アボダームは、アボカドを使ったアメリカ産のドッグフードです。
ドッグフードには数多くの種類があり、いくつか候補が見つかったとしても、愛犬に合うかどうかを検討するのが大変ですよね。
そこで、この記事では、アボダームを「原材料、成分、価格、安全性、利便性」の5つの項目で評価しています。また、解析結果だけでなく、アボダームの特徴や評判なども紹介しています。
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アボダームの解析結果
総合評価:3.93点
(Bランク)
ただ、犬の体にとってあまり良く無い塩が使われていて、原材料でやや減点があったよ。
また、栄養バランスももう少し整っていればさらに完璧という状態だね。
ぜひ、アボダームよりも総合得点が高いSランクのフードもチェックしよう!
アボダームは、アボカドを使ったアメリカ産のドッグフードです。
解析のうえで「評価された点」と「懸念となった点」をまとめると、以下のようになります。
評価された点 | |
---|---|
●小麦不使用 ●価格が比較的安い ●公式サイト・Amazon・楽天で買える ●同じ商品でも小粒・中粒から選べる ●同じシリーズで味の種類が豊富 | |
懸念となった点 | |
●塩が使われている ●粗タンパク質がやや少なめ ●粗繊維と粗灰分がやや多め ●お試しパックがない ●定期購入がない |
アボダームの原材料の得点は4.00点となりました。
危険な添加物はないものの、塩が使われているため、減点となっています。
食塩の減点について | |
---|---|
犬の塩分摂取量は人間の3割以下が目安です。塩分が多い食事を続けると、心臓や腎臓に負担がかかります。 そのため、犬は食塩などで直接塩分をとるのではなく、原材料に含まれているナトリウムから塩分を摂取するのが望ましいとされています。 |
原材料の詳細は下記の通りです。
乾燥ビーフ、玄米、白米、オートミール、亜麻仁、乾燥アボカド果肉、トマト繊維、鶏脂肪、ナチュラルフレーバー、塩化カリウム、塩、海藻、アボカドオイル、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2、タミンB6、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、セレニウム酵母、銅アミノ酸キレート、硫酸銅、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム)、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ビフィドバクテリウム・サーモフィラム、エンテロコッカス・フェシウム)
アボダームの成分の評価は2.00点となりました。
本サイトの解析基準に基づくと、粗タンパク質が少なめで、粗繊維がやや多いため減点となっています。
粗タンパク質 | 21.0%以上 |
---|---|
粗脂肪 | 11.0%以上 |
粗繊維 | 4.00%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
エネルギー | 332kcal /100g |
粗タンパクの減点について | |
---|---|
当サイトでは、粗タンパク質が25%未満のドッグフードを「粗タンパク質が少なめ」と判断しています。アボダームは粗タンパク質が「21.0%以上」となっているため、減点となりました。 タンパク質は筋肉や体全体の健康を支える大事な栄養であるため、もう少し多めであればさらに理想的です。 | |
粗繊維の減点について | |
当サイトでは、粗繊維が4%以上のドッグフードを「粗繊維が多め」と判断しています。 アボダームは粗繊維が「4.0%以下」となっているため、減点となりました。もう少し抑え目であれば、お腹を壊す心配もさらに少なくなります。 |
アボダームの安全性の評価は4.00点となりました。
製造工場の場所や安全基準など、製造に関する詳細事項が公開されていないため、減点となっています。
アボダームの価格の評価は4.50点となりました。
アボダームの100gあたりの価格は約250円です。
相場が100gあたり250円前後とすると、やや高い方だと言えるでしょう。
ただし、比較的安いため高得点となりました。
アボダームの利便性の評価は4.80点となりました。
お試しパックや定期購入がないため、やや減点となっています。
ただし、そのほかは便利な点が多いです。
公式サイトやAmazon、楽天で購入できるほか、同じシリーズでの重さの種類も豊富です。また、同じ商品でも小粒・中粒サイズから選ぶことができます。
アボダームの特徴
アボダームの詳細な特徴を表にまとめると、以下のようになります。
総合評価 | 3.93点 | ||
---|---|---|---|
パッケージ | |||
価格 | ●80g:税込418円 ●400g:税込1,089円 ●1,5kg:税込4,070円 ●4kg:税込8,448円 ●8kg:税込15,312円 ※「中粒」は1,5㎏(価格変わらず)~ | ||
最安値 | |||
100gあたり | 約250円 | ||
