愛犬にエリンギを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
エリンギはくせのない味わいをしており、食感があわびに似ているため「白あわび茸」と呼ばれることもあります。
そして、エリンギがドッグフードに含まれていることはまれですが、私たちはエリンギを良く食べます。なので、エリンギを犬に与えてもいいかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にエリンギを与えるときに必要な知識」について解説していきます。
犬にエリンギを食べさせても大丈夫
冒頭でも紹介したように、ワンちゃんにエリンギを食べさせても問題はありません。
エリンギにはビタミンB群、鉄分、食物繊維など、ワンちゃんの健康を維持するのに必要な栄養素が含まれています。
特に、ビタミンBはエネルギーの代謝を助け、鉄分は血液の生成を促進する効果があります。
さらに、エリンギには有毒な成分が含まれていないため、ワンちゃんが安全に食べることができます。
ただし、食材の新鮮さや調理方法に注意することが重要で、エリンギは生ではなく、必ず火を通してから与えましょう。
舞茸やシメジを含めた生のキノコには、シアンという有毒成分が微量ながら含まれています。
この成分をワンちゃんが摂取してしまうと、食中毒を発症する恐れがあります。
また、食物に対するワンちゃんの個体差を忘れてはなりません。
特定の食物にアレルギーや過敏反応を示すワンちゃんもいるため、新しい食材を初めて与えるときは少量から始め、ワンちゃんの体調変化を観察することが重要です。
以上の点を注意しながら、ワンちゃんにエリンギを食べさせましょう。
エリンギに含まれている栄養成分
エリンギ(生)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 90.2g |
たんぱく質 | 2.8g |
炭水化物 | 6g |
食物繊維 | 3.4g |
ビタミンB1 | 0.11㎎ |
ビタミンB2 | 0.22㎎ |
ナイアシン | 6.1㎎ |
ビタミンD | 1.2μg |
カリウム | 340㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] エリンギの約90%は水分で構成されています。そのため、エリンギは犬の水分補給としても適しています。 食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。 ナイアシンはビタミンB群の仲間です。そして、ナイアシンは細胞で糖質や脂質やたんぱく質からエネルギーを作り出すときに役立ちます。また、皮ふや粘膜の健康を維持する役割もあります。 ビタミンDは小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、血液の中にあるカルシウムの量を調整します。そして、頑丈な骨をつくる働きもあります。 βグルカンはキノコ類に多く含まれています。免疫力を高めてくれる効果があります。具体的には細菌やウイルスを排除したり、がん細胞を収縮させたりする働きがあります。 オルニチンはアミノ酸の一種です。そして、オルニチンには運動などによる疲労を軽減したり、成長ホルモンの分泌を促進したりする効果があります。 エリンギには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、エリンギを与えすぎると消化不良の原因になってしまい、下痢や嘔吐などが引き起こされてしまう可能性があります。 また、水分も豊富なので、下痢になってしまうかもしれません。 エリンギは食物繊維が多く含まれており、消化が難しい食べ物です。そして、生だと食物繊維がかたくて消化に悪いです。 人間も生のエリンギを食べることはないと思いますが、犬にも生のエリンギを与えるべきではないでしょう。 エリンギはあまり日持ちしない食べ物です。そのため、保存方法には注意しましょう。 その日のうちに食べきれない場合には冷凍してしまうのがおすすめです。 人間が食べるときにもそうですが、犬にエリンギを与えるときにも、新鮮で、質の良いものを選びたいですよね。 エリンギの美味しさはその鮮度と品質に直結しています。 そこで、この項ではおいしいエリンギの選び方について詳しく解説します。 おいしいエリンギの基準は主に3つあります。 1つ目は軸に弾力があるものです。 