犬に「キウイ」を与えるときの全知識|食べられる?アレルギーは?

ドッグフードの原材料/成分

愛犬にキウイを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

キウイがドッグフードに含まれていることはまずないと思います。ただ、キウイはとても身近な食材なので、人間は食べることがあるでしょう。なので、キウイを犬に与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にキウイを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

キウイの効果効能

キウイには食物繊維が含まれているので、便秘を予防したり、改善したりする効果があります。また、水分も多く含まれているので、夏場の水分補給として適しています。

そして、キウイにはアクチニジンというたんぱく質分解酵素が含まれているため、消化吸収を助ける効果もあります。ただ、消化酵素は胃酸に弱いため、胃酸の量が少なくなる食中や食後に食べるとより効果的です。

また、ビタミンCやビタミンEの働きにより、抗酸化作用も期待できます。つまり、犬の体を若々しく保つのに役立つのです。

キウイの品種について

キウイは果肉が緑になっているグリーンキウイが一般的ですが、それ以外にも種類があります。グリーンキウイのほかにも果肉が黄色のゴールデンキウイは有名なのではないでしょうか。

また、芯の周りの果肉が赤みを帯びているものや、長さが3㎝ほどしかないベビーキウイなどもあります。

ちなみに、グリーンキウイとゴールデンキウイを比較すると、グリーンキウイにはβカロテンが多めで、ゴールデンキウイにはビタミンCが豊富であるという特徴があります。

キウイの栄養成分


キウイ(緑肉種)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 84.7g
炭水化物 13.5g
食物繊維 2.5g
ビタミンC 69㎎
ビタミンE 1.3㎎
葉酸 36μg
カリウム 290㎎
鉄分 0.3㎎
0.11㎎
カルシウム 33㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

キウイの約85%は水分で構成されています。そのため、キウイは犬の水分補給としても適しています。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➄ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➅カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➆鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

➇ポリフェノール

ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味や色素のもとです。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っており、犬の体を健康に保つのに役立ってくれます。

キウイの注意点

アレルギーに注意!

キウイは比較的アレルゲンになりやすい食材です。そのため、キウイのアレルギーには注意する必要があります。

キウイをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、口や目の周りをかゆがる、嘔吐するなどの症状が出た場合には、キウイアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

ちなみに、カバノキやニンジンにアレルギーを持っている犬はキウイでもアレルギーになりやすいので注意が必要です。

与えすぎに注意!

キウイには水分と食物繊維が多く含まれています。そのため、与えすぎると下痢や便秘などの原因になってしまう可能性があります。

また、糖分の一種である果糖も多く含まれているため、与えすぎると肥満や歯周病や糖尿病の原因になってしまう場合があります。

皮に注意!

キウイの皮は消化に悪く、農薬が残留している可能性もあるので、犬に与えるべきではありません。

また、皮は誤飲すると嘔吐や下痢の原因になってしまう場合があります。皮を誤飲されないように、キウイは犬が届かない場所に置いておくようにしましょう。

種に注意!

キウイの種は消化しにくいので取り除いてあげるのが無難です。ただ、食べたからといってそのまま出てきてしまう上、種は小さいので詰まってしまうこともありません。

種を取るのが面倒なら、種をとらないで与えても問題ないでしょう。

加工品に注意!

キウイの加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

キウイのドライフルーツ

キウイのドライフルーツには砂糖がコーティングされている場合がありますが、その場合には犬に与えるべきではありません。糖分のとりすぎになってしまいます。

また、これはドライフルーツ全般に言えることですが、ドライフルーツは水分が抜けている分、成分が濃縮されていて、すぐにカロリーの取りすぎになってしまいます。

また、大量に摂取すると胃の中で膨らんで吐き気などの原因になってしまう可能性があります。

キウイのドライフルーツはどうしても与えたかったら、砂糖が含まれていないものを少量だけにしましょう。

キウイのヨーグルト

市販のヨーグルトには糖分が多く含まれている場合が多いので、犬に与えるのには適していません。

そのため、無糖のヨーグルトにキウイをトッピングして与えるようにしましょう。

キウイの与え方


キウイは犬が大きなサイズのものを食べると咀嚼せずに飲み込んでしまいます。そうすると消化に悪く、のどや消化管に詰まってしまうかもしれません。

そのため、薄くスライスしたり、細かく切ってあげてから与えるようにしましょう。初めて与えるときにはごく少量にしましょう。

そして、生で与えるのが基本ですが、キウイは加熱してあげるとアレルギーが出にくくなり、消化にも良くなります。ただ、ビタミンCなどの栄養素は壊れてしまいます。

ちなみに、適量は大型犬なら薄く切った一切れ、小型犬ならその1/3ほどです。

ドッグフードの達人
キウイは便秘予防や水分補給などに効果的です。
スポンサードリンク