愛犬にグリーンピースを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ドッグフードにグリーンピースが含まれていることはまれですが、身近な食材なので、人間はよく食べると思います。なので、犬にもグリーンピースを与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にグリーンピースを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
グリーンピースの効果効能
グリーンピースには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、愛犬の腸内環境を整え、便秘の解消や予防を行うのに効果的です。
また、グリーンピースには植物性たんぱく質が豊富に含まれており、なおかつ低脂肪です。
グリーンピースの栄養成分
グリーンピース(揚げ豆)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
たんぱく質 | 20.8g |
炭水化物 | 58.8g |
カリウム | 850㎎ |
リン | 450㎎ |
亜鉛 | 3.5㎎ |
食物繊維 | 19.6g |
ビタミンB1 | 0.52㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。 そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。 カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。 亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。 そして、亜鉛には体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割があります。具体的には味覚を正確に保ったり、免疫力を向上させたり、新陳代謝を活性化させたり、毛並みや肌の健康を保ったり、抗酸化作用を活性化したりします。 食物繊維には腸内環境を整える作用があります➀たんぱく質
➁炭水化物
➂カリウム
➃亜鉛
➄食物繊維
➅ビタミンB1
ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。
グリーンピースの注意点
生のグリーンピースに注意!
犬に生のグリーンピースを与えてはいけません。おなかを壊してしまいます。
生のグリーンピースにはトリプシン・インヒビターという膵臓から分泌される消化酵素の働きを阻害する成分が含まれているからです。
トリプシン・インヒビターは加熱、発酵、熟成のどれかをすることで効果を失います。なので、犬にグリーンピースを与えるときは必ず加熱するようにしましょう。
アレルギーに注意!
世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、グリーンピースの場合もアレルギーには注意する必要があります。
グリーンピースをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。
そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、グリーンピースアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。
グリーンピースの与え方
グリーンピースは薄皮を取らないまま与えると消化されずにそのまま出てきてしまう可能性があるので、すりつぶすなどして与えるといいでしょう。
ゆでてあげても構いませんし、生でないのなら夏場に凍ったものを与えるのも問題ありません。
そして、犬に1日に与えるグリーンピースの量の目安は5粒ほどです。
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