ドッグフードの原材料と成分

犬に「マンゴー」を与えるときの全知識|皮や種はあげて大丈夫?

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愛犬にマンゴーを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

マンゴーがドッグフードの原料して使われることはまれですが、私たち人間はマンゴーを食べることがありますよね。そんな時、犬がマンゴーを食べたそうにすることもあるかもしれません。

また、愛犬がマンゴーを食べてしまい、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にマンゴーを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

マンゴーの効果効能

マンゴーには胃腸の働きを助ける効果があります。また、抗酸化作用によって犬のからだを若々しく保つほか、免疫力を上げる効果もあります。

マンゴーの栄養成分

マンゴーに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分82g
ビタミンC20㎎
βカロテン610μg
カリウム170㎎
ビタミンB10.04㎎
ビタミンB60.13㎎
食物繊維1.3g
カルシウム15㎎
リン12㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀水分

マンゴーの82%は水分で構成されています。そのため、マンゴーは犬の水分補給としても適しています。

➁ビタミンC

コラーゲンの合成を助け、皮ふや毛並みを整えてくれます。また、ストレス解消や免疫力の強化などにも有効です。

➂βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。そして、抗酸化作用や免疫力を上昇させる効果があります。また、ビタミンAとして発育を促進したり、粘膜に働いて細菌から体を守るなど、たくさんの重要な役割を持っています。

➃カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➄ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーに変換したり、筋肉や血液などを作ったりするときに働いています。なので、たんぱく質を多くとるほどたくさんのビタミンB6が必要になり、皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。

➅食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

マンゴーの注意点

アレルギーに注意!

マンゴーの皮にはマンゴールという成分が含まれています。マンゴールにアレルギーを持っていると、皮ふがかぶれたりすることがあります。そのため、マンゴーをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、マンゴーアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

マンゴーには水分や食物繊維が豊富に含まれています。そのため、食べすぎると下痢や便秘などを引き起こしてしまうかもしれません。

また、マンゴーは果物の中ではカロリーが高めです。そのため、与えすぎると肥満の原因になってしまう場合があります。

皮と種に注意!

マンゴーに限らず、野菜や果物の皮には農薬がついている可能性があります。そのため、犬には与えないようにするか、少なくとも水洗いをするようにしましょう。また、皮は消化にも良くありません。与えないのが無難です。

また、マンゴーの種は大きくて固く、犬が飲み込んでしまうと胃や腸に残り、嘔吐、下痢、腸閉塞などの原因になってしまうかもしれません。のどに詰まって窒息してしまう可能性もあります。種は絶対に取り除いてから与えるようにしましょう。

加工品に注意!

マンゴーの加工品の中には犬に与えるべきではないものもあります。この項ではマンゴーの加工品を犬に与えてもいいのかそれぞれ見ていきたいと思います。

ドライマンゴー

ドライマンゴーは犬に与えても問題ありません。ただ、ドライマンゴーは水分が少なくなっている分、糖分が凝縮されています。そのため、与えすぎると糖分のとりすぎになってしまいます。そして、糖分をとりすぎると肥満、歯周病、糖尿病などの原因になってしまいます。

ちなみに、ドライマンゴーの中には外側に砂糖がコーティングされているものもありますが、それは犬に与えるべきではありません。少しの量を与えるだけで糖分のとりすぎになってしまいます。

マンゴーゼリー・マンゴープリン

市販のマンゴーゼリーやマンゴープリンには大量の砂糖が含まれています。そのため、市販のマンゴーゼリーやマンゴープリンを犬に与えるのはおすすめはできません。

もしこれらを犬に与えたいのなら、生のマンゴーと卵だけで作ったプリンや生のマンゴーと寒天だけで作ったゼリーを手作りし、与えるべきでしょう。

マンゴーアイス

マンゴーアイスにも大量の砂糖が含まれている可能性があります。そのため、犬に与えるべきではありません。また、マンゴーアイスはもちろん冷たいため、犬が食べるとおなかを冷やして下痢になってしまうかもしれません。

マンゴーの与え方

マンゴーは皮をむき種をきちんと取り除いたうえで、小さくカットして与えるのがおすすめです。

そして、1日あたり与える量の目安は15gくらいです。

きなこ
きなこ
マンゴーはアレルギーと与えすぎに気をつければ、犬にとってよい効果がある食材です。
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