愛犬にひまわりの種を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ひまわりの種は日本ではハムスターのえさという印象が強いですが、パンや焼き菓子やサラダのトッピングとして用いられることもあります。そして、ごくまれにドッグフードのメイン食材として用いられることもあります。
そこで、この記事では「犬にひまわりの種を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
ひまわりの種の効果効能
ひまわりの種には骨を健康に保つ効果があります。また、ひまわりの種は歯周病の予防にも効果があると言われています。
ひまわりの種の栄養成分
ひまわりの種(フライ)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
たんぱく質 | 20.1g |
脂質 | 56.3g |
炭水化物 | 17.2g |
ビタミンE | 12㎎ |
カルシウム | 81㎎ |
カリウム | 750㎎ |
マグネシウム | 390㎎ |
セレン | 95μg |
食物繊維 | 6.9g |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 脂質は3大栄養素のひとつです。細胞膜の成分やホルモンの原料などになっています。不足すると正常に成長できなくなったり、皮ふ炎の原因になったりします。また、油にとけるタイプのビタミンの吸収にも役立ちます。 ただ、とりすぎると肥満や生活習慣病などの原因になってしまうので注意が必要です。 炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。 そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。 ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。 マグネシウムは体内で骨や歯をつくるために使われています。そして、マグネシウムは体内で不足すると骨から遊離して神経の興奮を抑えたり、エネルギを作ったり、血圧を維持したりするのに利用されます。 食物繊維には腸内環境を整える作用があります➀たんぱく質
➁脂質
➂炭水化物
➃ビタミンE
➄マグネシウム
➅食物繊維
ひまわりの種の注意点
与えすぎに注意!
ひまわりの種には上記のような効果がありますが、与えすぎは良くありません。ひまわりの種の約56%は脂質で構成されています。なので、ひまわりの種を与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。
また、脂質は消化しにくい栄養素なので、愛犬が下痢になってしまう可能性もあります。
殻に注意!
ひまわりの種にはみなさんもご存知の通り、しましまの殻がついていますが、殻のまま犬に与えるべきではありません。
ひまわりの種は小さいので詰まってしまうことはないですが、犬は与えられたものをあまりかまずに丸呑みしてしまう傾向があるので、殻のまま与えてもそのまま排泄物として出てきてしまいます。
つまり、殻がついたまま与えても意味がないのです。
ひまわりの種は必ず殻をむいてから与えるようにしましょう。
ひまわりの種の与え方
上記の通り、ひまわりの種はしましまの殻がついたまま与えるとそのまま出てきてしまいます。
なので、種の殻にひびを入れてかたい殻を割り、中身の白い部分を取り出してあげましょう。
そして、白い部分をそのまま与えても問題ありませんが、すりつぶしてあげたほうが消化に良く、おすすめです。
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