ラン・ミールは、ビーフ&バターミルク味で、8kgと大容量のドッグフードです。
「他のドッグフードとどう違うの?」「愛犬とドッグフードとの相性は良いだろうか?」と不安に感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、ラン・ミールを「原材料、成分、価格、安全性、利便性」の5つの項目で評価しています。また、解析結果だけでなく、ラン・ミールの特徴や評判なども紹介しています。
ラン・ミールの解析結果
総合評価:1.85点
(Eランク)
ただし、第一原材料に小麦、とうもろこしなどの穀物が使われていて、安全性が不明確な“〇〇ミール”が多数使われている点など、原材料の面で減点が目立っているよ。
また、重さの種類も8kgのみで、味の種類も「ビーフ&バターミルク味」の1種類である点もあり、利便性にもやや欠けるかも。
ぜひ、ラン・ミールよりも総合得点が高いSランクのフードもチェックしよう!
ラン・ミールは、ビーフ&バターミルク味で、8kgと大容量のドッグフードです。
解析のうえで「評価された点」と「懸念となった点」をまとめると、以下のようになります。
評価された点 | |
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● 価格が安い ● Amazon・楽天で購入できる | |
懸念となった点 | |
● 第一原材料が穀物 ● 大豆ミール、ミートミールなどミール類の安全性が曖昧 ● 動物性油脂やが使われている ● 脱脂米糠が使われている ● ビートパルプが使われている ● 着色料が複数使われている ● 粗タンパク質がかなり少ない ● 粗脂肪が少ない ● 粗繊維がやや多い ● 定期購入や初回割引がない ● 重さの種類が1種類のみ(8kg) ● 味の種類が1種類のみ |
ラン・ミールの原材料の得点は0.00点となりました。
危険な添加物はないものの、第一原材料が小麦、とうもろこしなどの穀物で、その他にもミールや動物性油脂など安全性がやや曖昧な原材料があるため、大幅な減点となっています。
小麦粉・小麦ふすまの減点について | |
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ラン・ミールの主原料は小麦粉です。 小麦粉は小麦を粉状にしたものです。 小麦は、犬がアレルギーを引き起こしやすい原材料であるため、与える際は注意が必要です。また小麦に含まれるグルテンは消化しにくく、愛犬のお腹に負担をかけてしまいます。 小麦ふすまも、小麦粉と同じようなリスクがあります。 | |
とうもろこしの減点について | |
ラン・ミールに使用されているとうもろこしは、品質が明記されていないため、栄養にほとんど期待できない「ひげ・皮・芯」の部分が使われている可能性があります。 消化不良になったり、穀物にアレルギー反応が出たりすることもあるため、与える際は注意が必要です。 | |
ホミニーフィード、コーングルテンミールの減点について | |
コーングルテンミールとは、とうもろこしからデンプンを取り除いたものです。 また、ホミニーフィードとはとうもろこしからコーングリッツなどを作る時にできる副産物です。これらの原材料には糖質が多めに含まれているため、肥満の原因になることがあります。また、アレルゲンにもなりやすいので注意が必要です。 | |
脱脂米糠の減点について | |
生の米糠から油を搾り取ったものが「脱脂米糠」です。油を搾りとる時に使う薬品(ノルマルヘキサン)が安全性に欠けるとして、食材への利用が疑問視されています。 飼料や肥料への利用が主ですが、タダ同然で手に入ることもあり、ドッグフードにもしばしば使われています。 | |
ミートミール、チキンレバーパウダー、 チキンミールの減点について | |
ミートミール、チキンレバーパウダー、チキンミールには粗悪な原料が用いられている可能性があります。粗悪な原料とは、人間用には認められていないような、いわゆる4Dミートなどです。 このような原料が入っているドッグフードを食べ続けていると、犬の健康に悪影響を与えてしまう可能性があります。 | |
