ナナ(Nana)は、日本の犬向けに開発された総合栄養食です。
「商品名は聞いたことがあるけれど、本当に信頼できるの?」「愛犬とドッグフードとの相性は良いだろうか?」と不安に感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、ナナを「原材料、成分、価格、安全性、利便性」の5つの項目で評価しています。また、解析結果だけでなく、ナナの特徴や評判なども紹介しています。
ナナの解析結果
総合評価:2.81点
(Dランク)
ただし、家禽ミールやコーングルテンミール、動物性油脂など、やや心配な原材料があるため減点が目立っているよ。
ぜひ、ナナよりも総合得点が高いSランクのフードもチェックしよう!
ナナは、日本の犬向けに開発された総合栄養食です。
解析のうえで「評価された点」と「懸念となった点」をまとめると、以下のようになります。
評価された点 | |
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● 獣医師が開発 ● HACCPに対応した工場で製造 ● 価格が比較的安い ● 重さの種類が多数(1,3,9kg) ● ライフステージに合わせて商品バリエーションが多数 ● 公式通販・Amazon・楽天で購入できる ● Amazonと楽天では100g×5袋のお試しあり | |
懸念となった点 | |
● コーングルテンミール、家禽ミール、動物性油脂を使用している ● 粗タンパク質がやや少ない ● 定期購入や初回割引がない |
ナナの原材料の得点は0.25点となりました。
危険な添加物はないものの、コーングルテンミール、家禽ミール、動物性油脂を使用しているため、減点となっています。
コーングルテンミールの減点について | |
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コーングルテンミールとは、とうもろこしからデンプンを取り除いたものです。 糖質が多めに含まれているため、肥満の原因になることがあります。また、アレルゲンにもなりやすいので注意が必要です。 | |
家禽ミールの減点について | |
家禽ミールにはミートエキス、ミートパウダー、肉類副産物などと同じように粗悪な原料が用いられてます。粗悪な原料とは、人間用には認められていないような、いわゆる4Dミートなどです。 このような原料が入っているドッグフードを食べ続けていると、犬の健康に悪影響を与えてしまう可能性があります。 | |
動物性油脂の減点について | |
動物性油脂はレンダリングをするときに製造されていると言われています。レンダリングとは、食肉を取った後の家畜の廃棄物から脂肪を搾り取ることです。 そして、動物性油脂の中には病気にかかっていた動物や家畜の殺虫剤なども含まれている可能性があります。 |
原材料の詳細は下記の通りです。
米、ラム、家禽ミール※1、コーングルテンミール、動物性油脂、家禽ダイジェスト、菜種油、ひまわり油、魚油、亜麻仁油、大豆油、エン麦ふすま※2、ビタミン類[レチノール(A)、コレカルシフェロール(D3)、トコフェロール(E)、メナジオン(K)、チアミン(B1)、リボフラビン(B2)、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B群)、ピリドキシン(B6)、葉酸、ビオチン(B7)、シアノコバラミン(B12)、コリン、イノシトール(B群)]、ミネラル類[鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン]、フラクトオリゴ糖、ユッカフォーム抽出物、メタリン酸ナトリウム、酸化防止剤[ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸]、増粘安定剤[レシチン]製造用剤[無水ケイ酸] (※1チキン、ターキー等) (※2小麦ではありません)
ナナの成分の評価は4.00点となりました。
粗タンパクがやや少なめであるため、減点となっています。
粗タンパク質 | 24.0%以上 |
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粗脂肪 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分 | 7.5%以下 |
水分 | 8.0%以下 |
エネルギー | 320kcal/100g |
粗タンパク質の減点について | |
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当サイトでは、粗タンパク質が25%未満のドッグフードを「粗タンパク質がやや少ない」と判断しています。ナナは粗タンパク質が「24.0%以上」となっているため、減点となりました。タンパク質は筋肉や体全体の健康を支える大事な栄養であるため、もう少し多めであればさらに理想的です。 |
ナナの安全性の評価は5.00点となりました。
獣医師が開発に携わっているため、高得点となっています。
ナナの価格の評価は4.50点となりました。
1kgの商品を買った場合、ナナの100gあたりの価格は約240円です。
相場が100gあたり250円前後とすると、特別安くもなく高くもないといえるでしょう。
ただし、さらに安いドッグフードがあるため、やや減点となっています。
ナナの利便性の評価は4.55点となりました。
定期購入や初回割引がないため、やや減点になっています。
ただし、公式サイト・Amazon・楽天で販売されており、小粒・大粒から選ぶことができるなど、便利な点も多いです。
また、Amazonや楽天では、100g×5袋のお試しセット(1,680円)も用意されています。
ナナの特徴
ナナ(レギュラー小粒/大粒)の特徴を表にまとめると、以下のようになります。
総合評価 | 2.81点 | ||
