ドッグフードの原材料と成分

ドッグフードに含まれる灰分とは?種類や効果を徹底解説

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ドッグフードの成分表示を見ると「粗灰分」という欄があると思います。これは何を表しているのかよく知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では「ドッグフードに含まれている灰分」について解説していきたいと思います。

灰分はバランスよく摂取するのが大切

灰分とはミネラルのことです。食品を燃やして灰にすることで有機物や水分を除いて量を測定するので灰分と呼ばれています。

そして、特定のミネラルを多く与えてしまうと他のミネラルの吸収を阻害することがあるので、ミネラルはバランスの良さが大切です。

灰分とは?


灰分とはミネラルのことです。つまり、カルシウム、ナトリウムなどが灰分に含まれています。ミネラルは欠乏するとそれぞれ欠乏症が引き起こされますが、多すぎても過剰症を引き起こします。

そして、ドッグフードの中で灰分が含まれる割合が高くなると原材料の消化率は低くなると言われています。具体的には10%を超えると多めです。5%~10%程度が適量でしょう。

 

ちなみに、食品を燃やして灰にすることで有機物や水分を除いて量を測定するので灰分と呼ばれています。

そして、特定のミネラルを多く与えてしまうと他のミネラルの吸収を阻害することがあるので、ミネラルはバランスの良さが大切です。

その中でも特にカルシウムとリンの比率は大切で、成長期・繁殖期・妊娠期・援乳期などはカルシウムが1に対してリンが1、それ以外の場合はカルシウムが2に対してリンが1、というのが目安です。

灰分の種類と効果

灰分にはさまざまな種類があります。この項ではそれぞれの働きや効果について解説していきたいと思います。

カルシウム

カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。

リン

85%のリンは体内でカルシウムやマグネシウムと一緒に骨や歯を作る成分になっています。また、15%は筋肉や脳や神経などに存在し、エネルギーを作り出すのに役立ちます。

ただ、リンはとりすぎてしまうとカルシウムを奪ってしまい、骨が弱くなってしまいます。また、腎臓の負担にもなります。

カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

ナトリウム

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。

マグネシウム

マグネシウムは体内で骨や歯をつくるために使われています。そして、マグネシウムは体内で不足すると骨から遊離して神経の興奮を抑えたり、エネルギを作ったり、血圧を維持したりするのに利用されます。

亜鉛

亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。

そして、亜鉛には体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割があります。具体的には味覚を正確に保ったり、免疫力を向上させたり、新陳代謝を活性化させたり、毛並みや肌の健康を保ったり、抗酸化作用を活性化したりします。

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

マンガン

マンガンはさまざまな酵素の構成成分になったり、さまざまな酵素を活性化したりします。具体的には糖質や脂質を代謝するために働く酵素や抗酸化作用のある酵素などの構成成分になっています。また、骨の形成にも関与しています。

銅は鉄から血液中にある赤血球が作られるのを助けるミネラルです。赤血球のヘモグロビンは鉄を成分にしていますが、銅にはヘモグロビンをつくるとき、鉄を必要な場所に運ぶ役割を持っているのです。また、酵素の原料にもなり、骨の形成を助ける役割などもになっています。

ヨウ素

からだに取り入れられたヨウ素のほとんどは甲状腺に取り込まれます。そして、甲状腺ホルモンを作る原料になります。そして、甲状腺ホルモンは発達と成長を促進する効果を持っています。

セレン

セレンはオスの場合、精子を作る原料になります。また、血管を拡大して血液をサラサラにする働きもあります。

クロム

クロムはすべての細胞に含まれており、炭水化物や脂質の代謝を助けています。そして、生活習慣病予防に効果があると期待されています。

モリブデン

モリブデンは肝臓、腎臓、皮ふなどに存在します。そして、たんぱく質や鉄などの代謝に関係しています。

きなこ
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灰分はバランスよく摂取するのが大切です。
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