犬に「メロン」を与えるときの全知識|あげすぎによる下痢に注意!

ドッグフードの原材料/成分

愛犬にメロンを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにメロンが含まれていることはないと思いますが、メロンはとても身近な食材なので、人間は食べることがあると思います。なので、メロンを犬に与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にメロンを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

メロンの効果効能


メロンには夏バテを防止する効果があるので、特に暑さに弱い犬に対してメロンは効果的です。メロンには水分が多く含まれているため、水分補給としても適しています。

そして、メロンには吸収されるのがはやい糖分が含まれているため、食欲がないときにエネルギー補給として食べさせるのもおすすめです。

また、メロンには犬の消化の負担になりにくい食物繊維も含まれていて、腸内環境を整えてくれます。

メロンの栄養成分


メロン(温室メロン)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 87.8g
炭水化物 10.3g
食物繊維 0.5g
カリウム 340㎎
モリブデン 4μg
ビタミンB1 0.06㎎
ビタミンB6 0.1㎎
ビタミンC 18㎎
葉酸 32μg
ナイアシン 0.5㎎
βカロテン 32μg

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

メロンの約88%は水分で構成されています。そのため、メロンは犬の水分補給としても適しています。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➄ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーに変換したり、筋肉や血液などを作ったりするときに働いています。なので、たんぱく質を多くとるほどたくさんのビタミンB6が必要になり、皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。

➅ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➆葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。

メロンの注意点

与えすぎに注意!

メロンには糖分が豊富に含まれていて、なおかつ高カロリーです。そのため、メロンを与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。

また、水分が多く含まれているため、与えすぎてしまうと下痢の原因になってしまいます。そして、カリウムも豊富に含まれているため、与えすぎると高カリウム血症になってしまうリスクがあります。特に腎臓に疾患のある犬はメロンのとりすぎに注意が必要です。

ククミシンに注意!

メロンにはククミシンというたんぱく質分解酵素が含まれています。そして、犬がククミシンを含む食品を食べると舌がピリピリしたり、のどがイガイガしたりする場合があります。

食べた後には犬の様子を観察するようにしましょう。そして、犬が舌やのどを気にしていた場合には、犬にメロンは与えないほうがいいかもしれません。特に害はありませんが、犬が嫌うものをわざわざ与える必要はありません。

外皮に注意!

メロンの外皮は見た目からもわかる通り、消化に悪いので犬に与えるべきではありません。

そのまま飲み込んでしまうとのどや腸に詰まってしまう可能性もあります。そして、メロンの外皮には農薬がついているかもしれません。

わたや種に注意!

犬がメロンのわたや種を食べてもそのまま出てきてしまいます。そして、わたや種は消化にも良くないものなので、犬に与えるべきではありません。

毛や耳が長い犬は注意

毛や耳が長い犬が器からメロンを食べると、毛や耳にメロンがついてべとべとしてしまう可能性があります。そして、べとべとした場所をソファーなどにこすりつけられてしまうと大変ですよね。

そのため、耳が長い犬の場合、頭の上で耳をとめてからメロンを与えるようにしましょう。また、毛が長い犬の場合は飼い主が手で食べさせてあげたほうがいいでしょう。

その場合は飼い主の手が汚れてしまいますが、手は汚れてしまっても洗えば問題ありません。

そして、犬がメロンを食べると、どうしても口の周りがべとべとになってしまうと思います。その場合には、ウエットティッシュなどでふいてあげるといいでしょう。

加工品に注意!

メロンの加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

メロンゼリー

市販のメロンゼリーには砂糖が含まれている場合が多くあります。そのため、犬に与えるのはおすすめできません。

ただ、寒天とメロンだけでメロンゼリーを手作りした場合には、犬に与えても問題ありません。

メロンソーダ

メロンソーダは炭酸の刺激はもちろん、人工甘味料、香料、着色料が入っている場合もあります。そのため、メロンソーダは犬に与えるのには適していません。

メロンパン

メロンパンにメロンの成分が含まれていることはまれですが、ここで解説したいと思います。

メロンパンには砂糖が含まれている上、乳製品でもあるので、犬に与えてしまうと下痢の原因になってしまう可能性があります。メロンパンは犬に与えないようにしましょう。

メロンの与え方

メロンをそのまま与えてしまうと皮を誤飲する可能性もありますし、丸呑みしてのどや腸に詰まらせる可能性もあります。そのため、メロンをはじめて与える場合には、あらいみじん切りくらいにカットしてあげたほうがいいでしょう。

はじめてでなくても、小さめにカットしてあげると犬が食べやすいでしょう。

そして、小型犬の場合、メロンを与える量は1日あたり20g程度にしましょう。これはだいたい、1,2切れ程度に相当します。そして、多くても一日の摂取カロリーの10%は超えないように注意しましょう。これを超えると肥満になる可能性が高まります。

 

ちなみに、人間はメロンを単独で食べることがほとんどで、他の料理に含まれていることは少ないですが、犬の場合はトッピングとして用いるのもありです。

メロンに含まれるククシミンにはたんぱく質の分解を助ける効果があるので、肉類にトッピングしてあげると、消化に優しくなります。

ドッグフードの達人
メロンは犬の夏バテ予防に効果的です。ただ、与えすぎると肥満などの原因になってしまうので注意が必要です。
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