ドッグフードの達人(@dogfoodmaster)です。
今回の解析は、スウェーデン産ドッグフード「ボジータ」です。
肉類の配合率が多くて明らかにされていると良心的なドッグフードだと評判です。
■今回の解析商品:ボジータ ROBURアダルトメンテナンス
ボジータの総合評価(★2.5)
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総評:原材料があと一歩
「ボジータ」は、ラントメンドギー社というスウェーデンの会社が製造し、グローバルエクセレントプロダクツという日本の会社が輸入販売しているドッグフードです。当サイト独自の評価基準で厳正に審査した結果、「Dランク」の評価となりました。
ボジータは肉類の配合率を明記している良心的なドッグフードですが、トウモロコシ、動物性脂肪、加水分解鶏肉、ビートファイバーなどの気になる原材料も含まれています。そして、添加物については合成ミネラルと合成ビタミン以外含まれていないようです。
また、成分についてはドッグフードとしては標準的なものになっており、特に気になる部分はありません。そして、Amazonや楽天から購入することもでき、利便性も悪くないでしょう。そして、価格は100gあたり139円〜157円となっており、品質を考えると高めの価格と言えます。
ボジータの基本情報
価格 | ※ROBURアダルトメンテナンスの場合 4.25kg:6,088円(税込6,696円) 13kg:16,495円(税込18,144円) |
---|---|
100gあたり | 139円〜157円 |
カロリー | 361kcal/100g |
メイン食材 | 鶏肉 |
原産国 | スウェーデン |
対応年齢 | 成犬用 |
賞味期限 | 開封後1~2か月 |
販売元 | グローバルエクセレントプロダクツ |
注目ポイント |
|
最安値 | Amazon Rakuten |
ボジータの特徴
続いて、ボジータの特徴をより詳しくご紹介いたします。
①肉類の配合率を明記
多くのドッグフードでは肉類の配合率を明記していません。そのため、見かけ上は肉類が多く含まれているように見えても、実はあまり含まれていないものです。
しかし、ボジータでは肉類の配合率を明記しています。そして、ボジータに含まれている肉類の割合は高いほうです。そのため、肉食寄りの雑食動物である犬の食事として、ボジータは適していると言えます。
②安全な工場で生産
ボジータは安全な工場で生産されています。具体的には、スウェーデンにある自社工場で生産されています。ここでは厳重な品質管理が行われており、ISOなどの国際的な認証も受けています。
③第一原材料が肉類
安いドッグフードの場合、第一原材料には安い穀物が使用されていることが多いですが、そのようなドッグフードは犬に適しているとは言えません。犬に一番必要なのは肉類です。
そして、ボジータの第一原材料はダイエット用以外、肉類になっています。そのため、ボジータは犬に適したドッグフードと言えます。
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ボジータの原材料と成分
ボジータに含まれている原材料と成分は以下の通りです。
(ピックアップ食材は緑文字、マイナス食材は赤文字で表記しています。)
(*=天然原材料)
鶏肉
ボジータの主原料は鶏肉です。
鶏肉は消化吸収のよい上質なタンパク源で、鉄分やビタミンも豊富です。高タンパク・低脂質を理想とする犬にはぴったりの原材料と言えます。
ライス
ライスにはでんぷんが多く含まれています。そのため、ライスは犬にとってよい炭水化物源になります。
そして、ライスには老化を防止する効果、疲労を回復する効果、神経の機能を正常化する効果などもあります。
亜麻仁
亜麻仁は犬の毛並みを整えてくれます。また、関節の健康を保つ効果もあります。そして、腎臓にできる炎症を抑えることで腎臓の健康もサポートしてくれます。
また、便秘の犬に亜麻仁を与えると、亜麻仁に含まれる油が便の通りを良くし、便秘が解消されるようになります。
グルコサミン
グルコサミンは、コンドロイチンなどの軟骨成分の元になる成分で、愛犬の関節をサポートします。
コンドロイチン硫酸
コンドロイチン硫酸はコンドロイチンの正式名称です。コンドロイチンは軟骨成分の一つで、愛犬の関節をサポートします。グルコサミンと同時に摂取することが推奨されています。
トウモロコシ
ボジータに使用されているトウモロコシは、品質が明記されていないため、栄養にほとんど期待できない「ひげ・皮・芯」の部分が使われている可能性があります。
消化不良になったり、穀物にアレルギー反応が出たりすることもあるため、与える際は注意が必要です。
トウモロコシ胚芽
トウモロコシ胚芽とは、トウモロコシの一番中心にある部分です。トウモロコシと同じ注意点があります。
動物性油脂
動物性油脂はレンダリングをするときに製造されていると言われています。レンダリングとは、食肉を取った後の家畜の廃棄物から脂肪を搾り取ることです。
そして、動物性油脂の中には病気にかかっていた動物や家畜の殺虫剤なども含まれている可能性があります。
加水分解鶏肉
加水分解鶏肉とはアミノ酸のレベルにまであらかじめ分解された鶏肉のことであり、アレルギー反応が起こりにくく、消化にもよいというメリットがあります。
ただ、酸分解によって製造されている場合、発がん性物質が含まれています。
また、長期的に摂取すると腸内細菌のバランスを崩してしまうかもしれないので注意が必要です。
ビートファイバー
ビートファイバーとは、サトウダイコンの搾りカスのことです。
食物繊維が豊富で草食動物にはぴったりの原材料となりますが、犬のような肉食動物には必要のない栄養素です。
サトウダイコンから砂糖を搾り取る時に使う硫酸系の薬品が残留している恐れがあるので注意が必要です。
ただ、ボジータにはトウモロコシ、動物性脂肪、加水分解鶏肉、ビートファイバーなど気になる原材料も多く含まれています。
そして、合成ミネラル以外の添加物は使用されていないようです。ちなみに、成分については標準的であり、特に問題はありません。
