愛犬に鹿肉を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
鹿肉はドッグフードのメイン食材として用いられることもあります。また、手作りフードで愛犬に鹿肉を与えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬に鹿肉を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
鹿肉の効果効能
鹿肉は低脂肪低カロリー高たんぱくな肉です。カロリーは牛や豚の1/3であり、脂肪はなんと牛や豚の1/15です。そして、これらの肉の2倍のたんぱく質を含んでいます。そのため、鹿肉は犬にとって優れたたんぱく質源だと言うことができるでしょう。低カロリーなのでダイエット食としても役立ちます。
そして、鹿は家畜として飼育されているわけではなく、野生のものを猟師が狩っていることが多いです。そのため、家畜のように添加物など、犬にアレルギーを引き起こす可能性があるものを食べずに育っています。
なので、鹿肉は比較的アレルゲンになりにくい肉としても有名です。
そして、鹿肉はほかの動物より体温が5~6℃高めなので、寄生虫や細菌のリスクが少ない肉としても知られています。また、鹿肉を食べると皮ふの状態や毛のつやが良くなるとも言われています。
鹿肉の栄養成分
鹿肉に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 71.4g |
たんぱく質 | 23.9g |
脂質 | 4.0g |
ビタミンB2 | 0.35㎎ |
鉄分 | 3.9㎎ |
カリウム | 390㎎ |
n-6系多価不飽和脂肪酸 | 0.12g |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。 カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。 鹿肉にはn-6系多価不飽和脂肪酸の中でも、DHAやEPAが豊富に含まれています。 そして、EPAには血液を正常に保つ働きがあります。具体的には血栓ができにくくなったり、高脂血症を予防したり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを予防したりする効果があります。 また、DHAには脳を活性化させたり、血液をサラサラにしたり、動脈硬化や脳卒中を予防したりする効果があります。 鹿肉は比較的ヘルシーな肉ですが、どんなにヘルシーでも大量に食べれば多くの脂質を取ることになり、肥満の原因になってしまいます。 そして、腎臓や肝臓が重度に悪い犬は特に鹿肉を食べすぎるべきではないと言われています。 先ほども述べましたが、鹿は家畜として大量に飼育されているわけではなく、猟師が1頭1頭狩っています。つまり、鹿肉の生産には鶏肉や豚肉などの生産よりも多くのコストがかかるのです。その分、鹿肉の値段は高めです。 また、鹿肉は野生の動物なので、天候や季節によって捕獲できる頭数は変わってしまいます。そのため、鹿肉は供給も不安定です。 鹿肉に含まれる酵素や乳酸菌などは加熱すると失われてしまいます。そのため、鹿肉は生で与えるのがおすすめ➀たんぱく質
➁ビタミンB2
➂鉄分
➃カリウム
➄n-6系多価不飽和脂肪酸
鹿肉の注意点
与えすぎに注意!
値段に注意!
鹿肉の与え方
もし犬が生肉に抵抗があるなら、はじめはお湯にくぐらす程度にボイルして与えましょう。また、最初は少量与えるのがおすすめです。
ちなみに、飼い主の側が生肉を与えることに抵抗があるなら、ボイルして与えても問題ありません。
ドッグフードの達人では、160種類以上のドッグフードを5点満点で評価したうえで、S〜Eランクでランクづけしています。
最もおすすめなのは、「Sランク」のドッグフードです。
Sランクのドッグフードなら… |
---|
● ★4.50以上の高得点 ● 無添加で穀物不使用 ● 栄養バランス◎ ● 「獣医師推奨」「ヒューマングレード」など安全なポイント多数 ● お得な定期購入あり |
A〜Eランクの商品とも比較したうえで、愛犬にぴったりなドッグフードを見つけましょう。