愛犬にザクロを与えてはいけません。
ザクロは比較的有名な果物なので、食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか。しかし、ザクロは犬に与えてはいけない食べ物として知られています。
そこで、この記事では「犬にザクロを与えてはいけない理由」について解説していきたいと思います。
下痢や胃腸障害が起こるかも
ザクロには犬にとって害があるソラレン、ペレチエリン、エストロンが含まれています。
そのため、犬がザクロを摂取してしまうと、嘔吐、下痢、胃腸障害、湿疹、神経麻痺などの症状が出てしまう可能性があります。
ザクロを食べてこれらの症状が出てしまったら、動物病院へ連絡するようにしましょう。
そもそもザクロって何?
そもそもザクロはザクロ科ザクロ属の植物の果実です。世界各地で栽培されており、日本でも東北地方より南の地方では生産されています。ちなみに、ザクロの旬は9月~11月です。
ただ、ザクロは日本では食べるためではなく、観賞用として栽培されてきました。また、ザクロの樹皮や根皮や果皮は薬用として使われてきた歴史もあります。
一方、海外ではザクロの果汁をジュースにしたり、果肉を料理に使用したりすることが多いようです。その影響で、現在の日本ではザクロを食べる機会が増えてきました。
ただ、国産のザクロは酸味が強いものが多いため、店舗に並んでいるザクロのほとんどは輸入物です。具体的にはカルフォルニア産のワンダフル種など甘味の強いものが売られていることが多いようです。
犬にザクロを与えるのはなぜダメ?
犬にザクロを与えてはいけない理由は主に3つあります。それぞれ見ていきましょう。
ペレチエリン
ペレチエリンはザクロの種子に含まれています。そして、ペレチエリンはアルカノイドの一種で、犬が摂取すると関節炎を悪化させてしまう可能性があります。
タンニン
タンニンはザクロの皮に含まれています。そして、タンニンは胃を荒らしてしまい、便秘の原因にもなってしまうかもしれません。
エストロン
エストロンは女性ホルモンであるエストロゲンの一種です。ザクロに微量含まれています。
そして、犬がエストロンを摂取してしまうと女性ホルモンを摂取してしまうことになり、特にオスに悪い影響を及ぼしてしまいます。
具体的にはオスの体がメスに近づいてしまい、生殖系の器官に悪影響を与えてしまいます。
ザクロを食べたときの症状
ザクロは少量であれば症状が出ないことも多いです。しかし、過剰に摂取した場合には嘔吐、下痢、胃腸障害、湿疹、神経麻痺などの症状が出てしまう可能性があります。
ザクロを食べたときの対処法
ザクロを食べた量が少量だった場合、愛犬の様子を見るようにしましょう。そして、特に異常がなければ問題ないでしょう。次回からザクロを与えないようにだけすれば大丈夫です。
ただ、ザクロを多く摂取してしまった場合には、動物病院へ連絡したほうがいいかもしれません。そして、病院へ連絡するときにはザクロを食べた時間や食べた量などを覚えておくとすみやかな診断に役立ちます。
ちなみに、病院では症状が出なかった場合は経過観察になることもありますが、症状が出ている場合は吐かせる処置をしたり、胃洗浄を行ったりする場合もあるでしょう。
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