ドッグフードの原材料と成分

犬に「オクラ」を与えるときの全知識|生で食べてもいいの?

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愛犬にオクラを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにオクラが含まれていることはまずないと思いますが、オクラは身近な食材です。なので、愛犬にもオクラを与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にオクラを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

オクラの効果効能

オクラには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整えてくれる効果があります。これは、下痢にも便秘にも効果があります。

また、ペクチンには糖の吸収を穏やかにする効果もあります。そのため、血糖値が高い犬にもおすすめです。

そして、βカロテンの抗酸化作用も期待することができます。ちなみに、抗酸化作用がある食品を食べると、犬の体が若々しく保たれます。

オクラの栄養成分


オクラに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分90.2g
炭水化物6.6g
食物繊維5g
βカロテン670μg
ビタミンK71μg
カリウム260㎎
カルシウム92㎎
マグネシウム51㎎
リン58㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

オクラの90%は水分で構成されています。そのため、オクラは犬の水分補給としても適しています。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➄カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➅カルシウム

カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。

➆ペクチン

ペクチンは食物繊維の仲間です。そのため、腸内環境を整える効果が期待できます。具体的には腸内の善玉菌の増殖を助け、悪玉菌や毒素を排出してくれます。また、血糖値の上昇をゆるやかにし、コレステロール値の上昇を抑える働きもあります。

➇ガラクタン

ガラクタンには脳細胞を活性化させ、認知症を予防する効果があります。また、がんを抑制する効果もあるとも言われています。

オクラの注意点

アレルギーに注意!

世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、オクラの場合もアレルギーには注意する必要があります。

オクラをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、オクラアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

オクラには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、与えすぎると消化不良になってしまい、下痢や便秘などの原因になってしまう可能性があります。

また、水分も多く含まれているため、下痢の原因になってしまうかもしれません。

へたに注意!

オクラのへたには苦味があります。そのため、犬にオクラを与えるときはへたを取ってあげたほうがいいでしょう。

オクラの与え方


オクラは比較的柔らかい野菜なので、生で与えても問題ありません。熱に弱く水に溶けやすい栄養素が多く含まれているので、生で与えてあげたほうが栄養価は高くなるでしょう。

ただ、オクラを与えるのが初めてで消化不良が起こらないか不安な場合には、軽く加熱しても大丈夫です。加熱してあげたほうが消化には良くなります。しかし、加熱しすぎてしまうと栄養素が多く減ってしまいます。そのため、さっと加熱してあげるといいでしょう。

ちなみに、加熱する場合でも、加熱しない場合でも、種は取り除かなくて大丈夫です。植物の種はかたいものが多く、取り除いてあげたほうがいい場合も多いですが、オクラの種はやわらかいからです。

そして、細かく刻んで与えてあげるようにしましょう。そうすれば消化に良くなりますし、ネバネバ度もアップします。細かく刻まずにそのまま与えてしまうとのどや腸に詰まらせてしまう可能性もあります。

 

ただ、味付けはするべきではありません。人間にとってちょうどいい味付けは犬にとっては濃すぎる場合が多いからです。

ちなみに、1日に与える量の目安は10gくらいです。これはだいたいオクラ1本分になります。

そして、初めて与えるときには少量にし、翌日にはうんちを確認してあげるようにしましょう。うんちが緩くなっていたら与えすぎなので、量を減らしてあげましょう。

ちなみに、オクラは山芋や納豆と混ぜてあげるとネバネバの効果がアップするのでおすすめです。ただ、山芋は腎疾患や腎臓結石や皮ふ疾患などがある場合には与えるべきではありません。

きなこ
きなこ
オクラには腸内環境を整えてくれる効果などがありますが、与えすぎには注意が必要です。
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