ドッグフードの原材料と成分

犬に「しめじ」を与えるときの全知識|生はダメ!

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愛犬にしめじを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにしめじが含まれていることはまれだと思いますが、しめじはとても身近な食材だと思います。ほとんどの人は食べたことがあるのではないでしょうか。なので、犬にしめじを与えてもいいのかどうか気になっている人も多いのではないでしょうか

そこで、この記事では「犬にしめじを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

しめじの効果効能

しめじの約90%は水分で構成されています。そのため、しめじは水分補給として適しています。また、食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。

そして、しめじにはビタミンDが豊富に含まれています。そのため、しめじを食べるとカルシウムの吸収率が上がり、肥満予防になるほか、筋力強化にも役立ちます。

また、しめじには免疫力を強化し、がんやアレルギーや高血圧などを予防してくれる効果もあります。

しめじの栄養成分


しめじ(ぶなしめじ)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分90.8g
炭水化物5g
食物繊維3.7g
ビタミンB10.16㎎
ビタミンB2
ナイアシン6.6㎎
カリウム380㎎
リシン120㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

しめじの90%は水分で構成されています。そのため、しめじは犬の水分補給としても適しています。

➁食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➂ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➃ビタミンB2

ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。

➄ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群の仲間です。そして、ナイアシンは細胞で糖質や脂質やたんぱく質からエネルギーを作り出すときに役立ちます。また、皮ふや粘膜の健康を維持する役割もあります。

➅カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➆リジン

リジンは必須アミノ酸のひとつです。そして、リジンには疲労を回復する効果もあります。また、体の成長や組織の修復に関わる抗体やホルモン、酵素などを作るための原料にもなります。そして、肝機能をサポートし、毛なみを生き生きとさせる効果もあります。

➇エルゴステロール

エルゴステロールはキノコ類に含まれる成分で、体内でビタミンD2に変換されます。そして、エルゴステロールには体内のカルシウムの量を調整し、骨を丈夫に保つ働きがあります。そして、子犬の成長を促進し、ストレスを軽減する効果もあります。

➈オルニチン

オルニチンはアミノ酸の一種です。そして、オルニチンには運動などによる疲労を軽減したり、成長ホルモンの分泌を促進したりする効果があります。

しめじの注意点

与えすぎに注意!

しめじには食物繊維が豊富に含まれています。しかも、犬はしめじに含まれている食物繊維を消化するのが苦手です。そのため、しめじを食べすぎてしまうと消化不良になってしまい、下痢や嘔吐の原因になってしまう可能性もあります。

また、水分も豊富なので、下痢になってしまうかもしれません。

生のしめじに注意!

しめじには食物繊維が豊富に含まれており、犬にとっては消化の難しい食べ物です。そのため、生のしめじは消化に悪く、犬に与えるのには適していません。

日持ちしないので注意!

しめじはあまり長い間もたない食べ物です。できるだけはやく食べきるようにしましょう。

そして、食べきれない場合には冷凍して保存するのがおすすめです。

おいしいしめじの選び方

人間が食べるときにもそうですが、犬にしめじを与えるときにも、できるだけおいしいものを与えたいですよね。そこで、この項ではおいしいしめじの選び方について解説したいと思います。

おいしいしめじの基準は2つあります。

まず1つ目はしめじのかさの部分やじくの部分などにハリがあってしなびてないことです。もししなびてたら、古いしめじである可能性があります。

次に、2つ目は水滴がついていないことです。キノコ類は水気を嫌うので、できるだけ水滴がついていないものを選んだほうがいいのです。

しめじの与え方

しめじは生では与えず、必ず加熱してから与えるようにしましょう。

ちなみに、加熱する方法としては炒めることや茹でることなどがあげられるでしょう。そして、加熱した後には必ず細かく切って与えるようにしましょう。そうしないと、消化されずにそのまま出てきてしまう可能性があります。

また、加熱した後でフードプロセッサーなどでくだいてペースト状にするのもおすすめです。そうすればより消化に良くなります。

 

ちなみに、与える量の目安は一概には言えませんが、1日の摂取カロリーの10%程度がいいでしょう。そして、与えた後で便がゆるかったり、下痢をしたりしたら、それは与えすぎということです。量を減らすようにしましょう。

そして、初めて与えるときには少量にしましょう。アレルギーの可能性もありますし、しめじが犬の体に合わない可能性もあります。

きなこ
きなこ
しめじは水分補給として適しているほか、腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。
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