犬に銀杏はダメ!理由・症状・対処法などを徹底解説

ドッグフードの原材料と成分

愛犬に銀杏(ぎんなん)を与えてはいけません。

銀杏は秋になると道端に落ちていることが多いですし、茶わん蒸しに入っていることもありますよね。しかし、銀杏は犬に与えてはいけない食べ物として知られています。

そこで、この記事では「犬に銀杏を与えてはいけない理由」について解説していきたいと思います。

神経毒が含まれている

犬が銀杏を食べてはいけないのは、ギンコトキシンという神経毒が含まれているからです。

犬が銀杏を食べてしまうと嘔吐、下痢、呼吸困難などさまざまな中毒症状が出てしまい、死亡してしまうこともあります。

犬が銀杏を食べてしまったら動物病院へ連れていくようにしましょう。

そもそも銀杏って何?

そもそも銀杏とは、イチョウの実のことです。茶わん蒸しに入っていることが多いですよね。

そして、銀杏はくさいですが、これは銀杏に含まれている酪酸とペプタン酸が発しているにおいです。ちなみに、銀杏の表面にはギンコール酸という成分も含まれており、これを触るとひふがかぶれたり、下痢や頭痛の原因になったりします。

そのため、銀杏の採集は必ず手袋をして行われます。

ちなみに、以下で解説するとおり、銀杏は犬に中毒を引き起こしてしまいますが、これは人間でも同じで、食べすぎると中毒が出てしまいます。ちなみに、成人は40粒ほどで中毒がでてしまうと言われていますが、幼児の場合はもっと少ない量でも中毒が起こってしまいます。

犬に銀杏を与えるのはなぜダメ?


犬が銀杏を食べてはいけないのは、銀杏にギンコトキシンという成分が含まれているからです。

ギンコトキシンは神経毒で、人間は犬など哺乳類が持っているピリドキサールキナーゼという酵素の活性化を阻害してしまいます。

そして、この酵素は体内のビタミンの活性化に関わっており、ビタミンが活性化されないことによって、神経の興奮を抑える働きをする神経伝達物質の体内合成が妨げられてしまいます。

すると、神経伝達物質の興奮と抑制のバランスが崩れてしまいます。これにより、神経の抑制が効かなくなってしまうのです。

銀杏を食べたときの症状


犬が銀杏を食べてしまったときには、以下のような症状が起こります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 呼吸困難
  • けいれん
  • ふらつき
  • めまい
  • 不整脈
  • 呼吸が荒くなる
  • 下半身のまひ
  • 意識混濁
  • 消化不良
  • 便秘
  • 発熱

そして、銀杏による中毒には死亡例もあるので注意が必要です。

銀杏の注意点

銀杏の殻に注意!

銀杏は殻に包まれていますが、殻も犬に与えると危険です。なぜなら、殻を無理にかむと口内に傷がついてしまうかもしれないからです。

また、犬は与えられたものを丸呑みする傾向があるので銀杏を殻ごと与えられた場合、丸呑みしてしまう可能性もあります。その場合にはのどや腸などに詰まってしまう可能性があります。

そして、のどに詰まってしまうと呼吸困難になるかもしれませんし、腸に詰まってしまうと腸閉塞になり、手術をしなければならなくなるかもしれません。

銀杏を食べたときの対処法


犬が銀杏を食べてしまった場合にはまず落ち着き、銀杏を飲み込んでしまったのか、それとも口の中に残っているのか確認するようにしましょう。もし口の中に残っていた場合にはすみやかに取り除くようにしましょう。

次に、動物病院へ連絡するようにしましょう。

ちなみに、銀杏の中毒は人間の場合は発症までに1時間~12時間ほどかかると言われています。そして、中毒症状は24時間ほど続くようです。

ただ、個人差はあるので、もし様子見を言い渡された場合でも、1日くらいは注意深く犬の様子を見守るようにしましょう。

 

また、動物病院へ連れていく場合には、犬が銀杏をいつどのくらい食べてしまったのか答えられるようにしておきましょう。その情報があると速やかで正確な診療に役立ちます。

また、実際に食べてしまったものの現物やパッケージなどを持っていってあげるとより丁寧なのではないでしょうか。

 

ちなみに、すぐに動物病院へ連れていけない事情がある場合には、飼い主にもできることがあります。

銀杏の毒は神経の興奮が収まらなくなってしまうものなので、できるだけ犬が興奮しないような状況を作るべきです。そのため、食べてしまった場所が騒がしい場所だった場合には、静かなところへ移動させるようにしましょう。

また、移動する場所は空気が新鮮で過ごしやすく、できれば寒すぎず暑すぎない場所がいいでしょう。室内だった場合にはエアコンを使うなどして犬が過ごしやすい気温に保つようにしましょう。

 

また、水を飲ませ、興奮を防ぐために落ち着かせてあげるのも大切です。

ちなみに、銀杏を食べてしまってから時間がたっていない場合でも、無理に吐かせようとするのは危険です。なぜなら、無理に吐かせると神経が刺激されてこ興奮し、けいれんなどの症状が起こってしまう場合があるからです。

また、素人が吐かせようとしても成功しない可能性があります。

銀杏を誤って食べてしまうケース

この項では銀杏を誤って食べてしまうケースについて紹介したいと思います。

銀杏を食事の支度中に落としてしまった

犬にとって人間が食べているものは魅力的なので、銀杏を落としてしまうと食べられてしまうかもしれません。

そして、これを防ぐためにはしつけが重要です。しつけがされている犬にとって、落ちてきた食べ物を食べることよりも、飼い主の言うことを聞くほうが大切だからです。

また、食事の支度をしているときや、人間が食べているときにはゲージに入れてあげるという方法でも、誤食を防ぐことができます。

散歩中に落ちている銀杏を食べてしまった

銀杏は秋になるとよく道端に落ちていますよね。そのため、犬の散歩コースにイチョウがあった場合、銀杏に興味を持って食べてしまうかもしれません。犬が銀杏を食べてしまわないように注意が必要です。

ただ、犬が銀杏を食べてしまうことはあまりないでしょう。なぜなら、銀杏には強烈なにおいがあり、動物は強いにおいがある食べ物を避ける傾向があるからです。

ドッグフードの達人
銀杏にはギンコトキシンという毒が含まれているため、犬に与えるのは絶対にやめましょう。
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