犬に「モロヘイヤ」を与えるときの全知識|生でも食べれる?

ドッグフードの原材料/成分

愛犬にモロヘイヤを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
 
ドッグフードにモロヘイヤが含まれていることはまれですが、モロヘイヤは1980年代の健康食品ブームで話題になりました。なので、愛犬にもモロヘイヤを与えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にモロヘイヤを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

そもそもモロヘイヤって何?

モロヘイヤは「シマツナソ」と呼ばれるアオイ科の一年草です。これを食用とするときにはエジプト方言である「モロヘイヤ」という名前で呼びます。

そして、モロヘイヤは190年代の健康食品ブームで名が知られるようになりました。「野菜の王様」と呼ばれるほど栄養価が高いことが知られています。

そして、葉っぱを刻むと粘りが出るという特徴を持っています。

モロヘイヤの効果効能

犬がモロヘイヤを食べると、ネバネバ成分とマンナンが糖の吸収を穏やかにしてくれるため、糖尿病にかかりにくくなります。また、胃腸の粘膜も守ってくれるため、消化器系のトラブルにもなりにくくなります。

また、モロヘイヤには他にもダイエット効果、血流を良くする効果、皮ふの健康を維持する効果、コレステロール値を下げる効果、高血圧を予防する効果などもあります。

モロヘイヤの栄養成分


モロヘイヤに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 86.1g
炭水化物 6.3g
食物繊維 5.9g
βカロテン 10㎎
ビタミンB1 0.18㎎
ビタミンB2 0.42㎎
ビタミンE 6.5㎎
ビタミンK 640μg
カリウム 530㎎
カルシウム 260㎎
鉄分 1㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

モロヘイヤの86%は水分で構成されています。そのため、モロヘイヤは犬の水分補給としても適しています。

➁食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➂βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➃ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➄ビタミンB2

ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。

➅ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➆ビタミンK

ビタミンKは出血したときに血が固まって止血するのを助け、骨の形成も助けます。

➇カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➈カルシウム

カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。

➉鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

⑪ムチン

ムチンはモロヘイヤのネバネバ成分です。たんぱく質を分解して吸収しやすくしてくれる上、粘膜も強化してくれます。

また、呼吸器系の機能を改善し、胃腸を整え、目のうるおいを守り、肝機能や腎機能や免疫力を上げてくれる効果も期待できます。

モロヘイヤの注意点

与えすぎに注意!

モロヘイヤには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、モロヘイヤを与えすぎると消化不良の原因になってしまい、下痢や嘔吐などが引き起こされてしまう可能性があります。

シュウ酸に注意!

モロヘイヤにはシュウ酸が含まれており、これがシュウ酸カルシウム結石の原因になってしまう場合があります。

ただ、シュウ酸は水に溶けやすいため、水洗いをしたり、ゆでてゆで水を捨てたりすることで、簡単にシュウ酸の摂取量を減らすことができます。

また、犬の食事とシュウ酸カルシウム結石との関係は薄いと言われているので、そこまで心配しすぎる必要はないのかもしれません。

実と種に注意!

モロヘイヤの実や種にはステロイド系の毒であるストロファンチジンが含まれています。犬がストロファンチジンの中毒になってしまうと、めまいや嘔吐などの症状が出てしまい、最悪の場合には命を落としてしまう可能性もあります。

ただ、葉っぱにはストロファンチジンは含まれていません。そのため、スーパーに売られているモロヘイヤを買った場合には、この毒について考える必要はありません。

しかし、家庭菜園でモロヘイヤを育てている人は、犬がモロヘイヤの実や種を食べないように注意が必要です。

日持ちしないので注意!

モロヘイヤはあまり日持ちしない野菜です。

そのため、できるだけ新鮮なものを購入し、2日以内に調理するようにしましょう。

モロヘイヤの与え方


モロヘイヤはアクの強い野菜です。そのため、調理前にさっとゆでて水にさらすようにしましょう。そうすればアクのもとであるシュウ酸の多くを取り除くことができます。

そして、ネバネバ成分などは熱に弱いため、これらの栄養が壊れたり、水中に流れ出したりするのを防ぐため、加熱は短時間ですませるようにしましょう。モロヘイヤをゆでたスープごと与えてあげれば、溶け出してしまった栄養素も無駄なく摂取させることができます。

そして、加熱した後は細かく切って与えましょう。そうすれば消化に良くなります。また、フードプロセッサーなどでくだいてペースト状にすると、さらに消化に良くなるのでおすすめです。

ドッグフードの達人
モロヘイヤは糖尿病予防や消化器系のトラブル予防などに有効です。
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