愛犬に梨を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
梨がドッグフードに使われることはほぼないと思われますが、身近な食材なので愛犬に与えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬に梨を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
梨の効果効能
梨には疲労回復効果があるほか、プロテアーゼの働きにより、たんぱく質と一緒に摂取するとたんぱく質の消化が良くなります。
また、梨にはシャリシャリした食感のもとである石細胞が多いため、腸が刺激され、便通も良くなります。
梨の栄養成分
梨に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 88g |
単糖 | 8.3g |
ビタミンC | 3㎎ |
カリウム | 140㎎ |
アスパラギン酸 | 140㎎ |
食物繊維 | 0.9g |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] 梨の88%は水分で構成されています。そのため、梨は犬の水分補給としても適しています。 カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。 アスパラギン酸はアミノ酸の一種です。新陳代謝を活発にし、犬の体を疲れにくくしてくれます。また、うまみ成分でもあります。 プロテアーゼにはたんぱく質を分解する効果があります。そのため、たんぱく質と一緒に摂取すると、たんぱく質の消化を助けてくれます。 石細胞は梨のシャリシャリした食感のもとです。梨には多く含まれています。石細胞は消化が難しいため、体内では食物繊維と同じような働きをしています。 具体的には腸を刺激し、便通をよくします。 石細胞は食物繊維と同じように、消化に良くない成分です。そのため、梨を多く食べすぎてしまうと下痢や便秘の原因になってしまう場合があります。 未熟な梨にはアミグダリンという成分が含まれています。アミグダリンは体内で分解されると毒物を発生させ、犬の健康に悪い影響を及ぼします。 ただ、アミグダリンを致死量摂取するためには一度に何百個もの梨を食べる必要があり、現実的ではありません。 そのため、もし愛犬が未熟な梨を食べてしまっても、過度な心配は必要ありません。何らかの症状が出たときにだけ、病院でお医者さんに見せてあげるべきでしょう。 そして、スーパーに売られているような梨はちゃんと熟しています。そのため、スーパーで買った梨にアミグダリンの心配はありません。 皮や芯や種は犬にとって消化しにくい部分です。また、皮には農薬が残留している可能性もあります。そして、種には未熟な梨と同じように、アミグダリンが含まれています。 これらの部分はあらかじめ取り除いたうえで、愛犬に与えるべきでしょう。 梨を愛犬に与えるときには細かくカットするといい➀水分
➁カリウム
➂アスパラギン酸
➃プロテアーゼ
➄石細胞
梨の注意点
与えすぎに注意!
未熟な梨に注意!
皮・種・芯に注意!
梨の与え方
また、梨は冷蔵庫で保管している場合が多いと思いますが、犬に与えるときには常温に戻してからにするべきでしょう。冷たいまま与えてしまうと下痢の原因になってしまう場合があります。
そして、与える量としては20gぐらいが適量でしょう。これは、中ぐらいのサイズの梨なら1/12くらいの大きさになります。多くても1日の食事の10%程度にとどめるべきです。
また、梨を加熱する人はあまりいないかもしれませんが、梨は生で与えたほうがいいです。なぜなら、加熱するとビタミンなどの栄養素が壊れ、栄養分が減少してしまうからです。
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