犬に「山芋」を与えるときの全知識|皮に注意!

ドッグフードの原材料と成分

愛犬に山芋を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

山芋はとてもおいしい食材ですよね。おいしいので、犬に与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、犬に与えると悪い影響があるのではないかと恐れている人も多いと思います。

そこで、この記事では「犬に山芋を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

山芋の効果効能

山芋にはビタミンB群、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが含まれています。

よって、腸内の環境を整えてくれたり、体の調子を整えてくれたりする効果があります。

山芋の栄養成分


山芋に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 71.1g
食物繊維 1.4g
ビタミンC 7㎎
ビタミンB1 0.15㎎
ビタミンB2 0.05㎎
カリウム 590㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➁ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➂ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➃カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➄アルギニン

アルギニンはアンモニアを尿素に変えるために必要です。また、血管を拡張させ、腫瘍の進行を遅らせる効果もあります。

➅ムチン

ムチンは山芋の独特の粘りのもとです。たんぱく質の吸収能力を向上させてくれます。

山芋の注意点

シュウ酸に注意!

山芋にはシュウ酸が含まれており、これがシュウ酸カルシウム結石の原因になってしまう場合があります。

ただ、犬の食事とシュウ酸カルシウム結石との関係は薄いと言われているので、そこまで心配しすぎる必要はないのかもしれません。

 

ちなみに、山芋が肌に触れてかゆくなってしまった経験がある人もいるかもしれませんが、山芋のかゆみの原因はシュウ酸カルシウムです。

シュウ酸カルシウムが皮ふにつくと、皮ふを刺激してかゆみを発生させるのです。これは犬でも変わりません。

ちなみに、山芋を酢やレモン水などに通すとかゆみ成分であるシュウ酸カルシウムは減りますが、犬はすっぱいものが苦手です。レモン水や酢などに通したあとは水で洗ってから犬にあげるといいでしょう。

 

また、シュウ酸カルシウムは皮の近くに多く含まれているので、中心部分だけ犬にあげるようにすれば、皮ふについてしまってもかゆみが発生しにくくなります。

ただ、皮ふ疾患がある犬に山芋を与えるのは控えたほうがいいかもしれません。なぜなら、山芋が皮ふについてしまうと刺激が強すぎて、全身に皮ふ炎が広がってしまうかもしれないからです。

与えすぎに注意!

山芋には食物繊維が含まれているので、与えすぎると下痢や便秘の原因になってしまう場合があります。

また、そこそこカロリーもあるので、肥満の原因になる可能性もあります。

腎臓に病気がある犬には不適

山芋は腎疾患や腎臓結石症がある犬に与えるのには向いていません。

なぜなら、腎臓が十分に働いていないと、カリウムやシュウ酸がうまく消化されず蓄積されてしまい、犬の体に害を及ぼす可能性があるからです。

山芋の与え方

犬には食べ物をよくかまず、与えられたものをそのまま丸呑みしてしまう傾向があります。そして、山芋をかたまりのまま与えてしまうとうまく消化されなかったり、のどに詰まってしまう可能性があります。

そのため、食べやすい大きさにカットしてから与えるのがおすすめです。

また、すりおろして与える場合には、くれぐれも皮ふにつかないように注意する必要があります。

ドッグフードの達人
山芋にはさまざまな栄養が含まれていますが、皮ふに付着しないように注意する必要があります。
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