ドッグフードの達人(@dogfoodmaster)です。
今回の解析は、8種の雑穀と8種の野菜をブレンドしたドッグフード「マザープラス」です。
ヒューマングレードなので安心だと評判です。
■今回の解析商品:マザープラス チキン成犬用
マザープラスの総合評価(★2.2)
総評:原材料と成分があと一歩
「マザープラス」は、犬猫自然本舗という日本の会社が製造販売しているドッグフードです。当サイト独自の評価基準で厳正に審査した結果、「Dランク」の評価となりました。
マザープラスにはヒューマングレードの良質な原材料が使用されています。しかし、マザープラスには小麦粉、大豆、とうもろこしなど犬に適していない原材料も含まれています。
そして、添加物については合成ビタミンと合成ミネラル以外含まれていないようです。また、成分についてはタンパク質の値が低くなっていて、タンパク質を多く必要とする犬にはあまり適していません。
そして、マザープラスにはお試しパックがあり、定期購入もできるため、サービスは充実していると言えます。ちなみに、価格は100gあたり250円であり、品質を考えると高めです。
マザープラスの基本情報
参考価格 | 通常価格:1kg/2500円(税別) 定期購入:1kg/2251円(税別) 10%OFF お試しセット:463円(税別) |
---|---|
100gあたり | 約250円 |
カロリー | 391kcal/100g |
メイン食材 | 鶏肉 |
原産国 | 日本 |
対応年齢 | 成犬用 |
賞味期限 | 不明 |
販売元 | 犬猫自然本舗 |
注目ポイント |
|
マザープラスの特徴
続いて、マザープラスの特徴をより詳しくご紹介いたします。
①ヒューマングレード
マザープラスはヒューマングレードの良質な原材料から構成されています。そのため、愛犬に安心して与えることができます。
②ノンオイルコーティング製法
安価なドッグフードは最後に動物性油脂を吹きかけて製造されています。これをオイルコーティングと言いますが、オイルコーティングをすることで、犬の食いつきをよくすることができます。
ただ、オイルコーティングに使用される動物性油脂には粗悪な原材料が使用されている可能性があり、犬のアレルギー症状の原因となる場合もあります。
そんなオイルコーティング製法をマザープラスでは行っていません。そのため、愛犬に安心して与えることができます。
③ほぼ無添加
マザープラスはほぼ無添加のドッグフードです。具体的には合成ミネラルと合成ビタミン以外の添加物は含まれていません。
マザープラスの原材料と成分
マザープラスに含まれている原材料と成分は以下の通りです。
(ピックアップ食材は緑文字、マイナス食材は赤文字で表記しています。)
鶏肉
マザープラスの主原料は鶏肉です。
鶏肉は消化吸収のよい上質なタンパク源で、鉄分やビタミンも豊富です。高タンパク・低脂質を理想とする犬にはぴったりの原材料と言えます。
玄米
玄米は犬にとって優れた炭水化物源です。また、炭水化物のほかにもビタミン類などがバランスよく含まれています。
ですので食物繊維による整腸効果が期待でき、ビタミン類が体の調子を整えてくれます。
大麦
大麦を食べると食物繊維の働きにより腸内環境が改善されます。また、犬がアレルギーや風邪に強い体になります。
また、カルシウムの働きにより骨が丈夫になり、精神的にも安定するようになります。
にんじん
にんじんは適量ならばいい食物繊維源です。食物繊維には腸内環境を整える作用があります。
また、にんじんには水分が多く含まれているので、水分補給にも役立ちます。
ビール酵母
ビール酵母とは、簡単に言うと「ビール作りの過程で使われる酵母菌の一種」で、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
弱った胃腸の働きを活発にし、不足しがちな栄養素の補給に役立ちます。
小麦粉
小麦粉は小麦を粉状にしたものです。
小麦は、犬がアレルギーを引き起こしやすい原材料であるため、与える際は注意が必要です。また小麦に含まれるグルテンは消化しにくく、愛犬のお腹に負担をかけてしまいます。
魚
魚はあいまいな表記の原材料です。そして、あいまいな表記の原材料には、具体的には表記できないような粗悪な原材料が使用されている可能性があります。注意が必要です。
大豆
