ドッグフードの原材料と成分

犬に「えんどう豆」を与えるときの全知識|生で与えないよう注意!

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愛犬にえんどう豆を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

えんどう豆がドッグフードに含まれていることはまれですが、身近な食材なので、私たちはえんどう豆を食べることがあると思います。なので、えんどう豆を愛犬にも食べさせてあげたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にえんどう豆を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

えんどう豆の効果効能

えんどう豆には皮ふや粘膜の健康を維持する効果があります。また、ホルモンや免疫抗体や血液が体内で生成されるのを助けます。

えんどう豆の栄養成分


えんどう豆に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
たんぱく質21.7g
炭水化物60.4g
食物繊維17.4g
ナイアシン2.5㎎
葉酸24μg
パントテン酸1.74㎎
脂質2.3g
カリウム870㎎
リン360㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群の仲間です。そして、ナイアシンは細胞で糖質や脂質やたんぱく質からエネルギーを作り出すときに役立ちます。また、皮ふや粘膜の健康を維持する役割もあります。

➄葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。

➅パントテン酸

パントテン酸はビタミンの一種です。パントテン酸は広く様々な食品に含まれています。そして、パントテン酸はたんぱく質の代謝とエネルギーの生産に不可欠な酵素を補助する役割を持っています。

また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にもかかわっています。そのため、パントテン酸は皮ふや粘膜の健康を保つ働きもしています。

えんどう豆の注意点

与えすぎに注意!

えんどう豆には食物繊維が豊富に含まれています。そのため、えんどう豆を与えすぎてしまうと下痢などの原因になってしまいます。

生のえんどう豆に注意!

犬に生のえんどう豆を与えてはいけません。おなかを壊してしまいます。

生のえんどう豆にはトリプシン・インヒビターという膵臓から分泌される消化酵素の働きを阻害する成分が含まれているからです。

トリプシン・インヒビターは加熱、発酵、熟成のどれかをすることで効果を失います。なので、犬にえんどう豆を与えるときは必ず加熱するようにしましょう。

アレルギーに注意!

世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、えんどう豆の場合もアレルギーには注意する必要があります。

えんどう豆をはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、えんどう豆アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

えんどう豆の与え方

えんどう豆は植物なので、犬にとって消化によいものではありません。そのため、えんどう豆は加熱した上ですりつぶして与えるといいでしょう。

また、えんどう豆の薄皮は食物繊維のかたまりなので、犬にとっては特に消化しにくい部分です。取り除いてから与えたほうがいいでしょう。

きなこ
きなこ
えんどう豆には皮ふや粘膜の健康を維持する効果がありますが、生のえんどう豆には注意が必要です。
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