ドッグフードの原材料と成分

犬に「ブルーベリー」を与えるときの全知識|食べても大丈夫なの?

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愛犬にブルーベリーを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにブルーベリーが使われることはまれですが、ブルーベリーは目によいと有名なので、犬にも与えたみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にブルーベリーを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

ブドウと同じで危険じゃないの?

ブドウは犬に絶対与えてはいけない食べ物として有名です。そして、ブルーベリーは見た目がブドウに似ているので、同じように危険なのではないかと考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、その考えは間違いで、ブルーベリーは犬にとって危険な食べ物ではありません。そもそも、ブドウがブドウ科の果物であるのに対して、ブルーベリーはツツジ科の果物です。ブドウとブルーベリーは似ているようでいて、全然違う種類の果物なのです。

ちなみに、ブドウにもブルーベリーにも、実の表面に白い粉がついていますが、これも危険な成分ではありません。この白い粉はブルームというもので、実を病気から守り、鮮度を保つ働きがあります。また、抗酸化作用もあります。

ブルームは悪いものではなく、むしろよい効果が期待できる成分なのです。

ブルーベリーの効果効能

ブルーベリーはローカロリーで肥満を予防するのに適した果物です。

そして、人間に対しては目に良く、白内障予防に役立つことが知られていますが、犬でも同様の効果が得られるかどうかはまだ実証されていません。

ブルーベリーの栄養成分

ブルーベリーに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分86.4g
ビタミンC9㎎
ビタミンE1.7㎎
食物繊維3.3g
βカロテン55μg

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➁ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➄アントシアニン

アントシアニンは植物の赤紫色のもとです。抗酸化作用があり、他にも炎症を抑えたり、毛細血管を保護したり、血液をサラサラにしたりする作用があります。

そして、人間に対しては目の疲れを取ったり、視力を回復させたりする作用があることが知られています。ただ、これらの効果が犬に対しても有効であるかどうかはまだ実証されていません。

➅エラグ酸

エラグ酸は多くの植物に含まれています。抗酸化作用や抗がん作用などがあります。

ブルーベリーの注意点

与えすぎに注意!

ブルーベリーは適量ならよい効果がある果物ですが、たくさん与えればいいというものではありません。ブルーベリーを多く与えすぎてしまうと、食物繊維の副作用によって便秘や下痢などが引き起こされてしまいます。

また、カリウムと水も多く摂取することになってしまうので、頻尿やおもらしの原因になってしまいます。

皮に注意!

ブルーベリーの皮には栄養がたくさん含まれていますが、消化には良くありません。そして、たとえ多くの栄養が含まれていても、消化されなければ意味ありません。

そのため、ブルーベリーの皮はあらかじめ取ってあげたほうがいいでしょう。また、どうしても皮を与えたい場合には皮をすりつぶして与えると消化に良くなります。

加工品に注意!

ブルーベリーの加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

ブルーベリージャム

市販のブルーベリージャムには砂糖が豊富に含まれています。そのため、ブルーベリージャムを犬に与えてしまうと肥満、歯周病、糖尿病の原因になってしまうかもしれません。ブルーベリージャムはあまり与えるべきではありません。

ただ、手作りの無糖ブルーベリージャムを与えるのであれば問題ありません。

ドライブルーベリー

ドライブルーベリーを犬に与えるのは基本的に問題ありません。ただ、市販されているドライブルーベリーの中には表面に砂糖がコーティングされている場合もあります。そのようなドライブルーベリーを犬に与えるのはやめたほうがいいでしょう。

ブルーベリーヨーグルト

ブルーベリーヨーグルトを犬に与えるのは問題ありません。ただ、市販のヨーグルトには砂糖が多く含まれています。そのため、もしブルーベリーヨーグルトを与えたい場合には、無糖のヨーグルトにブルーベリーをトッピングするのをおすすめします。

ちなみに、牛乳は犬に与えてはいけない飲み物として知られています。牛乳に含まれている乳糖を犬が分解できないからです。しかし、ヨーグルトに含まれている乳糖はあらかじめ分解されているので、犬に与えても問題ありません。

冷凍ブルーベリー

冷凍ブルーベリーは夏に犬の体を内側から冷やすのに役立ちます。ただ、冷凍ブルーベリーは冷たいので、与えすぎるとおなかを壊してしまいます。その点には注意が必要です。

ブルーベリーの与え方

ブルーベリーは生でそのまま与えてるのもおすすめです。小粒なので食べやすく、のどなどに詰まるリスクも低めです。ただ、どうしても気になる場合には細かくカットしたり、ミキサーにかけたりしてから与えるのがいいでしょう。

また、手作りのフードに取り入れるのも手です。例えば、クッキーやヨーグルトなどに混ぜても、犬は喜んで食べてくれるでしょう。

ちなみに、ブルーベリーの適量は1日の食事量の10%未満です。これは、小型犬なら10g、中型犬なら15gくらいになります。

ブルーベリーサプリについて

ブルーベリーサプリは、人間用のものであっても、犬が食べて問題ありません。また、犬用のサプリも販売されています。

ただ、サプリの粒の大きさによっては砕いてフードに混ぜるなどの工夫が必要でしょう。

きなこ
きなこ
ブルーベリーは適量なら肥満防止効果があります。
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