犬に「玄米」を与えるときの全知識|アレルギー症状に注意!

ドッグフードの原材料/成分

愛犬に玄米を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

玄米は炭水化物源としてドッグフードに用いられることもあります。また、白米の代わりに玄米を食べて生活している家では、犬にも玄米を与えたいと考えているかもしれません。

そこで、この記事では「犬に玄米を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

玄米の効果効能

玄米は犬にとって優れた炭水化物源です。また、炭水化物のほかにもビタミン類などがバランスよく含まれています。

なので食物繊維による整腸効果が期待でき、ビタミン類が体の調子を整えてくれます。

玄米の栄養成分


玄米に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 14.9g
炭水化物 74.3g
食物繊維 3.0g
ビタミンB1 0.41㎎
ビタミンB6 0.45㎎
ビタミンE 1.2㎎
ナイアシン 6.3㎎
マグネシウム 110㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➁ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➂ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーに変換したり、筋肉や血液などを作ったりするときに働いています。なので、たんぱく質を多くとるほどたくさんのビタミンB6が必要になり、皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。

➃ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➄ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群の仲間です。そして、ナイアシンは細胞で糖質や脂質やたんぱく質からエネルギーを作り出すときに役立ちます。また、皮ふや粘膜の健康を維持する役割もあります。

➅マグネシウム

マグネシウムは体内で骨や歯をつくるために使われています。そして、マグネシウムは体内で不足すると骨から遊離して神経の興奮を抑えたり、エネルギを作ったり、血圧を維持したりするのに利用されます。

➆フィチン

フィチンには悪玉ミネラルを排出してくれる働きがあります。ちなみに、フィチンをとると必要なミネラルまで排出されてしまうのではないかと心配する人もいると思いますが、フィチンとミネラル欠乏症とは関係がないと言われています。

玄米の注意点

アレルギーに注意!

世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、玄米の場合もアレルギーには注意する必要があります。

そして、玄米で問題になるのは穀物アレルギーです。玄米ではアレルゲンになる胚芽の部分を食べることになるので、穀物アレルギーを持っている犬に与えるべきではありません。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、穀物アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

玄米には食物繊維が含まれています。そのため、玄米を食べすぎると消化が追い付かなくなってしまい、下痢や便秘などの原因になってしまいます。

高齢犬や胃腸の弱い犬には不適

玄米は比較的消化がしにくい食べ物です。そのため、玄米は胃腸が弱い犬や高齢の犬など、消化の能力が低い犬が食べるのには適していません。

このような犬に玄米を与えたい場合は、おかゆにするなど消化をしやすくするための工夫が必要です。

玄米の与え方

普通の炊き方の玄米をそのまま犬に与えてしまうと犬がうまく消化できず、便秘や下痢などの原因になってしまうかもしれません。

そのため、犬に玄米を与える場合には、玄米をよく水につけて柔らかく炊いたあと、フードプロセッサーなどでドロドロにして与えるのがおすすめです。

ドッグフードの達人
玄米は優れた炭水化物源ですが、消化に悪いため工夫が必要です。
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