犬と一緒に生活している飼い主さんなら、犬がうんちを食べる光景を目にしたことがある人も少なくないはず。
私たち人間にとって、うんちを食べることは異常な行動であるため「よりによって我が家の愛犬が…何か変な病気にかかったのかしら?」と病気の心配をされる方も多くいるようですが…
結論から言うと、犬がうんちを食べてしまうこと(食糞症)は本能によるところもあるので、必ずしも異常な行動であるとは言えません。
しかし、不衛生で寄生虫に感染することもあるので、できることなら早めにやめさせたほうが無難です。
そこで今回は、犬がうんちを食べる原因と対策をまとめてみました。犬の食糞症に困った時の参考にどうぞ!
犬がうんちを食べる原因
犬がうんちを食べる原因は実に多種多様です。本能によるものもあれば、単に好奇心の場合もあります。
子犬の本能
人間の子供と同じように、生まれたばかりの子犬は何に対しても好奇心旺盛です。目の前に強烈なニオイのするものがあれば、それを口にしてしまうのも無理はないでしょう。
母犬の本能
母犬には「我が子を守る」という使命がありますから、敵に見つかる恐れのある異臭を隠すため、うんちを食べることがあります。また、「自分の巣を清潔に保つ」という習性に従い食糞行動に出る場合もあります。
その他
その他、犬がうんちを食べる主な原因です。
- 栄養不足(ビタミンB, K)
- 酵素不足
- 食事量が少ない
- 食事間隔が長い
- 未消化のフードが残っている
- 飼い主の気を引くため
- 退屈・ひまつぶし
- 認知症
- 消化器系の異常・未発達
- 薬の副作用
病気の可能性があるのは赤文字の3つですが…単に興味があるだけ or お腹が空いている、もしくは本能による場合がほとんどなのでそこまで心配する必要はないでしょう。
すぐにできる対策
犬の食糞症をやめさせるには、すぐにできる以下の3つの対策がおすすめです。シンプルですが効果絶大なので、すぐに実行してみましょう。
すぐに片付ける
すぐにできて一番効果的な方法です。犬がうんちを食べる前にすぐに片付けてしまいましょう。
ドッグフードを変える
ドッグフードを変えることでニオイが変わり、うんちを食べなくなる場合もあります。うんちに未消化のフードが残ってる場合など、消化吸収のよいドッグフードに変えてみましょう。
騒がない
犬がうんちを食べるのを見て「信じられない!」などと怒ったり騒いだりしまうと、犬は飼い主が喜んでいると勘違いしてしまい逆効果です。
まとめ
以上今回は、犬がうんちを食べる原因と対策についてご紹介しました。
【犬がうんちを食べる主な原因】
・子犬の本能
・母犬の本能
・栄養不足
・酵素不足
・食事量が少ない
・食事間隔が長い
・未消化のフードが残っている
・飼い主の気を引くため
・退屈・ひまつぶし
・認知症
・消化器系の異常・未発達
・薬の副作用
【すぐにできる対策】
・すぐに片付ける
・ドッグフードを変える
・騒がない
犬の食糞症は放置していれば自然に治ることが多いですが、中には習慣となって半永久的に治らないこともあります。
犬がうんちを食べる行為そのものはそれほど心配しなくても大丈夫ですが、食べたうんちが原因で病気になる可能性は十分にありえます。
今回のことを参考に早めの対処を心がけてみてください。