犬に「海藻」を与えるときの全知識|栄養成分や効果効能など

ドッグフードの原材料と成分

愛犬に海藻を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
 
ドッグフードに海藻が含まれていることはまれだと思いますが、海藻は私たち日本人にとっては身近な食材です。わかめ、昆布、ひじきなどを日常的に食べている人も多いと思います。

なので、愛犬にも海藻を与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬に海藻を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

海藻の効果効能


海藻には食物繊維が豊富に含まれています。そのため、腸内環境を整えてくれる効果があります。

また、海藻はカロリーが低いため、ダイエット食材としても適しています。

そして、海藻を食べると甲状腺ホルモンを作るのに必要なヨウ素を摂取することができます。

また、海藻にはフコダインも含まれていますが、フコダインにはがんを予防したり抑制したりする作用もあります。

海藻の栄養成分

海藻に含まれている主な栄養素は種類によって異なりますが、主なものは以下の通りです。

➀食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➁フコダイン

フコダインは海藻のヌルヌルに含まれる成分です。多糖類の一種です。消化を助けたり胃の炎症や潰瘍を予防・修復したり、がんの発生や進行を遅らせたりする働きがあります。

➂ビタミンK

ビタミンKは出血したときに血が固まって止血するのを助け、骨の形成も助けます。

➃ナトリウム

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。

➄ヨウ素

からだに取り入れられたヨウ素のほとんどは甲状腺に取り込まれます。そして、甲状腺ホルモンを作る原料になります。そして、甲状腺ホルモンは発達と成長を促進する効果を持っています。

海藻の注意点

与えすぎに注意!

海藻には食物繊維が豊富に含まれています。そのため、海藻を与えすぎると消化不良の原因になってしまい、下痢や嘔吐などが引き起こされてしまう可能性があります。

また、海藻にはナトリウムが多く含まれていることが多いです。そのため、海藻を与えすぎると塩分過多になってしまうかもしれません。そして、犬が塩分過多になってしまうと心臓や腎臓に負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまう可能性があります。

そして、海藻にはビタミンKも豊富に含まれています。そのため、海藻を与えすぎてしまうとビタミンKが肝臓に蓄積されて悪い影響を与えてしまうかもしれません。

海藻の与え方


海藻は食物繊維が多く含まれていて、消化に良くない食べ物です。そのため、与え方には工夫が必要です。

具体的にはゆでたりしてから細かく刻んで与えるといいでしょう。また、ミキサーなどで粉末状にし、ふりかけにして与えるのもいいのではないでしょうか。

そして、海藻は塩分が多く含まれていることが多いので、塩分を減らす努力も重要です。まず、海藻を買って来るときには、できるだけ無塩や減塩のものを選ぶようにしましょう。ちなみに、味がついているものは絶対に買わないようにしましょう。

 

そして、塩抜きをすればさらに塩分を減らすことができます。ちなみに、塩抜きの方法は海藻の種類によって微妙に異なりますが、おおまかなことは同じです。水に数分程度漬けてあげると塩分を減らすことができます。

そして、加工品は与えないようにしましょう。人間用に作られている加工品には塩分が多く含まれていることが多く、犬にとっては味も濃すぎるからです。

 

ちなみに、海藻を与える量は一概には言えませんし、海藻によっても異なりますが、消化によい食べ物ではないので、おやつやトッピング程度にとどめるようにしましょう。そして、1日の摂取カロリーの20%は超えないようにしましょう。

また、初めて与えるときにはごく少量にしましょう。アレルギーの可能性もありますし、その海藻が犬の体質に合ってない可能性もあるからです。

海藻の種類

ひとくちに海藻と言ってもさまざまな種類があります。そして、海藻には共通している部分もありますが、種類ごとに異なっている部分もあります。そこで、この項では海藻の種類ごとに異なっている点について解説していきたいと思います。

ひじき

ひじきにはミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。そして、ひじきには骨を丈夫にし、高血圧を予防し、貧血を予防し、便秘を予防する効果があります。また、低カロリーなのでダイエットに役立ちます。

そして、ひじきはビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がるので、ビタミンCを多く含む食品と一緒に摂取するのがおすすめです。

ちなみに、ひじきは水に戻して細かくみじん切りにして与えるのといいでしょう。加熱の必要はありません。また、フードプロセッサーなどでペースト状にしてあげるのもおすすめです。そうすれば消化に良くなります。

わかめ

わかめは日本では一番頻繁に用いられている海藻なのではないでしょうか。そんなわかめには食物繊維とミネラルが豊富に含まれています。そして、わかめには整腸作用や抗がん作用や新陳代謝を活発にする作用などがあります。また、カロリーが低いため、ダイエットにも適しています。

そして、わかめはできれば無塩や減塩のものを選び、水に戻してから加熱し、細かく刻んで与えるといいでしょう。

ちなみに、わかめは油と一緒に摂取するとβカロテンの吸収率が上昇します。

こんぶ

こんぶにはミネラルや食物繊維が多く含まれています。そして、皮ふの調子を整え、腸内環境を整え、毛のつやを保つ効果があります。

そんな昆布ですが、細かく切ってからご飯にトッピングしたり、柔らかく煮てあげたりするのがおすすめです。

また、粉末状にして与えるのもいいでしょう。

海苔

海苔にはミネラルが豊富に含まれています。そして、βカロテンやビタミンCの働きにより、抗酸化作用も期待できます。

そんな海苔ですが、大きなまま与えてしまうと口の中に張り付いてしまう可能性もあります。必ず小さくして与えるようにしましょう。

そして、海苔には塩分が多く含まれているので塩抜きを行うのがおすすめです。具体的には水に浸してやると塩分を減らすことができます。

もずく

もずくには食物繊維が豊富に含まれているため、整腸作用が期待できます。また、もずくには肥満予防効果、胃潰瘍の予防・改善効果、血液をサラサラにする効果、有害物質を排出する効果などもあります。

そんなもずくですが、味があらかじめついているものは与えないようにしましょう。味付けなしの生もずくを買ってきて、しっかり茹でたあと、消化しやすいように細かく刻んで与えるのがおすすめです。

そして、フードプロセッサーなどでくだいてペースト状にしてあげると、さらに消化に良くなります。

ドッグフードの達人
海藻には腸内環境を整えてくれる効果があり、カロリーが低いため、ダイエット食材としても適しています。ただ、消化に良くない食べ物なので与え方には工夫が必要です。

そして、与えすぎには注意が必要でしょう。

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