愛犬にちくわを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ドッグフードにちくわが含まれていることはまれですが、ちくわは身近な食材ですよね。おでんなどで食べたことがある人も多いと思います。
なので、愛犬にもちくわを食べさせてあげたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にちくわを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
そもそもちくわって何?
そもそもちくわとは、魚肉のすり身を棒に巻き付けて焼いたり蒸したりした加工食品のことです。見た目が竹に似ているので「竹輪」と書いて「ちくわ」と読むようになりました。
そして、古くは平安時代や室町時代の書物にもちくわの記述があります。
ちくわの効果効能
ちくわにはたんぱく質が豊富に含まれています。そのため、ちくわはたんぱく質源として役に立ちます。
また、鉄分も豊富に含まれているため、貧血の予防にも効果もあります。
ちくわの栄養成分
ちくわに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 69.9g |
脂質 | 2g |
たんぱく質 | 12.2g |
炭水化物 | 13.5g |
多価不飽和脂肪酸 | 0.72g |
ビタミンE | 0.4㎎ |
ナトリウム | 830㎎ |
カリウム | 95㎎ |
リン | 110㎎ |
鉄分 | 1㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。 そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。 多価不飽和脂肪酸は主に植物油や魚に多く含まれています。そして、酸化しやすいという特徴を持っています。 ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。 ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。 85%のリンは体内でカルシウムやマグネシウムと一緒に骨や歯を作る成分になっています。また、15%は筋肉や脳や神経などに存在し、エネルギーを作り出すのに役立ちます。 ただ、リンはとりすぎてしまうとカルシウムを奪ってしまい、骨が弱くなってしまいます。また、腎臓の負担にもなります。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。 ちくわは魚が原料の加工食品です。そのため、ちくわの場合も魚アレルギーには注意する必要があります。 ちくわをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。 そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、魚アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。 ちくわには多くの塩分が含まれています。そのため、ちくわを与えすぎてしまうと塩分過多になってしまい、心臓や腎臓に負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまう可能性もあります。 また、ちくわはカロリーも高い食品です。そのため、与えすぎると肥満の原因になってしまいます。 ちくわは加工食品なので、添加物が含まれていることも多くあります。そのため、この項ではちくわに用いられていることが多い添加物について解説していきたいと思います。 加工でんぷんとは、天然由来のでんぷんに化学物質を混ぜて作られたでんぷんです。加工でんぷんは粘り気、固まりやすさ、混ぜやすさを加工するのにちょうど良くするために添加されます。 そして、業者は原材料に「加工でんぷん」と表記すれば使った化学物質を表記しなくても大丈夫なので、どんな化学物質が用いられているのかわかりません。 そのため、加工でんぷんの健康に対する影響はわからないというのが現状です。 ソルビン酸カリウムは保存料として使用されている添加物です。安いドッグフードなどには使われている場合がありますが、発がん性があると言われており、免疫障害や成長不順のリスクもあります。 ただ、ちくわに含まれているソルビン酸カリウムの量は一生食べ続けたとしても健康に問題がないレベルであると言われています。 化学調味料とは食品の味を調えるために添加される、人工的に作られた調味料のことです。➀たんぱく質
➁炭水化物
➂多価不飽和脂肪酸
➃ビタミンE
➄ナトリウム
➅リン
➆鉄分
ちくわの注意点
アレルギーに注意!
与えすぎに注意!
添加物に注意!
加工でんぷん
ソルビン酸カリウム
化学調味料
ちくわの与え方
ちくわはトッピングやおやつとして与えるのがおすすめです。そして、ちくわを与えるなら塩分を減らすためにゆでて塩抜きを行いましょう。
ちなみに、塩抜きをするにはまず、ちくわを細切りや薄切りにして、ちくわの倍の量の水を入れてちくわを投入します。そして、沸騰したら火を止めて1分待ちます。1分たったらちくわをザルにあげて水を通し、ちくわを引き締め、水気を取ります。そしたら塩抜きは完了です。
そして、ちくわは消化しやすいように、細かくカットしてから与えるようにしましょう。
ちなみに、ちくわの中には多少値段は高いですが、無添加のものもあります。ちくわに入っている添加物が気になる場合には、無添加のちくわを選んであげるといいのではないでしょうか。また、犬用のちくわも発売されています。
ただ、どちらにしろ犬にとっては無添加のほうが望ましいでしょう。
また、ハードルは高いですが、塩や添加物が含まれていない手作りのちくわを作ってあげるのもいいでしょう。
そして、与える量は全体のカロリーの20%を超えないようにしましょう。これを超えると与えすぎになってしまいます。
また、はじめは少量を与えるようにしましょう。アレルギーの可能性もありますし、ちくわが犬の体質に合っていない可能性もあるからです。
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