ドッグフードの原材料と成分

犬に「ピーマン」を与えるときの全知識|パプリカは?

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愛犬にピーマンを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにピーマンが含まれていることはないと思いますが、ピーマンはとても身近な食材です。そのため、ピーマンを愛犬に与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にピーマンを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

ピーマンの効果効能

ピーマンには新陳代謝を促進したり、肥満を解消したりする効果があります。また、免疫力を高め、骨や血管を強化してくれる働きもあります。

ピーマンの栄養成分


ピーマンに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分93.4g
炭水化物5.1g
食物繊維2.3g
βカロテン400μg
ビタミンB60.19㎎
ビタミンC76㎎
ビタミンE0.8㎎
ビタミンK20μg
カリウム190㎎
カルシウム11㎎
マグネシウム11㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

ピーマンの約93%は水分で構成されています。そのため、ピーマンは犬の水分補給としても適しています。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➄ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➅ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➆カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

ピーマンの注意点

与えすぎに注意!

ピーマンには食物繊維が豊富に含まれています。特に皮にはかたい食物繊維があります。そのため、ピーマンは与えすぎると消化不良になってしまう可能性があります。

また、下痢になってしまうかもしれません。

 

ただ、気を付けていても、飼い主が目を離しているうちにピーマンを食べすぎてしまうこともあると思います。

そうなってしまったら、ティースプーン半分だけ無糖のプレーンヨーグルトを与えるのがおすすめです。

そうすれば、上記の症状を防ぐことができる場合もあります。ただ、無糖のプレーンヨーグルト自体も食べすぎには注意が必要です。

アルカノイドに注意!

ピーマンには微量ですが、アルカノイドという有毒な物質が含まれています。そして、犬がアルカノイド中毒になってしまうと、関節炎などの原因になってしまう可能性があります。

ピーマンに含まれているアルカノイドの量はそこまで気にするほどではありません。すごく大量に与えないと中毒症状は出ません。しかし、生まれつき骨が弱かったり、高齢だったりする犬の場合、念のため与えないほうがいいかもしれません。

へたと種に注意!

人もピーマンのへたや種を食べることはないと思いますが、これらは犬にも与えるべきではありません。

なぜなら、へたや種はかたくて消化に悪いからです。

ピーマンの肉詰めに注意!

ピーマン料理の代表と言えばピーマンの肉詰めですが、これを犬に与えるのはやめたほうがいいでしょう。ピーマンの肉詰めには塩やコショウが含まれているほか、玉ねぎのみじん切りが含まれている場合もあります。

そして、香辛料やネギ類は犬に絶対に与えてはいけない食べ物です。犬がこれらの食べ物を食べると中毒になってしまう可能性があります。

もし犬にピーマンの肉詰めを与えるなら、塩やコショウやたまねぎを入れずに作るようにしましょう

パプリカと赤ピーマンについて

パプリカ

パプリカはピーマンと同じナス科トウガラシ属の植物です。色は大きく違いますが、含まれている成分にはあまり違いがありません。

ただ、ビタミンCとβカロテンについてはピーマンよりパプリカのほうが多く含まれています。そして、与えすぎにさえ注意すれば犬に与えても問題ありません。

赤ピーマン

赤ピーマンは緑のピーマンが熟したものです。緑のピーマンより強い抗酸化作用があります。

こちらも与えすぎにさえ注意すれば犬に与えても問題ありません。

ピーマンの与え方


ピーマンは生のままだとかたく、犬にとっては消化の難しい食材です。その上、ピーマンの栄養素には加熱しても失われにくいという特徴があります。

そのため、ピーマンは生では与えず、加熱するのがおすすめです。加熱すると柔らかくなるだけではなくて甘味も増して食べやすくなります。

ちなみに、加熱の方法については焼いてもいいですし、蒸したり、電子レンジで温めてあげたりしてもいいでしょう。

 

そして、細かく刻んで与えてあげるといいでしょう。いつものフードにトッピングするのもおすすめです。

また、フードプロセッサーなどでペースト状にしてやると、さらに消化に良くなるのでおすすめです。

そして、与える量の目安は1㎏あたり1gくらいです。例えば、5㎏の犬であれば5gほどになります。

きなこ
きなこ
ピーマンには新陳代謝を促進したり、肥満を解消したりする効果があります。
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