ドッグフードの原材料と成分

犬にジュースは良くない!その理由・対処法などを徹底解説

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愛犬にジュースを与えるのはおすすめできません。

私たちにとってジュースはとても身近な存在ですよね。飲食店に入ったらジュースを頼む人が多いですし、自販機などで買って飲むという人も多いと思います。

なので、犬にもジュースを与えていいのか気になっている人もいると思います。

そこで、この記事では「犬にジュースをおすすめできない理由」について解説していきたいと思います。

糖分が多すぎる

多くのジュースには砂糖が多く含まれているため、犬に与えるのはやめておきましょう。

また、ジュースの中には犬へ絶対に与えてはいけない原料が使われているものもあります。その場合には絶対に与えないようにしましょう。

もし犬にジュースを与えたいなら、果汁をしぼってそのままジュースにしたものを選ぶか、家でジュースを手作りするようにしましょう。

犬にジュースを与えるのはなぜ良くない?


犬にジュースを与えるべきではないのは、ジュースには多くの糖分が含まれているからです。そもそもジュースとは、野菜や果物の汁を加工して作られた飲料のことですが、特に果物にはもともと糖分が含まれています。

そして、果汁100%ジュースの場合はそこまで糖分が含まれていない場合もありますが、果汁が100%でないジュースの場合はほぼ必ず糖分を加えて作られているため、犬へ与えるには適していません。

ちなみに、果汁100%のジュースには2種類あります。それは果汁をしぼってそのままジュースにしたものと、濃縮した果汁を薄めて100%にしているものです。

そして、そのままジュースにしたものは大丈夫ですが、濃色した果汁を薄めて100%にした場合には、風味や甘味を増させるために砂糖が加えられている場合があります。

 

そして、犬は他の栄養素で糖質を代用することもでき、普段のフードにも糖質は含まれているので、ほかから補給する必要はありません。もし補給してしまうとすぐに糖分のとりすぎになってしまいます。

そして、犬が糖分をとりすぎてしまうと肥満や歯周病や糖尿病の原因になってしまう可能性があります。

また、人間用に作られたジュースは犬にとっては味が濃すぎます。そのため、犬がジュースをそのまま飲んでしまうと味が薄いドッグフードを食べてくれなくなるかもしれません。そうなると栄養が偏ってしまうことになります。

犬に与えてはいけないジュース


上記のように、犬にジュースを与えるのは良くありませんが、ジュースの中には犬へ絶対に与えてはいけないものや特に注意が必要なものもあります。それぞれ見ていきましょう。

ぶどうジュース・マスカットジュース

ぶどうジュースやマスカットジュースを犬に与えるのは絶対にやめましょう。

犬がぶどうを食べてしまうと中毒症状が出てしまいます。

そして、中毒の原因はよくわかっていませんが、犬がぶどう中毒を起こすと、食べてから2時間から3時間後から腹痛が出始め、下痢や嘔吐を繰り返すようになります。

そして、最悪の場合、ぶどうを食べてから2~3日で急性腎不全を起こして死んでしまいます。

ミックスジュース

ミックスジュースも犬に与えるべきではありません。そもそもミックスジュースとは、さまざまな果実の果汁を混ぜ合わせて作られたジュースのことですが、その中にはぶどうが含まれていることがあります。

ココア

ココアは正確にはジュースではありませんが、甘い飲み物のひとつなので、ここで紹介したいと思います。

ココアは犬へ絶対に与えてはいけません。ココアはチョコレートと同じようにカカオ豆から作られているからです。

 

