犬に「ごま油」を与えるときの全知識|栄養成分や効果効能など

ドッグフードの原材料と成分

愛犬にごま油を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
 
ドッグフードにごま油が含まれていることはないと思いますが、ごま油はとても身近な調味料です。ごま油を使った料理はおいしいですよね。なので、愛犬のフードにもごま油を加えてあげたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にごま油を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

ごま油とえごま油

ごま油と似たような名前の油に、えごま油があります。この2つの油は名前こそ似ていますが、実際には全く異なる油です。

まず、ごま油とは文字通りごまの種子を炒った後に油をとったものです。使いやすい油なので、家で使っているという人も多いと思います。

一方、えごま油とはエゴマというシソ科の植物からとった油です。皮ふの健康を保つのに有効なαリノレン酸が豊富に含まれているため、アトピーの犬のごはんに加えられることが多くあります。

ただ、えごま油がアトピーの改善に役立つことを立証した研究はまだありません。

ごま油の効果効能

ごま油には抗酸化作用があります。また、腸内環境を整えてくれる効果もあると言われています。

ごま油の栄養成分


ごま油に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
脂質 100g
飽和脂肪酸 15.04g
一価不飽和脂肪酸 37.59g
多価不飽和脂肪酸 41.19g
リノール酸 41g
αリノレン酸 310㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀脂質

脂質は3大栄養素のひとつです。細胞膜の成分やホルモンの原料などになっています。不足すると正常に成長できなくなったり、皮ふ炎の原因になったりします。また、油にとけるタイプのビタミンの吸収にも役立ちます。

ただ、とりすぎると肥満や生活習慣病などの原因になってしまうので注意が必要です。

➁飽和脂肪酸

飽和脂肪酸は乳製品や肉類などの動物性脂肪などに多く含まれています。そして、重要なエネルギー源になります。そして、摂取する飽和脂肪酸の量が多すぎても少なすぎても生活習慣病の原因になってしまいます。

➂一価不飽和脂肪酸

一価不飽和脂肪酸は動物性脂肪やオリーブオイルなどに多く含まれています。体内で合成することもできます。とりすぎると心疾患や肥満などの原因になってしまうと言われています。

➃多価不飽和脂肪酸

多価不飽和脂肪酸は主に植物油や魚に多く含まれています。そして、酸化しやすいという特徴を持っています。

➄リノール酸

リノール酸は脂肪酸の一種です。コレステロール値を下げる作用があります。ただ、過剰に摂取すると善玉コレステロールも減らしてしまうので注意が必要です。

➅αリノレン酸

αリノレン酸は犬の体内で合成することができない、必須脂肪酸の一種です。体内に取り入れられるとEPAやDHAなどに変化します。そして、αリノレン酸にはアトピー性の皮ふ炎を解消したり、がん細胞の増殖を抑制したり、血圧を低下させたり、血液の流れを良くしたりする効果があります。

ごま油の注意点

アレルギーに注意!

ごま油の原料はごまです。そのため、ごまアレルギーには注意する必要があります。

ごま油をはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、ごまアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

ごま油はあくまで油です。そのため、与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまうかもしれません。また、脂質を一度にとりすぎると消化不良になり、下痢などの原因になってしまう可能性もあります。

ごま油の与え方


ごま油は犬がなめてしまっても問題ありませんし、たまに与える程度なら大丈夫です。ただ、ごま油を日常的に与えるのは良くありません。ごま油は犬にとってそこまで適した油ではないからです。

犬に適しているのは亜麻仁油、えごま油、フィッシュオイルなどなので、油を与えるならそちらを用いたほうがいいでしょう。

ちなみに、もしごま油を与えるならごま油を単独で与えるのではなく、フードなどにかけてあげるのがおすすめです。ただ、どちらにし
ろ与える量はごく少量がいいでしょう。

また、手作りのフードを作るときにごま油を使うのもいいでしょう。

ドッグフードの達人
ごま油には抗酸化作用がありますが、与えすぎによる肥満には注意が必要です。
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