動物性油脂の減点について | |
動物性油脂はレンダリングをするときに製造されていると言われています。レンダリングとは、食肉を取った後の家畜の廃棄物から脂肪を搾り取ることです。 そして、動物性油脂の中には病気にかかっていた動物や家畜の殺虫剤なども含まれている可能性があります。 | |
ビートバルプの減点について | |
ビートバルプとは、サトウダイコンの搾りカスのことです。 食物繊維が豊富で草食動物にはぴったりの原材料となりますが、犬のような肉食動物には必要のない栄養素です。 サトウダイコンから砂糖を搾り取る時に使う硫酸系の薬品が残留している恐れがあるので注意が必要です。 | |
大豆ミールの減点について | |
大豆ミールとは、大豆を加工した後に残る搾りかすのことです。 栄養分が少ない上、消化もしにくいため、下痢などの消化不良を起こしたり、免疫力が低下したりする可能性があります。 | |
フィッシュミールの減点について | |
特に種類を特定せずいろいろな魚を混ぜて加工原料に用いたものを魚肉と呼び、魚肉を加熱して油を搾った後に乾燥させた粉末状のものをフィッシュミールと呼びます。 フィッシュミールに含まれている油は酸化しやすいため、日本では使用が認められていない危険な添加物であるエトキシキンが使われていることもあります。 | |
食用黄色5号の減点について | |
食用黄色5号は日本ではお菓子や清涼飲料に使用されています。犬に対する実験では体重減少や下痢などの症状が出てくることが報告されています。 そして、がんの原因になったり、ぜんそく症状の原因になったりします。 | |
食用赤色3号の減点について | |
食用赤色3号は日本ではかまぼこ、さくらんぼ、福神漬けなどに使用されていることが多い着色料です。 ラットによる実験で多量を摂取すると赤血球の数が減少してしまうことが明らかになっています。また、甲状腺に腫瘍(しゅよう)ができてしまう可能性があり、がんになるリスクもあります。 | |
食用赤色102号の減点について | |
食用赤色102号は日本では洋菓子やソーセージなどに用いられていることが多いでしょう。 発がん性が認められており、アレルギーを誘発する可能性もあります。また、ラットによる実験では多量の摂取により心臓や肺に障害が起こることがわかっています。 そのため、日本では使用が認められていますが、ベルギー、カナダ、アメリカなどでは使用が禁止されています。 | |
香料の減点について | |
香料とは、香りをつけるために使用される添加物です。本当によい原材料を使用していれば香料など使用しなくても犬の食いつきはよいはずです。つまり、香料はドッグフードの食いつきの悪さをカバーするために使用されていると考えられます。 香料自体は悪いものではありませんが、含まれていないに越したことはないでしょう。 |
原材料の詳細は下記の通りです。
穀類(小麦粉、とうもろこし、ホミニーフィード、小麦ふすま 、コーングルテンミール、脱脂米糠、等)、豆類(大豆ミール、等)、肉類(ミートミール、チキンレバーパウダー、チキンミール、等)、油脂類(動物性油脂、等)、ビートパルプ、魚介類(フィッシュミール、等)、セレン酵母、オリゴ糖、パプリカ、ビール酵母、グルコサミン、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(メチオニン)、食用黄色5号、食用赤色3号、食用赤色102号、香料 、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
ラン・ミールの成分の評価は0.00点となりました。
粗タンパク質と粗脂肪がかなり少なく、粗繊維がやや多いため、大幅な減点となっています。
粗タンパク質 | 16.5%以上 |