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Dランク: 価格は安いものの、原材料を中心に心配な点が多い。 | |||
パッケージ | |||
ジッパー | あり | ||
価格 | ※公式サイト最安値の場合 | ||
最安値 | 公式サイト | ||
100g あたり | 約240円 | ||
対象 | 一般的な成犬 | ||
メイン食材 | 米、ラム | ||
穀物の使用 | コーングルテン、大豆油 | ||
賞味期限 | パッケージに記載 | ||
原産国 | オーストラリア | ||
カロリー | 320kcal/100g | ||
タイプ | ● ドライタイプ ● 直径:詳細非公開 | ||
販売元 | 株式会社モッピーアンドナナ | ||
公式サイト | ナナ |
ナナの特徴には、以下のようなものがあります。
①口の健康に配慮
ナナでは歯の健康を維持するため、水分量を抑えて粒のかたさを維持しています。
かたい粒をよく噛むことで歯に歯垢がたまってしまったり、歯石ができてしまったりするのを防ぐことができるのです。これにより、口の健康を守ることができます。
また、ナナではヘキサメタイン酸ナトリウムを配合し、歯垢をつきにくくしています。
②安全な工場で生産
ナナは、オーストラリアにあるHACCPに対応した工場で生産しています。
HACCPとは、Hazard Analysis Critical Control Point の略で、原材料の生産から出荷に至るまで、危険の防止を効果的に行うために国際的に使われている方法です。
また、オーストラリアは世界でもっとも衛生基準が厳しい国のひとつとして知られています。
③便の臭いを軽減
ナナには便の臭い軽減をサポートするドッグフードです。
消臭効果のあるユッカフォーム抽出物が含まれているため、便の臭いを軽減します。
ナナはこんな犬・飼い主さんにおすすめ!
ナナ(レギュラー小粒/大粒)は、下記のような犬や飼い主さんにおすすめです。
こんなワンちゃんにおすすめ! | |
---|---|
● 穀物アレルギーがない ● ウンチの臭いが気になる ● 歯石がたまりやすい | |
こんな飼い主さんにおすすめ! | |
● 価格が安い商品が良い ● ライフステージに合わせてローテーションをしたい |
ユッカフォーム抽出物が配合されているから、ウンチの臭いが気になる場合にも合っているよ。
また、歯石がつかないよう、硬めの粒になっているため、歯のケアが必要なワンちゃんにもおすすめ。
また、ナナにはライフステージに合わせてさまざまな商品バリエーションがあるため、「同じ商品シリーズで、愛犬の年齢ごとにローテーションをしたい」という方にも便利です。
ナナの口コミ評判
ナナ(レギュラー小粒/大粒)の口コミを調べたところ、様々な意見が見つかりました。
そこでここでは、ナナの実際の口コミを紹介します。
ナナの良い口コミ評判
まず、ナナには、以下のような良い口コミがあります。
食いつきが良い
[出典:Amazon]
[出典:Amazon]
ダイエットに最適
ペットカフェで知り合った友人から勧めていただいて購入したんですが、糞がほぼ無臭になって驚きました。
ちょっと太り気味だったので健康的なダイエット効果もできるというのは素晴らしいと思います。
[出典:Amazon]
[出典:Amazon]
お腹を壊すことがない
[出典:楽天]
[出典:楽天]
ナナの口コミには高評価のものが多く、「食いつきが良かった」「ダイエットに最適」「お腹を壊すことがなくなった」などが見つかりました。
ナナにはラムをメインとしたさまざまな動物性たんぱく質が含まれており、食いつきが良いのだと考えられます。
またナナにはフラクトオリゴ糖やユッカ、さまざまなミネラル・ビタミン類などが入っているので、ダイエットや毛並みをよくするのにも期待できそうです。
個人差はあるでしょうが、便の匂いや腸内環境改善を考えている方は試してみるといいでしょう。
ナナの悪い口コミ評判
ナナには、以下のような悪い口コミがあります。
吐いてしまった
9歳と1歳のチワワにお試しで、購入しましたが、駄目でした。
一歳チワワは、吐いてしまい9歳チワワは、何とか普段食べているフ-ドを多めに入れて誤魔化しながら何とか食べましたが,,,
味が、受け付けないようです。
お試しだから仕方ないです。身体に良い成分が、入ってるのに本当に残念です。
便が緩くなった
ナナには基本的に肯定的な口コミが多かったですが、「食いつきが良かった」「お腹が緩くなった」などの批判的な口コミも見つかりました。
とくにドッグフードの切り替えのタイミングではよく下痢やお腹がゆるくなることがあります。
すぐに切り替えるのではなく、1週間~10日間程度かけながらこれまでのフードに少しずつ混ぜて様子を見ながら与えてみることをおすすめします。
また粒が大きくて食べにくい様子であれば、小粒にしてみるかお湯でふやかしてみるのもひとつです。
もし下痢などが改善しないといった場合は、すみやかに獣医に相談してみてください。
ナナの購入方法
ナナは現在、おもに公式サイト・Amazon・楽天で販売されています。
最安値は公式サイトの価格です。
ちなみに楽天・公式サイトでは現在、お試しサンプルがあります。
公式サイトでは初回購入限定商品として20g、楽天では500g(100g×5袋)で税込1,925円で販売されていました。
まずはお試しから始めたい方にはおすすめです。
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
---|---|---|---|
1kg | 2,398 | ||
3kg | 税込4,807円 | ||
税込12,793円 | 税込12,793円+送料700円 | ||
送料 | 700円 ※税込7,150円で送料無料 | 無料 | 700円 ※販売店によっては送料無料のところもある |
ナナのよくある質問
ここでは、ナナのよくある質問への回答を紹介します。
ナナの給与量は?
