犬に砂糖は良くない!その理由・対処法などを徹底解説

ドッグフードの原材料と成分

愛犬に砂糖を与えるのはおすすめできません。

砂糖はとても便利なものなので、さまざまな料理に使われていますし、甘くておいしいですよね。しかし、砂糖は犬にあまり与えるべきではないものとして知られています。

そこで、この記事では「犬に砂糖をおすすめできない理由」について解説していきたいと思います。

肥満や糖尿病の原因になるかも

犬にとって糖分は必要なものですが、過剰になることのほうが多いです。

そのため、砂糖が多く含まれているものは犬に与えないほうがいいでしょう。

もし犬が砂糖を過剰に摂取してしまうと肥満や糖尿病などの原因になってしまうかもしれません。

糖質は重要なエネルギー源

糖質(炭水化物)はたんぱく質や炭水化物と一緒に、生きていくために重要でかつ必要は三大栄養素のひとつです。

ちなみに、炭水化物は糖質と食物繊維の総称です。そして、糖分は砂糖から摂取する場合もありますが、ごはん、パン、イモ類、果物などに豊富に含まれています。

 

そんな糖質ですが、体内に入ってくると小腸で吸収され、血液に乗って全身をめぐり、脳や筋肉のエネルギー源になります。ちなみに、糖質は脳の唯一のエネルギー源になります。そして、たんぱく質や脂質よりも素早くエネルギー源になるという特徴があります。

ちなみに、エネルギー源として使いきれなかった糖質は筋肉内にグリコーゲンとして備蓄され、エネルギーが足りなくなったときにすぐ使用できるように待機します。

そして、グリコーゲンとして備蓄できる量を超えて余ってしまった糖分は中性脂肪として体内に蓄えられます。

犬に砂糖を与えるのはなぜ良くない?


上記のように、犬にとっても糖分は必要ですが、犬にあえて砂糖を与えるのはやめたほうがいいでしょう。糖分は多くの食品に含まれているため不足になることは少なく、過剰になることのほうが多いからです。

そして、過剰な糖分を摂取してしまうと犬の中性脂肪が増加し、肥満の原因になってしまうかもしれません。犬が肥満になってしまうとさまざまな健康被害の原因になってしまいます。

犬を甘やかして太らせてしまうと犬が体調を崩してしまってさまざまな治療が必要になったり、ダイエットをさせるためにいらぬストレスを与えてしまう原因になったりしてしまいます。

例えば、肥満は生活習慣病の大きな原因の一つですが、糖尿病はそのひとつです。犬が糖尿病になってしまったらインスリンを注射したり、食事制限を行ったりして治療していく必要があります。

 

ただ、犬が砂糖を摂取し続けてしまったとしても、虫歯になることは少ないでしょう。なぜなら、犬と人間では唾液の成分が違い、犬は口の中で砂糖を分解することができないため、口内で虫歯の原因になる酸が発生することはないからです。

砂糖の適量

結論から言うと、砂糖の適量は定められていません。これは人間でも犬でも同じです。

まず、アメリカでペットフードの栄養基準を公表しているAAFCO(全米飼料検査官委員会)は犬の糖分の摂取量の基準を公開していません。

また、人間についてはWHO(世界保健機関)が糖分は1日の摂取量の5%以下に抑えるべきであると定めていますが、これはとても厳しい基準で、缶コーヒーを1本飲んだだけで超えてしまいます。

そして、この基準には科学的な根拠がありません。そのため、人間でも犬でも、糖分の摂取量に関してきちんとした基準はないと言えるでしょう。

 

ただ、犬にとって理想的な栄養バランスは存在します。それはたんぱく質と脂質が合わせて50%、糖質は25%、残りの25%はミネラルや繊維質にするべき、というものです。

そのため、糖質は1日に摂取するカロリーの25%程度にするべきですが、糖質はさまざまな食べ物に含まれていますし、もちろんドッグフードにも適切な量が含まれています。

そのため、普通は糖分が不足することはありません。このことから、糖質は普段の食事からとれる分だけで十分であり、特別に補給する必要はないと言えるでしょう。

 

