愛犬にルイボスティーを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ルイボスティーは健康によいと言われていて人間の間で人気です。そのため、犬にもルイボスティーを与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にルイボスティーを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
そもそもルイボスティーって何?
そもそもルイボスティーとは、南アフリカにのみ自生しているルイボスという植物を天日で乾燥させて作ったお茶のことです。
ルイボスは収穫したときには黄褐色をしていますが、発酵する過程で赤色に変化します。そのため、現地語で「赤い藪(やぶ)」を意味する「ルイボス」という名前がつきました。
そして、ルイボスティーは赤いお茶なので、英語では “red tea” と呼ばれることもあります。
ちなみに、発酵させずに乾燥させたものはグリーンルイボスティーと呼ばれ、ふつうのルイボスティーより抗酸化作用が強くなり、ミネラルの量も多くなっています。ただ、そのぶん値段は高くなっています。
そんなルイボスティーですが、犬に中毒を起こす成分のひとつであるカフェインが含まれていないため、犬に与えることもできます。
ちなみに、鉄分の吸収を阻害してしまうタンニンは含まれていますが、量が多くないので問題ありません。
ルイボスティーの効果効能
ルイボスティーにはフラボノイドが含まれています。そのため、フラボノイドによる抗酸化作用が期待できます。そのため、動脈硬化を改善したり、コレステロール値を低下させたり、血圧の上昇を抑制したりする効果があります。
また、ルイボスティーはアレルギーによる皮ふ炎にも効果があると言われています。
ルイボスティーの栄養成分
ルイボスティーに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
➀水分
ルイボスティーは飲料なので、水分補給として役立ちます。
➁カリウム
カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。
➂鉄分
鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。
➃フラボノイド
フラボノイドはポリフェノールの一種です。植物の色素の総称です。抗酸化作用、抗菌作用、殺菌作用などを持っています。
➄ポリフェノール
ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味や色素のもとです。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っており、犬の体を健康に保つのに役立ってくれます。
ルイボスティーの注意点
与えすぎに注意!
ルイボスティーは飲み物です。そのため、与えすぎると水分のとりすぎになってしまい、下痢や軟便などの原因になってしまう可能性があります。
また、ルイボスティーにはカルシウムやマグネシウムが多く含まれています。そのため、与えすぎると結石の原因になってしまうかもしれません。
特に結石になったことがあったり、結石になりやすい体質を持っている犬だったりする場合、ルイボスティーを与える量には注意が必要でしょう。
ピロリジシンアルカロイドに注意!
ルイボスを含むマメ科の植物にはピロリジシンアルカノイドという物質が含まれています。ピロリジシンアルカノイドには肝臓に悪さをする性質があり、発がん性物質でもあります。
そのため、ルイボスティーはたまに与える程度なら問題ありませんが、水の代わりに日常的に飲ませることはないようにしましょう。
ルイボスティーの与え方
ルイボスティーはティーバッグの形で手に入れることが多いと思いますが、人に与えるときと犬に与えるときで基本的に作り方は変わりません。お湯をコップに入れてからティーバッグを入れて作るといいでしょう。
ただ、注意点はあります。まず、ルイボスティーは犬に与える場合、添加物が入っていないものを用意するようにしましょう。有機栽培で農薬を使っていない製品がベストです。
飲料として手に入れた場合には原材料に犬にとって良くないものが含まれていないかも確認するようにしましょう。例えば、砂糖が入っていた場合は犬に適していません。
そして、これは人間が飲むときも同じですが、なるべく新鮮な水で作ったルイボスティーを与えてあげるようにしましょう。
ちなみに、浄水器にかけた水ではなく、水道水で作ったもののほうがいいと思います。水道水は塩素を気にする人もいるかもしれませんが、煮だして作る場合は自動的にカルキ抜きをすることができるので問題ありません。
また、ルイボスティーを犬に与えるときには、人間が飲むときの2倍~3倍程度薄めて少量を与えるようにするといいでしょう。人間にとってちょうどいい味は犬にとっては濃すぎるからです。
そして、人間はルイボスティーを熱い温度で飲むことも多いと思いますが、犬に与えるなら常温くらいまで冷やしてからにしましょう。熱いまま与えてしまうと犬がやけどしてしまう可能性があります。
そして、犬にルイボスティーを与えるときの適量は小型犬なら1/2杯~1杯ほどです。ただ、適量は個体によって異なるので、愛犬にとってベストな量を見つけてあげるのがベストでしょう。
また、最初はごく少量を与えるようにしましょう。犬がアレルギーを持っている可能性もゼロではありませんし、ルイボスティーが体質に合ってない可能性もあるからです。
ごく少量を与えてみて大丈夫だったら、次回から量を増やしてあげるようにしましょう。
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