ドッグフードの原材料と成分

犬に「びわ」を与えるときの全知識|びわの葉は食べていいの?

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愛犬にびわを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

びわがドッグフードの原材料として使われることはあまりないと思いますが、びわは身近な食材ですよね。犬に与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にびわを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

びわの効果効能


びわには骨や歯の形成を助け、疲労を回復させる効果があります。また、炎症を抑えて、血液を作る効果も期待できます。

そして、免疫力をあげて、犬の体を感染症から守る効果もあります。

びわの栄養成分


びわに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分88.6g
炭水化物10.6g
食物繊維1.6g
βカロテン510μg
鉄分0.1㎎
カルシウム13㎎
カリウム160㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

びわの約90%は水分で構成されています。そのため、びわは犬の水分補給としても適しています。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➄鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

➅クロロゲン酸

クロロゲン酸はコーヒーに含まれていることで有名です。脂肪を燃やし、脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。

びわの注意点

与えすぎに注意!

びわは果物の中ではカロリーが低いほうですが、それでも低いわけではありません。そのため、犬にびわを与えすぎると肥満の原因になってしまう場合があります。

また、水分も豊富に含まれているので、下痢や嘔吐などの原因になってしまうかもしれません。

そして、糖分も多いので、食べすぎると歯周病や糖尿病の原因になってしまう可能性もあります。

種や葉っぱに注意!

びわの葉っぱは薬効があるとして、昔から用いられてきました。しかし、アミグダリンという有毒な物質が含まれています。これは種も同じです。

そして、アミグダリンは動物の体内で分解されるとシアン化水素という青酸系の猛毒に変化してしまいます。アミグダリンの中毒になってしまうと嘔吐、発熱、瞳孔の拡大、歩行困難、意識障害などが起こってしまい、最悪の場合では命を落としてしまいます。

また、種はかまずに丸呑みしてしまうとのどに詰まってしまい、窒息してしまう可能性があります。

そのため、びわの種や葉っぱは犬に与えるべきではありません。

皮に注意!

びわの皮は消化に悪いので、犬には与えないほうがいいでしょう。また、皮には農薬が残留している可能性もあります。

加工品に注意!

びわの加工品の中には与えるべきではないものがあります。

びわ茶

びわ茶はびわの葉っぱを抽出したお茶です。びわの葉っぱにはタンニンという腸内環境を整える効果のある成分が含まれています。また、びわ茶はがんを予防する効果もあると言われています。

ただ、上でも解説した通り、びわの葉っぱにはアミグダリンという有毒な物質が含まれています。

人間は大量に飲まなければアミグダリン中毒になることはありませんが、犬にびわ茶を与えるべきではないでしょう。

びわの与え方


びわは皮をむいて、種を取り除き、小さく切ってから犬に与えるといいでしょう。

フードプロセッサーなどでくだいてやると、より消化に優しくなります。

そして、1日に与える量の目安は10g程度でしょう。

きなこ
きなこ
びわには骨や歯の形成を助け、疲労を回復させる効果があります。
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