メイン食材 | 乾燥ビーフ | ||
対象 | 全年齢 | ||
賞味期限 | パッケージに記載 | ||
原産国 | アメリカ | カロリー | 332kcal/ 100g |
目的 | 総合栄養食 | タイプ | ドライフード |
粒 | 小粒:直径約10㎜ 中粒:直径15~20㎜ | ||
販売元 | 株式会社Biペットランド | ||
公式サイト | アボダーム |
アボダーム(オリジナルビーフ)の特徴には、以下のようなものがあります。
①栄養価の高いアボカドを使用
アボカドには以下のようにさまざまなメリットがあり、アボダームはこれらに着目して開発されました。
- ビタミン・ミネラルが豊富で健康的な皮膚をつくる
- 植物由来の健康的な油分
- 4種類の乳酸菌が含まれる
アボダームでは、アボカドの栄養を逃さないよう、低温調理が採用されています。
②小麦不使用で体に優しい
小麦や大豆、とうもろこしといった穀物は、消化によくないだけでなく、アレルギーを引き起こしやすいです。
アボダームではこれらの穀物が使われていないため、体に優しく、穀物アレルギーの犬にも安心して与えることができます。
アボダームドッグフードこんな犬・飼い主さんにおすすめ!
アボダームは、下記のような犬や飼い主さんにおすすめです。
こんなワンちゃんにおすすめ! | |
---|---|
●ビーフのドッグフードが好き ●小麦アレルギー | |
こんな飼い主さんにおすすめ! | |
●できるだけ安いものがいい ●同じシリーズで味をローテーションしたい |
小麦が使われていないため、アレルギーを起こしづらいよ。
ただし、米や玄米が使われており、完全なグレインフリーではないため注意しよう。
ほかのグレインフリーのドッグフードをお探しの方は以下のドッグフードもおすすめ!
アボダームのドライフードでは「オリジナルビーフ」のほかにも、ライフステージや健康状態に合わせてさまざまなバリエーションが展開されているため、他の味とローテーションしたい飼い主さんにもおすすめです。
アボダームドッグフードの口コミ評判
アボダームの口コミを調べたところ、様々な意見が見つかりました。
そこでここでは、アボダームの良い口コミ・悪い口コミについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
アボダームドッグフードの良い口コミ
アボダームには以下の良い口コミが見つかりました。
涙やけが改善した
毛艶が良くなった
フケ防止におすすめ
アボダームの良い口コミをまとめると以下のようになります。
- 食いつきが良かった
- 涙やけが改善した
- 毛艶が良くなった
- フケがなくなった
- 便の状態が良くなった
アボダームの口コミには主に毛艶や皮膚トラブル改善に役立ったといったものが多く見つかりました。
余分な油が残らないような製法を採用していることや消化吸収に優れたレシピで作られていることから、犬の皮膚や被毛のトラブル、フケ、かゆみ、涙やけ、体臭、肥満予防などの軽減に役立つのだと考えられます。
また小麦不使用なので、アレルギーをもつ愛犬にも安心して与えられるのもうれしいポイントですね。
アボカドに対して抵抗がない飼い主さんや、ビーフ系の味が好きな愛犬は試してみてもいいでしょう。
アボダームドッグフードの悪い口コミ
アボダームの悪い口コミには以下のものが見つかりました。
吐いてしまった
涙やけが改善されなかった
小粒じゃなかった
アボダームの悪い口コミをまとめると以下のようになります。
- うちの愛犬には合わなかった
- 吐いてしまった
- 涙やけが改善しなかった
- 小粒じゃなかった
アボダームには肯定的な口コミの方が多かったですが、なかには「食いつきが良くなかった」「涙やけや毛艶などがとくに良くならなかった」といった批判的なものも見つかりました。
口コミでもあるように、症状の改善や食いつきについては個人差があるようです。
とくにドッグフードの切り替えのタイミングでは、下痢や食いつきが悪いといったものになりやすいので、1週間~10日程度かけてこれまで与えていたフードに少しずつ混ぜてみるといいでしょう。
またアボダームは小粒でも10㎜程度あるので、小型犬によっては食べにくいことも。
ふやかすか割るなどして与えると食べてもらいやすくなります。
しばらく続けても改善が見られない場合や症状が悪化しあといった場合は、すみやかにかかりつけの獣医に相談してみるようにしてください。
アボダームの購入方法
アボダーム(オリジナルビーフ)は現在のところ、公式サイト・Amazon・楽天で購入できます。
最安値をまとめると、下記のようになります。
公式サイト | |||
---|---|---|---|
80g | 税込418円 | ー | |
400g | 税込1,089円 | 税込1,523円 | ー |
1,5kg | 税込4,079円 | 税込3,300円 | 税込3,190円 |
4㎏ | 税込8,448円 | ー | 税込8,448円 |
8㎏ | 税込15,312円 | 税込13,015円 | |
送料 | 税込7,700円以上で送料無料 | 無料 | 無料 |
アボダームドッグフードは大容量なら楽天がお得!
