアンなどの犬種に多いので、これらの犬を飼っている人は特に注意が必要です。 ただ、シュウ酸による結石と犬の食事との関係は薄いと言われているので、過度な心配は必要ないのかもしれません。 ほうれん草は犬にとっていい効果がある野菜ですが、与えすぎには注意が必要です。 与えすぎるとカリウムの作用により、おしっこが近くなったり、おもらしをしてしまうことがあったりするかもしれません。 また、食物繊維の取りすぎにより便がゆるくなったり、下痢や嘔吐をしたりする場合もあります。 世の中にあるあらゆるものはアレルゲンになることがありますが、ほうれん草も例外ではありません。 もし愛犬がほうれん草を食べた後、アレルギーが疑われる症状を出したら、ほうれん草アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。 ほうれん草を生のまま与えるのは消化によくありませんし、シュウ酸も多く含まれたままです。 そのため、ゆでてアクを抜いた後、細かく刻んだりすりつぶしたりして、消化しやすいようにして与えるのがおすすめ➀ビタミンE
➁ビタミンC
➂カリウム
➃鉄
ほうれん草の効果効能
ほうれん草の注意点
シュウ酸に注意
与えすぎに注意
アレルギーに注意!
ほうれん草の与え方
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