ドッグフードの原材料と成分

犬に「生姜」を与えるときの全知識|生姜焼きは大丈夫?

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愛犬に生姜を与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

生姜はドッグフードに含まれている場合があります。また、身近な食材なので、生姜を愛犬に与えても大丈夫なのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬に生姜を与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

ネギ類と同じで危険じゃないの?

生姜はなぜか、玉ねぎなどのネギ類と同じで危険なものだと思われていることが多くあります。生姜と似ているニンニクがネギ類なので生姜もネギ類だと誤解されているのかもしれません。

しかし、生姜は実際はショウガ属ショウガ科ショウガ目の植物で、ネギ類ではありません。

そして、生姜にはネギ類の毒性成分である硫化アリルが含まれていません。つまり、生姜でネギ類の中毒が起こることはそもそも有り得ないのです。

生姜の効果効能

生姜にはショウガオールによる血流促進効果、ジンゲロールによる殺菌効果、ジンベインによる消化の促進などの効果があります。

また、ほかにも炎症を抑える効果、抗酸化作用、胃を丈夫にして体を温める効果、リラックス効果などがあります。

生姜の栄養成分


生姜に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名成分量(100gあたり)
水分91.4g
炭水化物6.6g
カリウム270㎎
ナトリウム6㎎
食物繊維2.1g

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➁ナトリウム

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃ショウガオール

ショウガオールとは、生姜の辛み成分の一つです。血流を促進し、体を温める効果があると言われています。

➄ジンゲロール

ジンゲオールは生姜の辛み成分の一つです。血行を促進し、体の表面の温度を高める効果があります。また、細菌を殺す効果も持っています。

➅ジンベイン

ジンベインは酵素の一つです。たんぱく質の消化を助ける働きがあります。

➆シネオール

シネオールは生姜の香り成分のひとつです。リラックス効果があります。

生姜の注意点

与えすぎに注意!

生姜はこのように多くのよい効果がありますが、与えすぎは禁物です。人間も生姜をメインに食べることはなく、付け合わせ程度に食べることが多いですが、犬でも付け合わせ程度にしましょう。

生姜はナトリウムが多く含まれているため、食べすぎると塩分のとりすぎになってしまいます。また、生姜には辛み成分も含まれているため、与えすぎると犬の胃腸を刺激し、下痢や嘔吐などの原因になってしまいます。

加工品に注意!

生姜の加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

紅しょうが・ガリ

紅しょうがやガリは味付けがされていて塩分が多く含まれています。そのため、紅しょうがやガリは犬に与えるべきではありません。

生姜チューブ

現在では生姜を生で買ってきてすりおろすのではなく、生姜チューブを買ってきて、それを料理に使っている人も多いのではないでしょうか。

特に生姜焼きを作るときなどには生姜チューブを使っている人が多いですよね。

しかし、犬に生姜を与えるときに、生姜チューブを使うべきではありません。生姜チューブは犬にとって味が濃すぎるものだからです。

生姜焼き

生姜焼きは味が濃いので、犬に与えるのはやめたほうがいいでしょう。

また、生姜焼きには玉ねぎが入っていることが多いですが、その場合には絶対に与えてはいけません。

生姜の与え方

生姜の乾燥粉末は量の調整が難しいので、犬に生姜を与えるなら生の生姜をすりおろすのがおすすめです。

そして、与える量はほんとうに少量で大丈夫です。具体的にはすりおろして一つまみくらいで十分です。体重が5㎏の犬なら小さじ1/4くらいが目安です。

きなこ
きなこ
生姜は少量なら犬によい効果をもたらします。
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