犬に「春菊」を与えるときの全知識|栄養成分や効果効能など

ドッグフードの原材料と成分

愛犬に春菊を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えは条件付きのイエスです。
 
ドッグフードに春菊が使われていることはないでしょう。しかし、春菊は人間の食事に登場することはあると思います。そして、春菊を犬に与えてもいいかどうかについては議論があります。

なので、春菊を犬に与えてもいいのかどうか気になっている人もいると思います。

そこで、この記事では「犬に春菊を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

春菊は有毒?

インターネットで検索すると、春菊は有毒なので与えるべきではないと言っている人もいますし、少量なら与えても大丈夫だという人もいます。

そして、春菊が有毒だと考えている人がいるのは、一般的にキク科の植物を犬が食べてしまうと嘔吐や下痢などの消化器症状が引き起こされてしまう可能性があるからです。春菊はキク科の植物なので、同じように危険なのではないかと思われているのです。

しかし、犬が春菊を食べて中毒が引き起こされたという症例はまだ報告されていません。そのため、そこまで心配する必要はないでしょう。

ただ、春菊が犬にとって有害か無害かについては、まだ良くわかっていません。そのため、わざわざリスクのある春菊を与えたくないと考えている人も多いようです。

春菊の効果効能


春菊には高い抗酸化作用が期待できます。そのため、がんや動脈硬化の改善や予防に効果的です。

春菊の栄養成分


春菊に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 91.8g
たんぱく質 2.3g
炭水化物 3.9g
食物繊維 3.2g
ビタミンB2 0.16㎎
葉酸 190μg
ビタミンE 1.7㎎
カリウム 460㎎
カルシウム 120㎎
鉄分 1.7㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

春菊の約92%は水分で構成されています。そのため、春菊は犬の水分補給としても適しています。

➁食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➂葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。

➃ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➄カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➅クロロフィル

クロロフィルは緑色の色素成分です。コレステロール値を下げて血栓を予防する効果があります。

春菊の注意点

アレルギーに注意!

キク科の植物にはアレルゲン物質であるセスキテルペンラクトンが含まれています。そして、セスキテルペンラクトンは接触性皮膚炎の原因物質の一つです。

もしアレルギーを持っている犬がセスキテルペンラクトンに触れてしまうと皮ふ炎の原因になってしまいます。

ただ、春菊の摂取によって重篤なアレルギー症状が起きたという報告はいまのところありません。そのため、過度な心配は必要ないでしょう。

与えすぎに注意!

春菊には食物繊維が豊富に含まれています。そのため、春菊を与えすぎると消化不良の原因になってしまい、下痢や嘔吐などが引き起こされてしまう可能性があります。

春菊の与え方


春菊は人も加熱して食べることが多いと思いますが、犬に春菊を与えるときにも加熱するようにしましょう。犬は比較的植物を消化するのが苦手ですが、加熱してあげることで消化に良くなります。

ちなみに、加熱する方法としてはゆでるのがおすすめです。この時、ほかに調味料は加えずに水だけでゆでるようにしましょう。また、手作りフードを作るときに、他の食材と一緒に炒めてあげるのもいいでしょう。

そして、フードプロセッサーなどでペースト状にしてあげるのもおすすめです。ペースト状にすればさらに消化に良くすることができます。

 

ちなみに、春菊を与える量は一概には言えませんが、少量がおすすめです。特にはじめて与えるときにはごく少量にしましょう。アレルギーの可能性もありますし、春菊が体質に合ってない可能性もあるからです。

そして、犬は苦味のある食べ物を避ける傾向にあります。そのため、春菊を与えても犬は食べてくれないかもしれません。その場合には無理に与えないようにしましょう。

ドッグフードの達人
春菊を食べていいのかについては分からないというのが現状です。しかし、これは春菊を食べて重篤な症状が出た例はほとんどないということでもあります。

大量に与えるのは問題ですが、少量なら与えても問題ないのではないでしょうか。

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