犬に「そうめん」を与えるときの全知識|食べても大丈夫です!

ドッグフードの原材料と成分

愛犬にそうめんを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
 
ドッグフードにそうめんが使われていることはないと思いますが、そうめんは私たちにとってとても身近な食材です。夏になったら食べるという人も多いと思います。

なので、愛犬にもそうめんを与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にそうめんを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

そうめんの効果効能

そうめんを摂取すると水分も多く摂取することができるので、そうめんは夏の暑い時期に水分補給をかねて食べるのがおすすめです。

また、そうめんには食物繊維も含まれています。そのため、腸内環境を整えてくれる効果も期待できます

そうめんの栄養成分


そうめんに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 70g
たんぱく質 3.5g
炭水化物 25.8g
食物繊維 0.9g
でんぷん 22.9g
ナトリウム 85㎎
鉄分 0.2㎎
リン 24㎎
マンガン 0.12㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃でんぷん

でんぷんはブドウ糖がたくさんつながったものです。そして、でんぷんは大切な炭水化物源です。体内でブドウ糖にまで分解されたあと、エネルギーとして利用されたり、肝臓に蓄えられたりします。

そして、でんぷんが不足するとエネルギーが足りず、疲れやすいなります。一方、でんぷんを摂取しすぎると肥満につながってしまいます。

➄ナトリウム

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。

➅鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

そうめんの注意点

アレルギーに注意!

そうめんの主原料は小麦です。そして、小麦は犬にとってアレルゲンになりやすい食材です。

嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、小麦アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

また、もともとアレルギーがなくても、同じものを継続的に与えることでアレルギー症状が出てくることもあります。

与えすぎに注意!

そうめんには炭水化物が豊富に含まれています。そのため、そうめんを与えすぎると肥満につながってしまいます。

そして、そうめんには白米の約4倍の食物繊維が含まれています。そのため、そうめんを食べすぎると消化不良などの原因になってしまう可能性もあります。

また、そうめんだけでおなかがいっぱいになってしまい、ふだんのフードを食べてくれなくなるかもしれません。そうなると栄養が偏ってしまいます。

そして、そうめんには塩分も多く含まれています。そのため、与えすぎると塩分のとりすぎにもなってしまい、心臓や腎臓に負担をかけてしまいます。そうなると、さまざまな病気の原因になってしまう可能性があります。

そうめんの塩分に注意!

そうめんのめんつゆには、犬にとっては多すぎる塩分が含まれています。そのため、犬へめんつゆにつけたそうめんを与えるのはやめたほうがいいでしょう。味付けをしたいなら、かつおぶしなどで作った天然のだし汁を少量かけてあげるといいでしょう。

また、そうめんは作るときにも多くの塩分が使われています。そのため、与えすぎには注意が必要です。そうめんを乾麺のまま与えるのは控えましょう。ただ、そうめんのほとんどの塩分はゆで汁に溶けだしてしまうので、そこまで心配する必要はないかもしれません。

薬味に注意!

そうめんを食べるときにはネギなどの薬味を使用する人が多いと思いますが、ネギは犬へ絶対に与えてはいけない食材です。ネギがついたそうめんを犬へ与えるのは絶対にやめましょう。

もしそうめんだけを与えるのが味気ないと感じるなら、焼いたささみをほぐしたものを添えてあげるといいでしょう。

そうめんと塩

意外かもしれませんが、そうめんには多くの塩が含まれています。この項では、どうしてそうめんに塩が使用されるのか見ていきましょう。

そうめんに塩が含まれている理由を明らかにするためには、そうめんの製法を知ることが不可欠です。そのため、まずはそうめんの製法を解説します。

 

そもそも、そうめんは小麦を水でこねて作られてます。しかし、実はそうめんをこねる工程だけなら塩を加える必要はありません。

そうめんに塩が加えられるのは、こねている間にそうめんが柔らかくなりすぎるのを防ぐためです。また、塩を加えると、湯がいたときに塩と水の浸透圧の関係ではやく内部まで火を通すことができます。

そのため、そうめんに含まれている塩分は湯がいているときに90%近くが溶け出してしまいます。

そうめんのおすすめのトッピング

そうめんを主食として与える場合、そうめんだけでは栄養が偏ってしまいます。そのため、トッピングを加えるのがおすすめです。そこで、この項ではそうめんへのおすすめのトッピングについて解説していきたいと思います。

焼いたささみをほぐしたもの

ささみを好きな犬は多くいます。そのため、はじめてのそうめんを警戒して食べてくれない場合でも、ささみと一緒に出すとおいしいものだと感じて、食べてくれるかもしれません。

レタス・キャベツ

そうめんにレタスやキャベツをトッピングすると色どりを加えることができます。ただ、これらの野菜には食物繊維が含まれており、そうめん自体にも食物繊維が含まれているので、トッピングする量は少量にしましょう。

ニンジン・キュウリ

そうめんにニンジンやキュウリをトッピングすると色どりを加えることができます。そして、ニンジンはすりおろし、キュウリは細かく切って与えるといいでしょう。

そうめんの与え方


犬にそうめんを与えるときには、普段よりも柔らかめでゆでるといいでしょう。そうすれば消化に良くすることができます。そして、ゆでる際に塩を入れる必要はありません。塩を入れてしまうと犬にとっては塩のとりすぎになってしまいます。

そして、ゆでた後は水洗いをして塩を落としてから与えるようにしましょう。そうすれば塩分量が犬にとって問題ないレベルになります。

ただ、どうしても塩分の量が気になる場合には、無塩のそうめんを用いるといいでしょう。無塩のそうめんでも塩分が0というわけではないのですが、だいぶ塩分の量を減らすことができます。

 

また、そうめんを与えるときには常温レベルまで冷ましてからにしましょう。熱いまま与えてしまうと犬が舌などにやけどをしてしまいます。

ちなみに、犬に与える際も、冷凍してあったそうめんを用いて問題ありません。

そして、犬は食べ物をむしゃむしゃと食べ、吸うのは苦手です。なので、そうめんを長いまま与えると犬が食べるのに苦労してしまうかもしれません。その場合には、そうめんを細かく切ってからあげるといいでしょう。

 

ちなみに、そうめんはかつおぶしなどでとった出汁に水溶き片栗粉を入れ、そこにゆでて水洗いしたそうめんを入れてスープ風にしてもいいと思います。こうすれば水分補給にも効果的です。

また、夏の暑い時期には夏バテ対策としてそうめんに細かく砕いた氷をそえて与えてあげてもいいでしょう。ただ、冷たいものはおなかを冷やします。そのため、与えすぎには注意が必要です。

 

そして、そうめんはたまになら主食として用いてもいいと思いますが、基本的にはトッピングやおやつとして用いましょう。ひんぱんにそうめんを主食にすると栄養が偏ってしまう可能性が高くなるからです。

ちなみに、おやつやトッピングとして与えるときの適量は5㎏の犬なら30g、10㎏の犬なら40gほどです。そして、1日の摂取カロリーの20%は超えないようにしましょう。これを超えてしまうと肥満になってしまうかもしれません。

また、はじめは少量を与えるようにしましょう。そうめんには小麦アレルギーもありますし、そうめんが犬の体質に合っていない可能性もあるからです。

ドッグフードの達人
そうめんは腸内環境を整えてくれるほか、水分補給としても適しています。
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