ドッグフードの着色料「二酸化チタン」についての全知識

ドッグフードの原材料と成分

愛犬に二酸化チタンの含まれているドッグフードを与えるべきではありません。

二酸化チタンは安いドッグフードの添加物として用いられています。そして、危険性は広く知られていると思いますが、その理由まで知っている人はなかなかいないのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬に二酸化チタンを与えてはいけない理由」について解説していきたいと思います。

発がん性もある危険な着色料

二酸化チタンはチタンという金属の化合物のひとつで、食品には主に着色料として使用されます。

そして、二酸化チタンには発がん性などの危険性が多く報告されています。

そもそも着色料って何?


着色料とは、食品に色をつけるために用いられる添加物です。人間用の食品にもよく使用されますが、安いドッグフードに使用されることもあります。

そして、人間は視覚が発達しており、おいしそうな色を見ると食欲がそそられるため、着色料は効果的です。

しかし、犬は人間ほど視覚が発達しておらず、主に嗅覚(きゅうかく)でおいしい食べ物かどうかを判断しています。

そして、実験により、着色料を使用しても犬の食いつきに変化はないことが明らかになっています。つまり、着色料が使用されていても、犬にとっては何の意味もないのです。

 

それにもかかわらずドッグフードに着色料が含まれているのは、飼い主においしそうなドッグフードだと認識してもらい、買ってもらうためです。

そして、着色料の中には天然のものと合成のものがありますが、ドッグフードに含まれているのはたいてい危険な合成着色料です。

その理由は簡単で、合成着色料のほうが安いからです。

このような着色料が含まれているドッグフードは選ばないほうが愛犬のためです。

二酸化チタンとは


二酸化チタンはチタンという金属元素の化合物のひとつで、酸化チタン(Ⅳ)と表記されることもあります。また、単に酸化チタンと書かれていることもあります。

そして、二酸化チタンにはルチル型、アナターゼ型、ブルッカイト型の3種類がありますが、食品に使用されるのはルチル型とアナターゼ型です。

ちなみに、食品に使用されるときには、ナノ粒子という粒がとても小さくなった状態になっていることがほとんどです。

そして、食品以外では、日焼け止めや化粧品などに用いられることが多いでしょう。

二酸化チタンの働き

二酸化チタンにはさまざまな働きがあります。

まず、排気ガスに含まれている硫黄酸化物や窒素酸化物を硫酸や硝酸に分解して空気中から取り除いてくれます。

ちなみに、硫黄酸化物や窒素酸化物は空気汚染の原因になる物質です。これを取り除いてくれる二酸化チタンはとても環境にやさしい物質だといえます。

また、二酸化チタンはアセトアルデヒドなどの有害ガスも分解してくれます。ちなみに、アセトアルデヒドはシックハウス症候群という新居の住宅で体調不良を感じる病気の原因になることがあります。

 

また、二酸化チタンには水となじんで膜を作る性質もあります。この性質を生かして、鏡の汚れやくもりを抑制するために使用されることもあります。

そして、ナノ粒子にした状態では紫外線を遮断する効果もあるため、日焼け止めなどにも用いられています。

また、食品には白色の着色料として用いられます。ちなみに、二酸化チタンは着色力も元の色を隠す力も優れているため、とても便利です。

 

そして、乳製品やホワイトチョコレートなどを白色に着色するために用いられることも多いですが、下地として用いられることもあります。

二酸化チタンは食品の元の色を覆い隠す力が強いので、先に二酸化チタンで食品を白く着色し、その上から別の着色料を使用することもできるのです。

つまり、白い食品でなくても使用されていることがあるのです。

ちなみに、二酸化チタンは日本では食品用添加物として使用が認められていますが、食品を着色する用途以外に用いることはできません。

二酸化チタンの危険性


二酸化チタンは多くの動物実験によって毒性があることがわかっています。

そして、WHOは二酸化チタンを「発がん性のある物質」に分類しています。また、アメリカのがん学会は二酸化チタンを「もっとも発がん性の高い5つの物質」のひとつだとしています。

また、マウスによる実験ではナノ粒子が胎児に対して神経毒性を引き起こしたということが明らかになっています。そして、不妊になったり、妊娠合併症を引き起こしたりする可能性もあります。

 

ちなみに、二酸化チタンには食べたときの危険性もありますが、吸入するとより危険であると言われています。

たとえば、動物実験で二酸化チタンを吸入すると脳で炎症が起こったり、細胞ストレスの値が上昇したりしました。

また、記憶をつかさどる脳の部位である海馬の損傷も見られました。このことから、二酸化チタンを摂取するとアルツハイマー病になる可能性もあります。

二酸化チタンの致死量

二酸化チタンの致死量は体重1㎏あたり10gであると言われています。

ドッグフードの達人
二酸化チタンは発がん性もある危険な着色料です。
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