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粗脂肪 | 6.0%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 |
粗灰分 | 8.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
エネルギー | 330kcal/100g |
粗タンパク質の減点について | |
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当サイトでは、粗タンパク質が22%未満のドッグフードを「粗タンパク質が少ない」と判断しています。ラン・ミールは粗タンパク質が「16.5%以上」となっているため、減点となりました。タンパク質は体をつくる大事な成分であるため、もう少し多めであれば理想的です。 | |
粗脂肪の減点について | |
当サイトでは、粗脂肪が7.5%未満のドッグフードを「粗脂肪が少すぎる」と判断しています。 ラン・ミールは粗タンパク質が「6.0%以上」となっているため、減点となりました。脂肪はエネルギーになる成分であるため、もう少し多めであれば理想的です。 | |
粗繊維の減点について | |
当サイトでは、粗繊維が4%以上のドッグフードを「粗繊維が多め」と判断しています。ラン・ミールは粗繊維が「5.0%以上」となっているため、減点となりました。もう少し抑えめであれば、お腹がゆるくなる可能性もより低くなります。 |
ラン・ミールの安全性の評価は5.00点となりました。
ラン・ミールは日本国内で、国際規格を取得した安全な工場で製造されているため、満点となっています。
ラン・ミールの価格の評価は5.00点となりました。
楽天最安値の場合、ラン・ミールの100gあたりの価格は約29円です。
相場が100gあたり250円前後とすると、非常に安く買い求めやすいため、満点となっています。
ラン・ミールの利便性の評価は3.50点となりました。
定期購入や初回割引がなく、重さと味の種類もそれぞれ1種類のみとなっているため、減点となっています。
ラン・ミールの特徴
ラン・ミール(ビーフ&バターミルク味)の特徴を表にまとめると、以下のようになります。
総合評価 | 1.85点 | ||
---|---|---|---|
Eランク: 非常に買い求めやすいが、Dランクの商品よりも粗悪な原材料がさらに多く、体への影響が心配。 | |||
パッケージ | |||
ジッパー | なし | ||
価格 | ※楽天最安値の場合 | ||
最安値 | Rakuten | ||
100g あたり | 29円 | ||
対象 | 全年齢 | ||
メイン食材 | 穀類(小麦粉、とうもろこし、ホミニーフィード、小麦ふすま 、コーングルテンミール、脱脂米糠、等) | ||
穀物の使用 | 小麦粉、とうもろこし、小麦ふすま、コーングルテンミール、脱脂米糠、大豆ミール | ||
賞味期限 | 未開封の場合:18か月 | ||
原産国 | 日本 | ||
カロリー | 330kcal/100g | ||
タイプ | ● 直径:約12mm程度 | ||
販売元 | ペットライン | ||
公式サイト | ラン・ミール |
ラン・ミールの特徴には、以下のようなものがあります。
①ビーフ&バターミルクの風味
ラン・ミールの味の種類は1種類のみで、ビーフ&バターミルクの風味となっています。
愛犬が食べやすいように工夫されています。
②国内工場で生産
ラン・ミールは、神奈川県横浜市の工場で生産されています。
海外産のドッグフードの場合、日本へ輸送してくる時に赤道付近を通り、高温にさらされてしまう場合があります。
その点、ラン・ミールは国内生産ですから、輸送時間もかからず、比較的新鮮な状態を受け取ることができます。
また、製造工場はISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)などの国際的な認証も取得しており、高い安全性を保っています。
こんな犬・飼い主さんにおすすめ!
