犬に「はんぺん」を与えるときの全知識|塩分は大丈夫?

ドッグフードの原材料と成分

愛犬にはんぺんを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
 
はんぺんはおでんに良く入ってることで有名ですし、ヘルシーなので、ダイエットしたい人が食べていることもありますよね。なので、犬にはんぺんを与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にはんぺんを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

そもそもはんぺんって何?

そもそもはんぺんとは、スケトウダラなどの魚肉のすり身にすりおろしたヤマノイモや卵白などを混ぜて良く混ぜ、味を整えて薄く四角もしくは半月型にゆでたものです。

そして、魚肉にはサメ類やカジキが使われることもありますが、現在ではサメを用いたはんぺんは高級品になっています。ちなみに、はんぺんは漢字では「半片」と表記します。

そして、はんぺんは煮ものや揚げものやおでんの具などとして使用されることが多いでしょう。

はんぺんの効果効能


はんぺんにはたんぱく質が豊富に含まれています。そのため、たんぱく質源として役立つでしょう。

はんぺんの栄養成分

はんぺんに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 75.7g
たんぱく質 9.9g
炭水化物 11.4g
脂質 1g
ビタミンE 0.4㎎
ナトリウム 590㎎
カリウム 160㎎
リン 110㎎
鉄分 0.5㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂ナトリウム

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。

➃リン

85%のリンは体内でカルシウムやマグネシウムと一緒に骨や歯を作る成分になっています。また、15%は筋肉や脳や神経などに存在し、エネルギーを作り出すのに役立ちます。

ただ、リンはとりすぎてしまうとカルシウムを奪ってしまい、骨が弱くなってしまいます。また、腎臓の負担にもなります。

➄鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

ドッグフードの達人
はんぺんにはたんぱく質が多く含まれていて、なおかつ低脂肪です。

ただ、ナトリウムが多く含まれていているので塩分のとりすぎには注意する必要があるでしょう。

はんぺんの注意点

与えすぎに注意!

はんぺんには塩分が多く含まれています。その量は100g中1.5gです。そのため、犬にはんぺんを与えすぎてしまうと塩分のとりすぎになってしまいます。

そして、犬が塩分をとりすぎてしまうと心臓や腎臓に負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまうかもしれません。

また、はんぺんは低カロリーとはいえ、与えすぎると肥満の原因になってしまう可能性があります。そして、犬がはんぺんだけでおなか一杯になってしまうと普段のフードを食べなくなってしまうかもしれません。そうすると栄養が偏ってしまうことになります。

添加物に注意!

はんぺんは加工食品なので、添加物が含まれているのが普通です。しかし、添加物の中には犬の体に悪い影響を与える可能性があるものもあります。それぞれ見ていきましょう。

加工でんぷん

加工でんぷんとは、天然由来のでんぷんに化学物質を混ぜて作られたでんぷんです。加工でんぷんは粘り気、固まりやすさ、混ぜやすさを加工するのにちょうど良くするために添加されます。

そして、業者は原材料に「加工でんぷん」と表記すれば使った化学物質を表記しなくても大丈夫なので、どんな化学物質が用いられているのかわかりません。

そのため、加工でんぷんの健康に対する影響はわからないというのが現状です。

リン酸塩

リン酸塩ははんぺんの形を保ったり、食感を良くしたりするために添加されます。リン酸塩が入っている食品を食べるとリンがたくさん摂取されることになるので、リンの過剰摂取になってしまう恐れがあります。

そして、カルシウムの吸収を妨げるので、骨トラブルのリスクを高めてしまいます。

化学調味料

化学調味料とは食品の味を調えるために添加される、人工的に作られた調味料のことです。

増粘多糖類

増粘多糖類は食品に粘り気やとろみをつけるために添加されます。そして、増粘多糖類は成分の名前ではこのような働きを持つ添加物を2種類以上用いたときの名前です。

ちなみに、増粘多糖類の中にはペクチン、グアーガム、カラギナン、キサンタンガム、タマリンド、カルボキシメチルセルロースナトリウム、プロピレングリコール、アルギン酸などが含まれています。

そして、増粘多糖類に分類される添加物は比較的安全なものであると言われています。しかし、絶対に安全ということはできません。

はんぺんの与え方


犬にはんぺんを与える際に気になるのが塩分と添加物です。そのため、犬にはんぺんを与えるなら無添加のものか手作りのものがいいでしょう。

そして、無添加のものを与える場合は塩分量は変わらないので、塩抜きをするといいでしょう。

 

そのためにはまず、はんぺんを細かく切り、はんぺんの倍の量の水を沸騰させて、そこにはんぺんを投入するようにしましょう。そしたら火を止め、1分待ちます。

ちなみに、この時火をつけたままゆでてしまうとうまみが逃げやすくなってしまいます。そして、1分が経過したらはんぺんをザルにあげ、水で引き締めます。そして、水気を取ったら完成です。

このように塩抜きをすることで、塩分を70%減らすことができます。

 

また、手作りで与える方のために、レシピをひとつ紹介したいと思います。

 

はんぺんを手作りする場合、材料は長いもを50g、タラは150g、それから卵白1個分になります。

そして、まず長いもの皮をむいて水に5分ほどつけるようにしましょう。こうすることによって、長いものネバネバを軽減することができます。

ちなみに、ネバネバを減らすためには塩もみをする方法もありますが、そうすると塩分量が増えてしまうので、犬に与えるときには適していないでしょう。

 

また、タラは皮と骨を取り、適当な大きさに切るようにしましょう。そしたら、長いもをすりおろします。

また、卵白は角が立つくらいまでしっかりと泡立てるようにしましょう。これはフワフワしたはんぺんを作るために大切です。

そして、これが終わったらすべての材料をフードプロセッサーかミキサーに入れて混ぜるようにしましょう。これが混ざったら、材料を容器に流し込んでふんわりラップをします。

そして、電子レンジで温めるようにしましょう。ちなみに、時間は500Wの電子レンジだったら3分です。

 

そして、レンジで温めた後、はんぺんが冷えたら容器から取り出して2つに切ります。そうしたら、オリーブオイルを少しひいたフライパンで両面に焼き色をつけるようにしましょう。これで完成です。

ちなみに、はんぺんは作り終わったら細かく切って与えるといいでしょう。

 

そして、はんぺんを犬に与える量は一概には言えません。そのため、愛犬にとってベストな量を見つけてあげるようにしましょう。ただ、1日の摂取カロリーの20%は超えないようにしましょう。これを超えると肥満になってしまう可能性が高まります。

また、はじめはごく少量を与えるようにしましょう。アレルギーの可能性もありますし、はんぺんが犬の体質に合ってない可能性もあるからです。

ドッグフードの達人
はんぺんはたんぱく質源として役立つでしょう。

ただ、塩分や添加物が多く含まれているため、無添加のものを買って塩抜きをしてあげるといいでしょう。

また、犬用のはんぺんを手作りしてあげるのもいいと思います。

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