愛犬にクレソンを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
クレソンがドッグフードの原料として用いられることはまれですが、クレソンは栄養素が豊富なことで話題です。なので、愛犬に与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にクレソンを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
そもそもクレソンって何?
クレソンはオランダが原産の水生植物です。和名はオランダガラシと言います。
クレソンは重要な栄養素を幅広く大量に含んでおり、スーパーフードとして知られています。
クレソンの効果効能
クレソンにはシニグリンという成分が含まれています。この成分の働きにより、食欲増進効果や殺菌作用などが期待できます。
また、クレソンには抗菌効果や抗酸化作用もあります。
クレソンの栄養成分
クレソンに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 94.1g |
たんぱく質 | 2.1g |
炭水化物 | 2.5g |
βカロテン | 2700μg |
カリウム | 330㎎ |
カルシウム | 110㎎ |
鉄分 | 1.1㎎ |
ビタミンC | 26㎎ |
ビタミンE | 1.6㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。 カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。 カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。 コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。 ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。 シニグリンはクレソンのピリッとした辛みの正体です。食欲増進効果や殺菌作用などがあります。 クレソンはピリッと辛く刺激の強い野菜です。そのため、与えすぎてしまうと犬がおなかを壊してしまうかもしれません。 また、同じものを多く摂取してしまうと栄養も偏ってしまいます。 クレソンはキャベツと同じアブラナ科の植物です。そのため、キャベツと同じようにヨウ素の吸収を阻害するゴイトロゲンが含まれています。 そして、甲状腺疾患を持っている犬がゴイトロゲンを多く摂取すると甲状腺腫瘍を誘発する可能性があります。 クレソンは生で与えて大丈夫です。➀βカロテン
➁カリウム
➂カルシウム
➃鉄分
➄ビタミンC
➅ビタミンE
➆シニグリン
クレソンの注意点
与えすぎに注意!
甲状腺疾患の犬には不適
クレソンの与え方
ただ、生のクレソンは消化には良くないので細かくカットして与えるのがおすすめです。
また、生のクレソンを犬が嫌がる場合には、ゆでて与えるのも問題ありません。
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