愛犬に猪肉(イノシシ肉)を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
猪肉がドッグフードの原料として用いられることはあまりありませんが、ないわけではありません。また、手作りフード派の人の中にも、猪肉を愛犬に与えたいと考えている人がいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬に猪肉を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
猪肉の効果効能
猪肉は豚肉よりたんぱく質が若干多めで、低カロリーな肉です。そのカロリーは牛肉や豚肉の1/3程度です。また、脂質も少なく、豚の1/5、牛の1/3程度です。鉄分、亜鉛、カリウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
そして、猪肉には悪玉コレステロールを減少させる効果があります。
猪肉の栄養成分
猪肉に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 60.1g |
たんぱく質 | 18.8g |
カリウム | 270㎎ |
ビタミンB1 | |
ビタミンB2 | 0.29㎎ |
ビタミンB12 | 1.7μg | 鉄分 | 2.5㎎ |
亜鉛 | 3.2㎎ |
リン | 170㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。 ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。 ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。 ビタミンB12は葉酸と協力して赤血球の中に含まれているヘモグロビンを作るのに役立っています。また、脳からの指令を体全体に伝える神経を正常に保つ効果もあります。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。 亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。 そして、亜鉛には体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割があります。具体的には味覚を正確に保ったり、免疫力を向上させたり、新陳代謝を活性化させたり、毛並みや肌の健康を保ったり、抗酸化作用を活性化したりします。 猪肉は比較的ヘルシーとはいえ、脂質が多く含まれていることに変わりはありません。 そのため、食べすぎると肥満の原因になってしまいます。また、一度に食べすぎると消化が追い付かず、下痢や便秘の原因になってしまう場合もあります。 猪肉をスーパーなどで見かけることはあまりないのではないでしょうか。それは、猪肉の流通量が少ないからです。 そして、猪肉は流通量が少ない分、豚や牛などと比べると値段は高めです。 生の猪肉にはE型肝炎の原因菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなどが含まれている場合があります。そのため、生の猪肉を犬に与えることはおすすめできません。 猪肉は必ず加熱して与えるようにしましょう。 猪肉ははじめのうちは少量をボイルして与えるのがおすすめ➀たんぱく質
➁カリウム
➂ビタミンB1
➃ビタミンB2
➄ビタミンB12
➅鉄分
➆亜鉛
猪肉の注意点
与えすぎに注意!
値段に注意!
生の猪肉に注意!
猪肉の与え方
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