大豆には植物性たんぱく質をはじめ、必須アミノ酸、リノール酸、イソフラボンなどの成分が含まれています。特に植物性たんぱく質は豊富です。
ただ、大豆はアレルゲンになりやすい食材です。また、消化にもあまりよくないので食べすぎには注意が必要です。
とうもろこし
マザープラスに使用されているとうもろこしは、ひげ・皮・芯の部分が使われていないため、比較的安心できます。
消化しやすいものではありませんが、犬のエネルギー源となる糖質や植物性タンパク質、ビタミンやミネラルの補給に役立ちます。
ただ、まれにアレルギー反応が出ることもあるため、与える際は注意が必要です。
塩化ナトリウム
犬の塩分摂取量は人間の3割以下が目安です。塩分が多い食事を続けると、心臓や腎臓に負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまうかもしれません。
そのため、犬は塩化ナトリウムなどで直接塩分をとるのではなく、原材料に含まれているナトリウムから塩分を摂取するのが望ましいとされています。
ただ、小麦粉、大豆、とうもろこしなど、犬に適していない原材料も多く使用されています。
そして、添加物については合成ビタミンと合成ミネラル以外使用されていません。また、成分についてはタンパク質が低くなっています。犬には人間よりも多くのタンパク質が必要なので、25%は欲しいところです。
マザープラスの口コミと評判
マザープラスの口コミは以下の通りです。
良い口コミ評判
飽きずに食べてくれます
うちの子は、ドッグフードの食いつきが悪く、1キロ購入しても使い切れないことが多かったのですが、このフードはいまだに飽きずに食べてます。
次に買うドッグフードに悩まなくてすむのがうれしいです。
よく食べてくれますし、涙やけも減りました
1キロでの値段ですので、安いとは言えませんが、納得の材料なので、しょうがないですね。材料が良いせいか、涙やけが減りました。匂いが外国製の物と違ってきつくないのも良いですね。今の時代、材料までこだわっている物は数えるほどしかないので、これはお気に入りの一品です。食欲がそれほどないワンちゃんなのですが、よく食べてくれます。
犬も好きそうで、体にもよさそう
いつも国内産原料で、なるべくよさげなものを探していますが、
小さい頃からこのブランドを基本にあげているせいか、これは
好きそうですし、体にもよさそうです。
悪い口コミ評判
高いです
以前に比べると高いので、少々残念。
素材のことを考えればわかるのだが、、、
p-ballと交互にあげています。
ただ、値段が高いと感じている人もいるようです。
マザープラスの最安値
初回購入 | – | – | – |
---|---|---|---|
通常購入 | 2500円 | 2494円 | 2500円 |
定期購入 | – | – | – |
送料 | 670円 | 0円 | 550円 |
マザープラスは公式サイトから購入することもできますし、Amazonや楽天などの通販サイトから購入することもできます。そして、送料まで考慮すると、Amazonから購入するのが最安値になっているようです。
そして、マザープラスは定期購入することもできます。具体的には、定期購入では毎回注文しなくてもフードが定期的に届くようになります。
そして、マザープラスの定期購入では価格が10%オフになりますし、配送予定日の5営業日前までに連絡すれば休止や解約も自由です。また、配送周期も自由に選ぶことができます。
そして、マザープラスにはお試しセットも用意されています。具体的には、犬猫自然本舗が販売している8種のフードを463円(税抜)で試すことができます。送料は無料です。ちなみに、お試しセットに含まれているフードは以下のとおりです。
- グリーンプラス チキン・ポーク(全犬用) 50g
- マザープラス チキン・まぐろ(成犬用) 50g
- 犬の雑穀ごはん チキン(全犬用) 25g
- グレイン チキン・ビーフ(全犬用) 100g
- 玄太の元氣ごはん(養生食)チキン 100g(全犬用)
- エブリ・ワン さくら鍋(全犬用) 60g
- カリッカリかつおふりかけ 10g
- ささみジャーキー 20g
また、マザープラスでは返品も可能です。具体的には、未開封で購入から8日以内に連絡した場合、全額返金を受けることができます。ただ、商品の状態によっては返品に応じてくれない場合もあるので注意が必要です。