上記の表からも分かるように、アボダームは重さによってそれぞれ価格が子とんることが分かりました。
現在のところだと、1,5㎏以上など大容量のサイズであれば楽天の方が安く購入できます。
しかし愛犬の好みに合うかわからないといった方や、まずは試してみたいといった方は公式サイト・Amazonの方が少量から試せるのでおすすめです。
ある程度慣らしてから楽天に変えてみるのもひとつです。
アボダームドッグフードに使われているアボカドは本当に安全?
先にも述べたように、アボダームはアボカドが使用されているのが特徴的なドッグフードです。(乾燥アボカド・アボカドオイル使用)
一般的にアボカドは「犬には与えてはいけない食材」のひとつとして有名なので、なかには「本当に安全なの?」と心配する方もいるでしょう。
そこでここでは、アボダームに使用されているアボカドについて安全性を詳しく解説します。
一般的なアボカドの危険性とは?
一般的にアボカドには「ペルシン」といった殺菌作用のある毒素が含まれているので、犬が食べると中毒症状を引き起こしやすいとされています。
しかしひとくちにアボカドといっても種類がたくさんあり、それぞれに含まれるペルシンの量も異なります。
あくまで想定にすぎませんが、おそらくドッグフードで使用されるアボカドは比較的ペルシンの含有量が少なめの品種だと考えられます。
また公式サイトでは「ペルシンは、特定の品種のアボカドの種、皮、樹皮、葉に含まれる物質で、一部の小動物、鳥、馬、ヤギなどに対しての影響のみ言われており、犬や猫に対しての影響を示す科学的な根拠は示されていません」と明記されています。
アボダームにはアボカドが使われている理由
公式サイトには「アボカドには人間の食品ではスーパーフードと重宝され、約20種類のビタミンやミネラルが含まれており、犬や猫の皮膚・被毛の健康維持のために重要な栄養素」だからこそ使用していると掲載されています。
そもそもアボダームは「皮膚で苦しんでいる犬や猫を助けてあげたい」といった願いの元作られています。
したがって、フルーツの中でもとくに皮膚や被毛の健康維持に有効な脂肪酸を豊富に含んだアボカドを使っているのです。
現在のところ、アボダームに中毒の報告はない
ここまでアボダームに使われるアボカドの安全性についてご紹介してきましたが、やはりまだ不安な方もいるでしょう。
アボダームは30年以上も続いているドッグフードブランドですが、現在のところ「アボカドによる中毒が出た」といった報告はありません。
Amazonや楽天でもあるように個人差はあるものの、「毛艶が良くなった」「涙やけやフケがなくなった」などの好評価のものがたくさん見つかりました。
しかしそれでも不安がぬぐえない人は、わざわざアボダームを与える必要はないでしょう。
もしビーフメインのドッグフードをお探しの方は以下記事もチェックしてみてください。
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アボダームにはほかにどんな種類がある?