ラン・ミール(ビーフ&バターミルク味)は、下記のような犬や飼い主さんにおすすめです。
こんなワンちゃんにおすすめ! | |
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● 穀物アレルギーがない ● ビーフの味わいが好き | |
こんな飼い主さんにおすすめ! | |
● 大容量パックが欲しい ● 価格が安い商品が良い |
ビーフ&バターミルクの味だから、ビーフの味わいが好きだというワンちゃんにも向いているよ。
価格も非常に安いので、リーズナブルな商品をお探しの方にもおすすめです。
ラン・ミールの口コミ評判
ラン・ミール(ビーフ&バターミルク味)の口コミを調べたところ、様々な意見が見つかりました。
口コミの収集には下記のサイトを参考にしました。
- Amazonのレビュー
- 楽天のレビュー
口コミをまとめると、以下のようになります。
良い口コミ | |
---|---|
● 食いつきが良い ● コスパが良い | |
悪い口コミ | |
● 食いつきが悪い ● お腹がゆるくなった |
ここからは、ラン・ミールの実際の口コミを紹介します。
良い口コミ評判
まず、ラン・ミールには、以下のような良い口コミがあります。
実際の口コミを見てみましょう。
食いつきが良い
うちのワンコはこれしか食べません。
他のドライフードだと、値段が高い物でもお腹がすいた時にしょうが無しに少し食べる程度。
余程味が気に入っているのだと思います。
[出典:楽天]
我が家では、ポチと、コタロウ、ビ-グルです。食事は、国産に決めました。以前は、外国産の色々な物食べさせてましたが、虫がはいっていたりしてました。やはり国産が、1番安心できます。これからは、ずっとランミ-ルになると思います。食い付きも良いです。有難う御座いました。此の先も宜しくお願いします。
[出典:楽天]
コスパが良い
いつも人間の食べ物ばかり欲しがるから、市販のドックフードをあげても全然食べてくれません。
ですがコチラの商品は良い匂いみたいでとっても興味を持ってくれてます。
ガツガツは食べませんが、食いつきが前よりもいいので良かった!
値段もやすいし量も多いのでまた買います。
[出典:Amazon]
大量なのでお得です
良く食べるし、糞も拾いやすい固さになります。
[出典:Amazon]
悪い口コミ評判
ラン・ミールには、以下のような悪い口コミがあります。
実際の口コミを見てみましょう。
食いつきが悪い
うーーん。我家の愛犬はお気に召さない感じです
[出典:Amazon]
ハスキーとジャパンスピッツを部屋飼いしています。
基本なんでも食べるのですが、これに関しては何故かチョロっと食べてどこかに行ってしまいます。
「これしかないんだから、食べないと次こないよ!」と言いつけ、渋々食べてました。
やっぱり、安いものはそれなりってやつなんですかね?美味しいと思う子はバンバン食べても8kgあるので物足りない、なんて事はないと思います。
[出典:Amazon/a>]
お腹がゆるくなった
ゴールデンレトリバー二頭に食べさせていましたが、一頭はあまり合わなかったようで、お腹の調子を崩し気味でした。
[出典:Amazon]
犬、下痢っとるわー
[出典:Amazon]
ラン・ミールの購入方法
ラン・ミールは現在、おもにAmazon・楽天で販売されています。
楽天のほうが安く買い求めることができます。
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
---|---|---|---|
8kg | ー | 税込円 | 税込2,327円 |
送料 | ー | 無料 | 無料 |
※ 金額は2022年2月のものです。
よくある質問
ラン・ミールのよくある質問への回答を紹介します。
ラン・ミールの給与量について、公式サイトではこちらのページに詳細な表が公開されています。
愛犬の体調を見ながら適量を与えましょう。なお、前まで食べていたドッグフードから切り替える場合は、1週間〜10日かけて、今まで食べさせていたフードのなかに少しずつ「ラン・ミール」を混ぜ、徐々に慣れさせましょう。
まとめ
以上、この記事では、ラン・ミールの原材料や成分などの基本情報に加えて、特徴や口コミ、メリット・デメリットなどを紹介しました。
ドッグフードが合うかどうかは、犬によって異なります。
ドッグフードを選ぶ時には、愛犬の食いつきや体調を見ながら、愛犬にぴったりのフードを探しましょう。
ドッグフードの達人では、160種類以上のドッグフードを5点満点で評価したうえで、S〜Eランクでランクづけしています。
最もおすすめなのは、「Sランク」のドッグフードです。
Sランクのドッグフードなら… |
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● ★4.50以上の高得点 ● 無添加で穀物不使用 ● 栄養バランス◎ ● 「獣医師推奨」「ヒューマングレード」など安全なポイント多数 ● お得な定期購入あり |
A〜Eランクの商品とも比較したうえで、愛犬にぴったりなドッグフードを見つけましょう。