マザープラスの与え方
この項では、マザープラスの与え方について解説していきたいと思います。
給餌量
マザープラスの給餌量は以下の表の通りです。
ただ、この値はあくまで目安です。給餌量は年齢、活動量、代謝などによって異なります。愛犬に与えてみて、太ってきたら量を減らし、やせすぎてしまったら量を増やすようにしましょう。
フードの切り替え方
前のフードから、マザープラスへ切り替えるときには、徐々に切り替えていくようにしましょう。
具体的には、まずマザープラスを前のフードに1割ほど混ぜて与えます。そして、2日目は2割程度、3日目は3割程度などと、7~10日ほどかけてマザープラスの割合を増やしていき、前のフードを減らしていくといいでしょう。
また、おなかが弱い犬の場合はもう少し長い時間をかけてゆっくりと移行していくようにしましょう。
もし急に新しいフードを与えてしまうと、犬のおなかがびっくりして、下痢の原因になってしまうかもしれません。
マザープラスの賞味期限と保存方法
いくら良いフードでも、保存方法を間違えてしまったり、賞味期限を過ぎてしまったりすると、愛犬に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
そこで、この項ではマザープラスの賞味期限と保存方法について解説していきたいと思います。
賞味期限
マザープラスのホームページに特に賞味期限に関する記載はありませんでした。ただ、一般的にドッグフードは開封後は1か月以内に食べきるべきと言われています。
そして、ドッグフードは賞味期限を過ぎると酸化が進んでしまい、食いつきが悪くなってしまいますし、犬のさまざまな健康被害の原因になってしまう場合もあります。ドッグフードは賞味期限内に食べきるようにしましょう。
保存方法
マザープラスは常温で冷暗所に保存するといいでしょう。
そして、温度や湿度が高い場所は避けるようにしてください。ちなみに、冷蔵庫に保存するのは避けるようにしましょう。冷蔵庫に保存してしまうと外に出したときに温度差で結露してドッグフードが湿ってしまい、それがカビの原因になる可能性があるからです。
マザープラスの注意点
マザープラスには注意が必要な点もあります。それぞれ見ていきましょう。
価格に注意!
マザープラスは確かに良い原材料を用いていて、犬の体にとって良いフードになっていますが、値段は高いため、飼い主の経済的負担は大きくなってしまいます。
具体的には、マザープラスは体重5㎏の成犬の場合、給餌量の目安は95gなので、1日あたり約238円になります。これは、1か月で約7000円かかる計算になります。
ただ、ドッグフードの適量は愛犬の運動量などによっても変わるため、これはあくまで目安です。
アレルギーに注意!
すべての食材や添加物は、アレルギーを引き起こす可能性があります。そのため、ドッグフードに含まれている原材料により、アレルギーが引き起こされてしまう可能性もあります。特にマザープラスに使用されている小麦粉、大豆、とうもろこしはアレルゲンになりやすい食材です。
ですので、アレルギー検査などを行い、愛犬のアレルギーについてはあらかじめ把握しておいたほうがいいでしょう。
また、ドッグフードを食べて嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、そのドッグフードを食べるのはやめたほうがいいでしょう。
マザープラスの種類
マザープラスには以下のようなラインナップがあります。
チキン味幼犬用
チキン味幼犬用は鶏肉がメイン食材として使用されている幼犬を対象としたドッグフードです。
チキン味成犬用
チキン味成犬用は鶏肉がメイン食材として使用されている成犬を対象としたドッグフードです。
チキン味シニア犬用
チキン味シニア犬用は鶏肉がメイン食材として使用されているシニア犬を対象としたドッグフードです。
ポーク味
ポーク味は豚肉がメイン食材として使用されているドッグフードです。
まぐろ味
まぐろ味はメイン食材としてまぐろが使用されているドッグフードです。
マザープラスのQ&A
その他、マザープラスによくある質問をまとめました。
Q①:粒の大きさはどのくらいですか?
マザープラスの粒は直方体であり、縦横8mm程度であり、厚さは3mm程度になっています。