愛犬に亜麻仁(フラックスシード)を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
亜麻仁は種子からとれる亜麻仁油のほうが有名ですが、種子も食べることができます。ドッグフードに含まれていることもあるので、気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬に亜麻仁を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
亜麻仁の効果効能
亜麻仁は犬の毛並みを整えてくれます。また、関節の健康を保つ効果もあります。そして、腎臓にできる炎症を抑えることで腎臓の健康もサポートしてくれます。
また、便秘の犬に亜麻仁を与えると、亜麻仁に含まれる油が便の通りを良くし、便秘が解消されるようになります。
亜麻仁の栄養成分
亜麻仁(いり)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
たんぱく質 | 21.8g |
脂質 | 43.3g |
炭水化物 | 30.4g |
食物繊維 | 23.8g |
カリウム | 760㎎ |
マンガン | 2.97㎎ |
多価不飽和脂肪酸 | 29.13g |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 脂質は3大栄養素のひとつです。細胞膜の成分やホルモンの原料などになっています。不足すると正常に成長できなくなったり、皮ふ炎の原因になったりします。また、油にとけるタイプのビタミンの吸収にも役立ちます。 ただ、とりすぎると肥満や生活習慣病などの原因になってしまうので注意が必要です。 炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。 そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。 食物繊維には腸内環境を整える作用があります➀たんぱく質
➁脂質
➂炭水化物
➃食物繊維
➄マンガン
マンガンはさまざまな酵素の構成成分になったり、さまざまな酵素を活性化したりします。具体的には糖質や脂質を代謝するために働く酵素や抗酸化作用のある酵素などの構成成分になっています。また、骨の形成にも関与しています。
➅多価不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸は主に植物油や魚に多く含まれています。そして、酸化しやすいという特徴を持っています。
➆オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸には健康によいことで知られているDHAやEPA、αリノレン酸などが含まれます。アレルギーを抑えて善玉コレステロールを増やす働きがあります。
➇リグナン
リグナンは抗酸化作用がある物質です。免疫を助ける働きがあります。亜麻にの特に外皮に多く含まれています。
亜麻仁の注意点
与えすぎに注意!
亜麻仁には食物繊維が豊富に含まれています。そのため、亜麻仁を与えすぎてしまうと消化不良につながり、下痢や腹痛などが引き起こされてしまいます。
また、亜麻仁には脂質が多く含まれているので、肥満の原因になってしまう可能性もあります。
亜麻仁の与え方
亜麻仁はそのまま与えて食べさせることもできます。ただ、粉状にしたものをフードにふりかけてあげたほうが消化によいでしょう。また、粉末をサプリ用のカプセルに入れて与えるのもおすすめです。
そして、亜麻仁の適量は犬の多きさによって異なります。粉末にして与える場合、以下の表を参考にして与え始めてみましょう。
小型犬 | スプーンに1/2~1杯 |
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中型犬 | スプーンに3/2~2杯 |
大型犬 | スプーンに5/2~3杯 |
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