ちなみに、糖分はさまざまな食品に含まれていますが、その中でも砂糖はさまざまな加工食品に含まれています。砂糖が含まれていない加工食品のほうが珍しいくらいです。これは、砂糖が甘さを引き出すためだけに使われるわけではないからです。

砂糖にはさまざまな働きがあります。

 

まず、砂糖には肉やごはんのでんぷんを柔らかくする効果があります。そのため、肉や米が入ってる加工食品には砂糖が入っていることが多いです。

また、砂糖は脂肪と結びついて酸化を防ぐこともできます。そして、砂糖は添加物ではなく安全性が保障されているため、脂肪が多く含まれている食品には含まれていることが多いでしょう。

また、砂糖は高温になると液体になりますが、常温だと個体です。そのため、加工食品を固めるために使うこともできます。例えば、飴などです。

また、浸透圧で素材のうま味を引き出すこともできます。そのため、砂糖は隠し味として使用されることも多いでしょう。

砂糖を食べたときの対処法


人間の味覚と犬の味覚は異なり、犬の味覚は人間より鈍いですが、犬は甘味を敏感に感じ取ることができます。そのため、犬にとっても人間が食べているようなお菓子は魅力的です。

なので、人間がすきを見せてしまうと砂糖を食べられてしまうことがありますし、飼い主も愛犬のおねだりに負けて砂糖が含まれているお菓子を与えてしまうかもしれません。

そして、砂糖にはすぐさま犬の健康を損ない、中毒を引き起こすような成分は含まれていませんが、大量に摂取してしまうと下痢や嘔吐を引き起こしてしまうこともあります。

そのため、犬が下痢や嘔吐をしてしまったら、動物病院へ連絡するようにしましょう。そして、いつ何をどのくらい食べてしまったのか説明できると、獣医師が正確な指示を行うことができるでしょう。

犬が砂糖を食べてしまうケース

飼い主が注意していても、飼い主が目を離したすきに犬が砂糖を食べてしまうことがあります。そのため、この項ではよくあるケースとその対策について解説していきたいと思います。

こぼしてしまった砂糖を食べられてしまった

この場合、こぼしてから犬が食べてしまうまで時間が空いていた場合には対策は簡単です。砂糖をこぼしてしまったら、すぐにふくようにすればいいのです。

しかし、こぼしてしまった次の瞬間には食べられていた、という場合は別の対策が必要です。その対策は主に2つあります。

まず1つ目は、飼い主が料理しているときには犬をケージに入れておくようにするというものです。犬が料理をしている飼い主のそばに来れないようにすれば、誤食が起こることはありませんよね。

また、しつけをしっかりと行うのも大切です。しつけがきちんとされている犬にとっては、食べ物を食べることよりも、飼い主の言うことを聞くほうが大事だからです。

飼い主が席を離れたすきに、砂糖が含まれるものを食べてしまった

このような場合には、少し席を離れるだけのときであっても、犬が届くところに砂糖が含まれているものを置かないという対策が有効です。

また、しつけをしっかり行うのも重要です。

キシリトールに注意!

犬が低血糖状態になってしまったとき、砂糖水を与えるという方法があるようですが、この時に何を使うかには注意したほうがいいでしょう。

犬に糖分を与えたいからといって、人工甘味料のひとつであるキシリトールを含むものを与えるのは絶対にやめましょう。

なぜなら、犬がキシリトールを摂取してしまうとインスリンが急激に放出されてしまい、低血糖状態になってしまうからです。つまり、全くの逆効果になってしまいます。

そして、キシリトールは10㎏の犬に対して1gを摂取させただけでも危険だと言われています。犬にとって特に危険なものなのです。

ドッグフードの達人
犬にとって糖分は必要なものですが、基本的に不足することはなく、過剰になることのほうが多いため、砂糖が多く含まれているものは犬に与えないほうがいいでしょう。

もし犬が砂糖を過剰に摂取してしまうと肥満や糖尿病などの原因になってしまうかもしれません。

スポンサードリンク