愛犬にパースニップを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
パースニップは日本ではマイナーかもしれませんが、ヨーロッパではメジャーな野菜です。なので、パースニップを犬に与えても大丈夫なのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にパースニップを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
そもそもパースニップって何?
そもそもパースニップはセリ科の2年草で、色が白い根菜です。色が白くて、形がニンジンに似ていることから、白ニンジンと呼ばれることもあります。ちなみに、風味もニンジンに似ています。糖分が多くて甘味が濃厚な野菜です。
そして、パースニップは日本ではマイナーな野菜ですが、ヨーロッパでは良く使われる野菜です。
昔から食用だけではなく、薬用としても重宝されてきました。そして、長い間腐らずに保存することができるので、保存食としても重宝されてきました。
ちなみに、パースニップは加熱するとさらに甘味が増しておいしくなるため、煮込み料理に向いています。ボルシチなどに使われることが多いでしょう。
パースニップの効果効能
パースニップには食物繊維が多く含まれています。そのため、腸内環境を整えてくれる作用があります。
また、抗酸化作用が高いため、犬の体を若々しく保ってくれるほか、皮ふの状態を良くするのにも役立ちます。
パースニップの栄養成分
パースニップに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
➀食物繊維
食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。
➁葉酸
葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。
➂ビタミンB1
ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。
➃ビタミンC
コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。
➄ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。
➅カリウム
カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。
パースニップの注意点
与えすぎに注意!
パースニップには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、パースニップを与えすぎると消化不良の原因になってしまい、下痢や嘔吐などが引き起こされてしまう可能性があります。
また、パースニップにはバナナと同じくらい多くの糖分が含まれています。そのため、パースニップを食べすぎると糖分過多になってしまいます。
そして、犬が糖分過多になってしまうと、肥満や糖尿病や歯周病などの原因になってしまうかもしれません。
また、パースニップにはカロリーもあります。そのため、与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまう可能性がありますし、パースニップだけでおなかがいっぱいになってしまい、普段のフードを食べなくなってしまう可能性もあります。
そのため、パースニップを与えすぎてしまうと栄養が偏ってしまうかもしれません。
皮に注意!
パースニップには皮がありますが、皮は犬に与えないようにしましょう。なぜなら、皮の部分は繊維がかたくて消化しにくいからです。
また、皮には残留農薬が含まれている可能性もあります。
生のパースニップに注意!
生のパースニップもかたくて消化に悪いため、人が生で食べることはないと思いますが、犬にも与えないようにしましょう。
もし犬が生のパースニップを食べてしまうと消化不良になってしまう可能性もあります。
パースニップの与え方
パースニップはしっかり煮込んであげた後、小さく切って与えてあげるといいでしょう。
フードにトッピングしてあげたり、おやつとして与えてあげたりするのがおすすめです。
また、フードプロセッサーでペースト状にしてあげるのもいいのではないでしょうか。そうすればさらに消化に良くなります。
そして、パースニップを犬に与える量は一概には言えませんので、愛犬にとってベストな量を見つけてあげましょう。ただ、1日の摂取カロリーの20%は超えないようにしましょう。これを超えると肥満につながってしまう確率が高まります。
また、パースニップをはじめて与えるときにはごく少量にしましょう。パースニップが体質に合ってない可能性もありますし、アレルギーを持っている可能性もゼロではないからです。
そして、だんだん量を増やしていってあげるといいでしょう。
そのため、与えすぎにさえ気を付ければ犬に与えても大丈夫な野菜です。
煮込んで細かく切って与えたり、フードプロセッサーでペースト状にしてから与えたりするといいでしょう。
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