愛犬にうずらの卵を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ドッグフードにうずらの卵が含まれていることはないと思いますが、人間はうずらの卵を食べることがあります。なので、愛犬にうずらの卵を与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にうずらの卵を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
うずらの卵の効果効能
うずらの卵は犬にとって適したたんぱく質源です。
そして、うずらの卵は妊娠中の犬の体調維持や子犬の健やかな成長に役立ちます。
うずらの卵の栄養成分
うずらの卵に含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 72.9g |
たんぱく質 | 12.6g |
脂質 | 13.1g |
鉄分 | 3.1㎎ |
葉酸 | 91μg |
ビタミンA | 350μg |
ビタミンB1 | 0.14㎎ |
ビタミンB2 | 0.72㎎ |
ビタミンB12 | 4.7μg |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 脂質は3大栄養素のひとつです。細胞膜の成分やホルモンの原料などになっています。不足すると正常に成長できなくなったり、皮ふ炎の原因になったりします。また、油にとけるタイプのビタミンの吸収にも役立ちます。 ただ、とりすぎると肥満や生活習慣病などの原因になってしまうので注意が必要です。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。 葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。 ビタミンAとはレチノール、レチナール、レチノイン酸の総称です。このうち、ビタミンAの主要な成分であるレチノールには目や皮ふの粘膜を健康に保ったり、細菌などに対する抵抗力を高めたりする働きがあります。また、薄暗いところで視力を保つ働きもあります。 ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。 ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。 うずらの卵にはたんぱく質が豊富に含まれていますが、脂質も多く含まれています。そのため、うずらの卵を与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。 生のうずらの卵の白身にはアビジンという物質が含まれています。この物質にはビオチンという栄養素の吸収を阻害する働きがあります。 そして、ビオチンが欠乏すると毛が抜けてきたり、皮ふに炎症が起こったり、フケが増えてきたりします。また、子犬の成長も阻害してしまいます。 しかし、アビジンのビオチン吸収を阻害する効果は80℃以上で熱することでなくなります。また、生のうずらの卵にはサルモネラ菌がついている可能性もあります。 うずらの卵は加熱して与えるようにしましょう。また、飼い主に与えるつもりがなくても、犬が誤って生のうずらの卵を食べてしまう可能性もあります。うずらの卵は犬が届かない場所に置いておくべきでしょう。 世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、うずらの卵の場合もアレルギーには注意する必要があります。 うずらの卵をはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。 そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、うずらの卵アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。 うずらの卵は加熱してそのまま与えて大丈夫➀たんぱく質
➁脂質
➂鉄分
➃葉酸
➄ビタミンA
➅ビタミンB1
➆ビタミンB2
うずらの卵の注意点
与えすぎに注意!
生のうずらの卵の白身に注意!
アレルギーに注意!
うずらの卵の与え方
そして、より消化によくするなら、切ってから与えるといいでしょう。
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