そして、犬にチョコレートを与えてはいけないのは、テオブロミンが含まれているからです。テオブロミンの作用はカフェインと似ていて、神経興奮作用や利尿作用です。

そんなテオブロミンですが、犬はこれに対する感受性が高く、テオブロミンの効果が病的に大きく出てしまいます。その結果、中毒が起こります。

代表的な症状としては下痢や嘔吐などがあげられます。

アルコール類

アルコール類の中にはジュースのように甘いものもありますが、アルコールが入っていた場合、犬へ絶対に与えるべきではありません。

犬がアルコールを摂取してはいけないのは、犬にはアルコールを分解する酵素がなく、急性アルコール中毒になってしまうからです。

そして、犬が急性アルコール中毒になると意識がもうろうとする、昏睡状態になってしまう、などの症状が出てきてしまいます。

お茶・コーヒー入りジュース

ジュースの中にはたまに抹茶などが含まれていることがありますし、コーヒーが含まれていることもありますが、お茶やコーヒーが入っている場合には、犬へ絶対に与えないようにしましょう。

なぜなら、これらの飲料にはカフェインが含まれているからです。

犬がカフェインを摂取してしまうと、それが直接的に中枢神経や心筋などを刺激してしまい、中毒症状が起こってしまいます。

具体的には、カフェインによって神経の興奮が収まらなくなってしまいます。

野菜ジュース

野菜ジュースを犬に与えるべきではないのは、ネギ類が含まれていることがあるからです。

そして、ネギを犬に与えてはいけないのは、有機チオ硫酸化物という中毒成分が含まれているからです。有機チオ硫酸化物はヘモグロビンを変化させて赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こしてしまいます。

そして、最悪の場合には破壊された赤血球からカリウムが流れ出し、高カリウム血症になって命を落としてしまいます。

炭酸入りジュース

炭酸入り飲料はふつう、水に二酸化炭素を含ませて作ります。そのため、犬にとって害になる成分は含まれていません。ただ、刺激が強い飲み物なので、人間の中にも苦手な人がいます。

そして、炭酸水は犬にとっても刺激が強すぎる飲み物なので、与えるのはおすすめできません。

また、炭酸入りジュースは普通のジュースと比べても特に多くの砂糖が使われています。炭酸の刺激で味覚の感度が悪くなっていても、きちんと甘さを感じられるようにするためです。

そのため、特に糖分のとりすぎになりやすいので、犬に与えるのはやめておきましょう。

ジュースの注意点

添加物に注意!

ジュースは加工飲料なので、添加物が含まれていることが多くあります。ちなみに、果汁が100%ではないものにはもちろん添加物が含まれていることが多いですが、果汁が100%であっても添加物が含まれていることがあります。

果汁が100%であっても安心はできないのです。購入するときには必ずパッケージを確認するようにしましょう。

ちなみに、ジュースによく含まれている添加物は以下の通りです。

香料

香料は商品に香りをつけるために添加されます。香りをつけるとよりおいしく感じられるため使用されます。

人工甘味料

人工甘味料はカロリーを抑えつつ、食品を甘くするために用いられます。そして、人工甘味料には依存性があり、味覚を狂わせる危険性があります。近年開発されたため、犬の体への影響はまだよくわかっていません。

ちなみに、人工甘味料のひとつにキシリトールがあります。キシリトールがジュースに添加されていることはあまりありませんが、パッケージは必ず確認するようにしましょう。もしキシリトールが入っていたら、犬へ絶対に与えてはいけません。

なぜなら、犬にキシリトールを与えてしまうとキシリトールがインスリンを急激に放出させてしまい、低血糖状態になって命にかかわることもあるからです。

もしジュースを与えるなら


もし犬にジュースを与えるなら、最低でも果汁が100%のジュースにしましょう。そして、果汁が100%のジュースの中でも、濃縮還元のものはあまり良くありません。

原材料名が果汁だけになっているものがおすすめです。

また、家で果実を絞って、ジュースを手作りしてあげるのもいいでしょう。

そして、犬にジュースを与えるときには必ず2倍~3倍に薄めるようにしましょう。

きなこ
きなこ
多くのジュースには砂糖が多く含まれているため、犬に与えるのはやめておきましょう。

また、ジュースの中には犬へ絶対に与えてはいけない原料が使われているものもあります。その場合には絶対に与えないようにしましょう。

もし犬にジュースを与えたいなら、果汁をしぼってそのままジュースにしたものを選ぶか、家でジュースを手作りするようにしましょう。

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