ドッグフードの原材料と成分

犬に「ひよこ豆(ガルバンゾー豆)」を与えるときの全知識|生に注意!

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愛犬にひよこ豆を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにひよこ豆が含まれていることはまれですが、ひよこ豆は私たちの食卓には上がることがあるのではないでしょうか。なので、愛犬にもひよこ豆を与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にひよこ豆を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

ひよこ豆の効果効能

ひよこ豆は犬にとって比較的消化しやすい植物性たんぱく質源です。そして、肝臓をサポートする効果があります。また、食物繊維が豊富に含まれているので、便秘対策にも有効です。

そして、ミネラルも豊富に含まれているため、貧血予防になるほか、精神を安定させる効果もあります。

また、ひよこ豆はがん予防に効果があると言われています。食物繊維がたくさん含まれているので、特に結腸がんに効果があります。

ひよこ豆の栄養成分


ひよこ豆に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
たんぱく質20g
炭水化物61.5g
脂質5.2g
食物繊維16.3g
葉酸350μg
ビタミンB10.37㎎
ビタミンB60.64㎎
鉄分2.6㎎
亜鉛3.2㎎
マグネシウム140㎎
0.84㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。

➄ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➅ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーに変換したり、筋肉や血液などを作ったりするときに働いています。なので、たんぱく質を多くとるほどたくさんのビタミンB6が必要になり、皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。

➆鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

➇亜鉛

亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。

そして、亜鉛には体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割があります。具体的には味覚を正確に保ったり、免疫力を向上させたり、新陳代謝を活性化させたり、毛並みや肌の健康を保ったり、抗酸化作用を活性化したりします。

ひよこ豆の注意点

与えすぎに注意!

ひよこ豆には食物繊維が豊富に含まれています。そのため、ひよこ豆を犬に与えすぎてしまうと下痢などの原因になってしまいます。

生のひよこ豆に注意!

犬に生のひよこ豆を与えてはいけません。おなかを壊してしまいます。

生のひよこ豆にはトリプシン・インヒビターという膵臓から分泌される消化酵素の働きを阻害する成分が含まれているからです。

トリプシン・インヒビターは加熱、発酵、熟成のどれかをすることで効果を失います。なので、犬にひよこ豆を与えるときは必ず加熱するようにしましょう。

また、飼い主が与えようとしなくても、犬が誤って食べてしまう場合もあります。ひよこ豆は犬が届かない場所に置いておくべきでしょう。

アレルギーに注意!

世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、ひよこ豆の場合もアレルギーには注意する必要があります。

ひよこ豆をはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、ひよこ豆アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

ひよこ豆の与え方

売られているひよこ豆には乾燥タイプと水煮タイプがありますが、必ず乾燥タイプを選ぶようにしましょう。水煮タイプには砂糖が多く含まれており、犬へ与えるのには適していません。肥満や歯周病や糖尿病の原因になってしまう可能性があります。

乾燥タイプは8時間ほど水につけておくことで戻すことができます。

そして、ひよこ豆が戻ったらそのままゆでて、すりつぶして与えるといいでしょう。

きなこ
きなこ
ひよこ豆は犬にとって比較的消化しやすい植物性たんぱく質源ですが、生には注意が必要です。
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