新鮮なエリンギは軸部分がしっかりとしており、指で押してもすぐに元の形状に戻る程度の弾力があります。 また、エリンギの軸はシャキッとした食感が特徴で、これは新鮮さを示す重要な指標の一つとなります。 次に2つ目はかさの部分がクルンと巻き込んでいるものです。 これはエリンギが十分に成長し、且つ新鮮な状態を保っている証拠です。 巻き込んでいる部分がしっかりしていて、色も鮮やかな白色であるべきです。 そして3つ目は軸が太くて硬いものです。 軸が太くて硬いエリンギは肉質が厚く、料理にしたときにその食感と味わいを十分に楽しむことができます。 また、軸が硬いことはエリンギが新鮮で、適切に育った証拠ともいえます。 以上の3つの基準を頭に入れておけば、おいしいエリンギを選ぶことができます。 最終的には、エリンギ全体の色合いや形、香りなどもチェックすることで、より高品質なエリンギを選ぶことが可能となります。 エリンギをワンちゃんに与える際の適量は、そのワンちゃんの体重や活動量、全体の食事のバランスなどによります。 一般的には、ワンちゃんの全体の食事の5-10%程度を果物や野菜が占めることが推奨されています。 そのうちエリンギを与える場合は、全体量の一部として計算しましょう。 また、エリンギは繊維が豊富な食材なので、過剰に与えるとワンちゃんの消化器系に負担をかける可能性があります。 したがって、少量から始めてワンちゃんの反応を観察し、徐々に量を増やしていくことをおすすめします。 上記の表は、あくまで目安であり、エリンギの量は1日の果物・野菜量の一部として計算します。 また、ワンちゃんの健康状態やアレルギーの有無も考慮に入れ、必要であれば獣医師と相談することをおすすめします。 そして、火を通して細かく刻んであげるなど、食べやすいような工夫が必要です。 ちなみに、加熱の方法としてはゆでることなどがあげられるでしょう。 また、炒めてもいいですが、エリンギは高い油吸収能力を持っています。 そのため、エリンギを炒めて犬に与えると、油の取りすぎになって肥満の原因になってしまうリスクがあります。もしエリンギを炒めて犬にあげたい場合には、油を少なめにするようにしましょう。 そして、フードプロセッサーなどでくだいて粉末状にし、フードのトッピングとして用いるのもいいのではないでしょうか。 そして、エリンギには特にナイアシンが豊富に含まれているため、コレステロール値を下げてくれる効果が期待できます。ただ、消化には良くないので与え方には工夫が必要でしょう。 エリンギには、ビタミンやミネラル、食物繊維など、ワンちゃんの健康維持に必要な栄養成分が豊富に含まれているので、食べさせても問題はありません。 しかし、生のエリンギにはシアンという有毒成分が含まれており、生の状態でワンちゃんや人間が食べてしまうと、食中毒を発症する恐れがあります。 健康にいいと言われている食材を与えて、体調を損ねてしまうのは本末転倒です。 エリンギをワンちゃんに食べさせるときは、蒸しや焼くなどの処理を施してから与えるようにしましょう。 もしも、ワンちゃんがエリンギを食べて、体調不良を起こしたら、すぐに掛かりつけの動物病院に連れていきましょう。 ドッグフードの達人では、160種類以上のドッグフードを5点満点で評価したうえで、S〜Eランクでランクづけしています。 最もおすすめなのは、「Sランク」のドッグフードです。 A〜Eランクの商品とも比較したうえで、愛犬にぴったりなドッグフードを見つけましょう。➀水分
➁食物繊維
➂ナイアシン
➃ビタミンD
➄βグルカン
➅オルニチン
エリンギの注意点
与えすぎに注意!
生のエリンギに注意!
日持ちしないので注意!
おいしいエリンギの選び方
おいしいエリンギの選び方
軸に弾力があるもの
かさの部分がクルンと巻き込んでいるもの
軸が太くて硬いもの
犬に食べさせてもいいエリンギの適量
ワンちゃん種 体重(kg) 1日の果物・野菜量(g) チワワ 3 15-30 シーズー 6 30-60 ビーグル 15 75-150 ラブラドール 30 150-300 サンバーナード 60 300-600 エリンギの与え方
エリンギを犬に与えるときには少量ずつにし、消化能力が弱っている犬には与えないようにしましょう。犬にエリンギを食べさせるときは加熱処理を施してから与えること
Sランクのドッグフードなら… ● ★4.50以上の高得点
● 無添加で穀物不使用
● 栄養バランス◎
● 「獣医師推奨」「ヒューマングレード」など安全なポイント多数
● お得な定期購入あり