ナナの給与量について、公式サイトで以下の表が公開されていますのでぜひ参考にしてみてください。
なお、前まで食べていたドッグフードから切り替える場合は、1週間〜10日かけて、今まで食べさせていたフードのなかに少しずつナナを混ぜ、徐々に慣れさせましょう。
またナナは一般的な成犬には「レギュラー」、ダイエット・シニア犬には「ライトエナジー」、肥満犬・高齢犬には「スーパーライトエナジー」が適しているとも掲載されています。
ナナには他にどんな味があるの?
ナナでは今回解析した「レギュラー小粒/大粒」のほかにも、以下のような味の種類がありますので、目的や年齢によって使い分けられます。
商品名 | 特徴 |
---|---|
レギュラー | 成長期・1~7歳前後の一般の成犬が対象 |
ハイエナジー | 幼犬や妊娠・授乳期の母犬、活動犬など、多くの栄養が必要な犬が対象 粒は8,5㎜以下の小粒のみ。 |
ライトエナジー (小粒/大粒) | ダイエットが必要な犬やシニア犬が対象 |
スーパーライト エナジー (大粒・小粒) | ダイエットが必要な犬やシニア犬が対象 ※ライトエナジーよりもさらにカロリーが低い |
ナナはどのシリーズも米・ラムがメインとなっており、「ハイエナジー」「レギュラー」には家禽ミール、「ライトエナジー」「スーパーライトエナジー」にはエン麦ふすまが使われています。
ナナの粒の大きさはどれくらい?
ナナには大粒・小粒があり、大粒は直径平均約13㎜以下、小粒は直径平均約8,5㎜以下となっています。
ちなみに妊娠・授乳期の母犬向けの「ハイエナジー」以外の、「レギュラー」「ライトエナジー」「スーパーライトエナジー」の3種類にそれぞれ小粒・大粒が用意されています。
ナナの賞味期限は?
ナナの賞味期限は未開封の状態で製造から2年とされています。
また開封後は酸化が始まるので開封した後は、なるべく1ヶ月以内で食べきるようにしましょう。
なお保管方法についてですが、直射日光を避けた場所で密閉した状態で保管するようにしてください。
ナナは愛犬の好み合わせて与えられるドッグフード
今回は、ナナの原材料や成分などの基本情報に加えて、特徴や口コミ、メリット・デメリットなどを紹介しました。
ナナ(レギュラー)はおもに1~7歳前後の成長期の犬を対象に作られたフードで、小麦が使用されておらず安心して与えられるドッグフードだということが分かりました。
小粒・大粒とがあるので愛犬の好みや犬の大きさによって選べるのもうれしいですね。
ナナは基本的に犬にとって危険な原材料は使われていませんが、コーングルテンミール、家禽ミール、動物性油脂などやや不明瞭なものが使われているのがもったないところですね。
公式サイトや楽天では少量のサンプルもあるので、今回の記事を読んで気になる方はまず試してみるといいでしょう。
ドッグフードの達人では、160種類以上のドッグフードを5点満点で評価したうえで、S〜Eランクでランクづけしています。
最もおすすめなのは、「Sランク」のドッグフードです。
Sランクのドッグフードなら… |
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● ★4.50以上の高得点 ● 無添加で穀物不使用 ● 栄養バランス◎ ● 「獣医師推奨」「ヒューマングレード」など安全なポイント多数 ● お得な定期購入あり |
A〜Eランクの商品とも比較したうえで、愛犬にぴったりなドッグフードを見つけましょう。