犬に「えのき」を与えるときの全知識|食べれるの?

ドッグフードの原材料/成分

愛犬にえのきを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにえのきが使われていることはまれですが、えのきはとても身近な食材です。すき焼きなどに使われていることが多いですよね。なので、犬にえのきを与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にえのきを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

えのきの効果効能

えのきはキノコの中でも特に強い抗酸化作用を持っています。そのため、犬の体を若々しく保つのに役立ちます。

また、えのきには免疫力を高めてがんを予防したり、抑制したりする効果もあります。そして、えのきに含まれているGABAは疲労の回復に効果的です。

また、えのきには水分が豊富に含まれているため、水分補給としても適しています。

そして、しいたけには食物繊維も多く含まれているため、腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。

えのきの栄養成分


えのきに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 88.6g
炭水化物 7.6g
食物繊維 3.9g
ビタミンB1 0.24㎎
ビタミンB2 0.17㎎
ナイアシン 6.8㎎
葉酸 75μg
ビタミンD 0.9μg
カリウム 340㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

えのきの約90%は水分で構成されています。そのため、えのきは犬の水分補給としても適しています。

➁食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➂ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➃ビタミンB2

ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。

➄ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群の仲間です。そして、ナイアシンは細胞で糖質や脂質やたんぱく質からエネルギーを作り出すときに役立ちます。また、皮ふや粘膜の健康を維持する役割もあります。

➅葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。

➆ビタミンD

ビタミンDは小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、血液の中にあるカルシウムの量を調整します。そして、頑丈な骨をつくる働きもあります。

➇カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➈GABA

GABAはアミノ酸の一種です。脳をリラックスさせたり、ストレスを和らげたりする作用があります。また、血圧を下げたり、肝臓や腎臓の働きを助けたりする働きもあります。

➉キノコキトサン

キノコキトサンには脂肪を減らす効果があります。

えのきの注意点

与えすぎに注意!

えのきには食物繊維が豊富に含まれています。しかも、犬はえのきに含まれている食物繊維を消化するのが苦手です。そのため、えのきを食べすぎてしまうと消化不良になってしまい、下痢や嘔吐の原因になってしまう可能性があります。

また、えのきには水分が多く含まれているので、水分のとりすぎで下痢になってしまう恐れもあります。

日持ちしないので注意!

えのきはあまり長い間もたない食べ物です。できるだけはやく食べきるようにしましょう。

そして、食べきれない場合には冷凍して保存するのがおすすめです。

生のえのきに注意!

生のえのきにはフラムトキシンという毒が含まれています。犬も人間も、生のえのきは絶対に食べないようにしましょう。そして、犬がフラムトキシンを摂取してしまうと、強心作用や溶血作用などが起こってしまう可能性があります。

ちなみに、強心作用とは、心臓の収縮力を強化する作用のことです。この作用はあまり悪いものではありませんが。溶血作用は良くありません。溶血すると最悪の場合、破壊された赤血球から放出されたカリウムにより、高カリウム血症が起こってしまい、命を落としてしまいます。

そして、フラムトキシンにはわかっていない部分が多く、毒を分解するのに必要は時間は不明です。また、「スーパーで売られているえのきにはフラムトキシンが含まれていない」という情報もありますが、真偽は不明です。

おいしいえのきの選び方

人間が食べるときにもそうですが、犬にえのきを与えるときにも、できるだけおいしいものを与えたいですよね。そこで、この項ではおいしいえのきの選び方について解説したいと思います。

おいしいえのきの基準は2つあります。

まず1つ目は、真っ白で水っぽくないことです。

そして2つ目は、かさが小さくて開ききってないものです。

えのきの与え方

えのきは形状が細長く、消化にも良くない食べ物です。そのため、加熱した上で細かく刻んで与えるようにしましょう。石突きや切り落とし、手でバラバラにほぐしてから短く切ってあげるのがおすすめです。

ちなみに、加熱する方法としては炒めることや茹でることなどがあげられます。また、加熱した後でフードプロセッサーなどでくだいてペースト状にするのもおすすめです。そうすればより消化に良くなります。

そして、適量は犬によって異なりますが、一日の摂取カロリーの10%程度がいいでしょう。与えた後で便がゆるかったり、下痢をしたりしたら、それは与えすぎです。量を減らすようにしましょう。

そして、えのきをはじめて与えるときには少量にしましょう。犬がえのきにアレルギーを持っている可能性もありますし、犬の体に合わない可能性もあります。

ドッグフードの達人
えのきには強い抗酸化作用がるほか、水分補給としても適しています。
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