アボダームには今回ご紹介した「オリジナルビーフ」のほかにも、年齢や用途、メインとなる動物性たんぱく質ごとにさまざまなバリエーションが展開されています。
そこでここでは、それぞれの特徴についてご紹介します。
名称 | 対象犬 | 特徴 |
オリジナルビーフ | 全成長段階 |
※今回紹介しているシリーズ |
スモールブリード チキン | 全成長段階(小型犬用) |
|
パピー | 幼犬用、妊娠・産後の母犬用 |
|
ラム&ライス | 成犬~高齢犬用 |
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ジョイントヘルス | 成犬~高齢犬用 |
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スモールブリード ラム | 成犬~高齢犬用(小型犬用) |
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スモールブリード ビーフ | 成犬~高齢犬用(小型犬用) |
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シニア | 高齢犬用 |
|
ライト | 肥満・高齢犬用 |
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アボダームのよくある質問
アボダームのよくある質問への回答を紹介します。
アボダームの給与量は?
アボダームの給与量について公式サイトでは、以下のような表が公開されています。
体重 | パピーの場合 | アダルトの場合 | シニアの場合 |
1~5㎏ | 54~119g | 45~99g | 41~90g |
5~9㎏ | 119~184g | 99~154g | 90~138g |
9~14㎏ | 184~266g | 154~221g | 138~199g |
14~18㎏ | 266~331g | 221~276g | 199~248g |
18~27㎏ | 331~477g | 276~398g | 248~358g |
27~36㎏ | 477~624g | 398~520g | 358~468g |
36~46㎏ | 624~786g | 520~655g | 468~590g |
表内容はあくまでも目安であるため、愛犬の体調を見ながら適量を与えましょう。
なお、前まで食べていたドッグフードから切り替える場合は、1週間〜10日かけて、今まで食べさせていたフードのなかに少しずつアボダームを混ぜ、徐々に慣れさせましょう。
アボダームはどの重さのパックも小分けされているの?
いいえ。アボダームで小分け包装になっているのは、400gと1,5kgの商品のみです。
5kgと10kgのパックは小分け包装になっていません。
ちなみに、400gと1,5kgは、以下のような小分けになっています。
- 400g:100g×4袋
- 1,5kg:500g×3袋
アボダームにはお試しサンプルはある?
アボダームでは現在のところ「お試しサンプル」と呼ばれるものはありませんが、公式サイトでは80gから(税込418円)購入ができます。
またAmazonでは400gからの購入ができるので、まずは試してみたいといった方におすすめです。
アボダームの賞味期限は?
アボダームの賞味期限は開封前の状態で約10か月だといわれています。
ちなみに開封後は公式サイトによると、自然保存のため1ヶ月以内を目安に食べきるようにと推奨されています。
アボダームに入っているアボカドは安全?
先にも述べたように、アボダームに入っているアボカドは安全です。
アボダームに入っているアボカドには、「ペルシン」が含まれていないという検査結果が出ており、実際にもアボカドによる中毒の報告はされていません。
したがってアボダームは、アボカドの仕様に不安を持つ方でも安心して愛犬に与えられるドッグフードだといえるでしょう。
まとめ
今回は、アボダームの原材料や成分などの基本情報に加えて、特徴や口コミ、メリット・デメリットなどを紹介しました。
なかでも今回ご紹介した「オリジナルビーフ」はビーフをメインとしており、小麦不使用なのでアレルギーを持つ愛犬にもオススメのシリーズです。
実際の口コミにも「皮膚や被毛トラブルが改善した」「フケがなくなった」「涙やけがなくなった」といった高評価のものも多く見つかりました。
一般的には警戒しがちなアボカドが使われていますが、中毒の報告もなく愛犬に危険なものを含んでいないと検査結果でも出ているので安心。
ただし原材料に塩・玄米・白米などが使用されていたり、アボカドの使用に対してどうしても懸念がぬぐえない人にはおすすめできません。
気になる方はまず、少量のものから試してみるといいでしょう。
【2023年最新】ビーフメインのおすすめドッグフード8選!主原料・栄養素・コストを徹底比較
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