犬に「柿」を与えるときの全知識|種や皮や葉も食べて大丈夫?

ドッグフードの原材料/成分

愛犬に柿を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードに柿が含まれていることはまずないと思いますが、柿は身近な食材なので、人間は食べることがあると思います。なので、愛犬に与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬に柿を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

柿の効果効能

柿には水分が多く含まれており、体を冷やす作用もあるので、夏場の水分補給として効果的です。

また、ビタミンAやビタミンCやビオチンの働きにより、シニア犬のケアや皮ふの健康維持に役立ちます。

そして、柿は食後の血糖値がゆるやかに上昇していく低GI食品なので、ダイエット中の犬のおやつとしても適しています。

柿の栄養成分


柿(甘柿)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 83.1g
炭水化物 15.9g
食物繊維 1.6g
ビタミンA 35μg
ビタミンC 70㎎
βカロテン 160μg
カリウム 170㎎
ビオチン 2μg

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➁食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➂ビタミンA

ビタミンAとはレチノール、レチナール、レチノイン酸の総称です。このうち、ビタミンAの主要な成分であるレチノールには目や皮ふの粘膜を健康に保ったり、細菌などに対する抵抗力を高めたりする働きがあります。また、薄暗いところで視力を保つ働きもあります。

➃ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➄βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➅カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➆タンニン

タンニンはポリフェノールの一種です。抗酸化作用があります。つまり、犬の体を若々しく保つ効果があるのです。また、下痢を改善する効果もあります。

柿の注意点

与えすぎに注意!

柿には糖分の一種である果糖が豊富に含まれているため、食べすぎてしまうと肥満や歯周病や糖尿病の原因になってしまう可能性があります。そして、水分も豊富なので水分のとりすぎにより下痢になってしまうかもしれません。

また、柿には消化しにくい食物繊維が多く含まれているため、食べすぎてしまうと便秘や下痢などの原因になってしまう可能性もあります。

皮と種に注意!

まず、柿の皮は犬にとって消化に悪いものであるため、与えるべきではありません。

一方、柿の種は比較的大きく、のどや腸などに詰まってしまう可能性があります。種はあらかじめ取り除いてから与えましょう。小型犬を飼っている場合はとくに注意が必要です。

渋柿に注意!

人は渋柿を食べませんが、犬は平気で食べてしまいます。しかし、下処理や加工をされていない渋柿は生食に適していません。

犬にも渋柿を与えるべきではないでしょう。

葉っぱに注意!

「柿の葉茶」などもあるため、柿の葉っぱは健康に良いイメージがあります。しかし、柿の葉っぱには繊維質が多く、消化に悪いため、犬にはおすすめできません。

ただ、「柿の葉茶」は別です。これについては後で解説します。

未熟な柿に注意!

未熟な柿にはアルカノイドという有毒な物質が多く含まれています。そのため、犬に未熟な柿を与えるべきではありません。

加工品に注意!

柿の加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

干し柿

干し柿は原材料が柿だけであれば、成分的には問題ありません。

ただ、干し柿は水分が抜けている分、食物繊維が凝縮されており、消化に良いものではありません。

そのため、わざわざ与える必要はありませんが、与えても問題はありません。

ただ、干し柿には種やヘタがついている場合もあります。そのような干し柿の場合は種やヘタを取り除いてから与えるようにしましょう。

柿の葉茶

柿の葉茶にはビタミンやタンニンなどが豊富に含まれています。そして、とくに犬にとって有害な成分は含まれていません。

ただ、はじめは少量を与えて様子を見るようにしましょう。そして、人間は高温のお茶を飲みますが、これを犬に与えてしまうとヤケドしてしまう可能性があります。そのため、犬に柿の葉茶を与えるときには常温まで冷ましてからにしましょう。

柿ピー

柿ピーは柿と形が似ているだけで柿の加工品ではありませんが、ここで解説したいと思います。

柿ピーには塩分が多く含まれており、添加物も含まれているため、犬へ与えるのには適していません。場合によっては消化不良を起こしてしまう可能性もあります。

柿の与え方


柿は完熟しているものであれば、生で与えても加熱して与えても問題ありません。薄くスライスして、丸呑みしても問題ないサイズにするのがおすすめです。

そして、与える量の目安は小型犬なら15g程度です。これは、人の1口から2口程度になります。

ドッグフードの達人
柿は夏場の水分補給として有効なほか、皮ふの健康を維持する効果などもあります。
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