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ボジータの口コミと評判
実際にボジータを使った人の口コミ情報はまだありませんでした。
ボジータの最安値
初回購入 | – | – | – |
---|---|---|---|
通常購入(13kgパッケージの場合) | – | 16800円 | 16800円 |
定期購入 | – | – | – |
送料 | – | 0円 | 0円 |
ボジータを公式サイトから購入することはできませんが、Amazonや楽天などの通販サイトから購入することができます。そして、Amazonでも楽天でも、値段に違いはないようです。
ちなみに、ボジータは公式でお試しパックが用意されているわけではありませんが、楽天では100g260円のお試しパックを手に入れることができるようです。
そして、ボジータには4.25kgのパッケージと13kgのパッケージがありますが、それぞれの価格は以下のようになっています。
内容量 | 価格 |
---|---|
4.25kg | 6200円 |
13kg | 16800円 |
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ボジータの与え方
この項では、ボジータの与え方について解説していきたいと思います。
給餌量
ボジータの給餌量は以下の表の通りです。
ただ、この値はあくまで目安です。給餌量は年齢、活動量、代謝などによって異なります。愛犬に与えてみて、太ってきたら量を減らし、やせすぎてしまったら量を増やすようにしましょう。
フードの切り替え方
前のフードから、ボジータへ切り替えるときには、徐々に切り替えていくようにしましょう。
具体的には、まずボジータを前のフードに1割ほど混ぜて与えます。そして、2日目は2割程度、3日目は3割程度などと、7~10日ほどかけてボジータの割合を増やしていき、前のフードを減らしていくといいでしょう。
また、おなかが弱い犬の場合はもう少し長い時間をかけてゆっくりと移行していくようにしましょう。
もし急に新しいフードを与えてしまうと、犬のおなかがびっくりして、下痢の原因になってしまうかもしれません。
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ボジータの賞味期限と保存方法
いくら良いフードでも、保存方法を間違えてしまったり、賞味期限を過ぎてしまったりすると、愛犬に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
そこで、この項ではボジータの賞味期限と保存方法について解説していきたいと思います。
賞味期限
ボジータの賞味期限は開封済みの場合1~2か月になっています。
そして、ドッグフードは賞味期限を過ぎると酸化が進んでしまい、食いつきが悪くなってしまいますし、犬のさまざまな健康被害の原因になってしまう場合もあります。ドッグフードは賞味期限内に食べきるようにしましょう。
保存方法
ボジータは常温で冷暗所に保存するといいでしょう。
そして、温度や湿度が高い場所は避けるようにしてください。ちなみに、冷蔵庫に保存するのは避けるようにしましょう。冷蔵庫に保存してしまうと外に出したときに温度差で結露してドッグフードが湿ってしまい、それがカビの原因になる可能性があるからです。
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ボジータの注意点
ボジータには注意が必要な点もあります。それぞれ見ていきましょう。
アレルギーに注意!
すべての食材や添加物は、アレルギーを引き起こす可能性があります。そのため、ドッグフードに含まれている原材料により、アレルギーが引き起こされてしまう可能性もあります。特にボジータに含まれているトウモロコシはアレルゲンになりやすい食材です。
ですので、アレルギー検査などを行い、愛犬のアレルギーについてはあらかじめ把握しておいたほうがいいでしょう。
また、ドッグフードを食べて嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、そのドッグフードを食べるのはやめたほうがいいでしょう。
加水分解鶏肉に注意!
加水分解鶏肉は一般的な酸分解で製造されている場合、発ガン性物質が含まれてしまいます。注意が必要です。
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ボジータの種類
ボジータには以下のようなラインナップがあります。
ドライフード
ボジータのドライフードにはすべてRoburという名前がついており、食いつきがよく、消化性に優れたフードになっています。そして、以下のようなラインナップがあります。
- ROBURマザー&パピー:幼犬、活動犬、妊娠・授乳期の母犬用
- ROBURアダルトメンテナンス:全犬種の成犬用
- ROBURアダルトメンテナンスミニ:小型・中型犬の成犬用
- ROBURライト:ダイエットが必要な犬用
- ROBURシニア:シニア犬・ダイエットが必要な犬用
- ROBUR センシティブグレインフリーチキン:活動量が多い犬用
- ROBURセンシティブシングルプロテインラム&ライス:アレルギー体質の犬用でラム肉がメイン
- ROBURセンシティブシングルプロテインサーモン&ライス:アレルギー体質の犬用でサーモンがメイン
ウェットフード
ボジータには、新鮮なスウェーデン産の肉をベースとしたウェットフードのシリーズもあります。以下のようなラインナップがあります。
- 犬用 サーモン ウェットフード
- 犬用 七面鳥 ウェットフード
- 犬用 チキン&ライス ウェットフード
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ボジータのQ&A
その他、ボジータによくある質問をまとめました。
Q①:粒の大きさはどのくらいですか?
ボジータの粒は直径が15mm程度で厚さが7mm程度のドーナツ型になっています。これは大きめで、中型犬や大型犬に適した粒になっています。
Q②:ボジータにお試しパックはありますか?
ボジータは公式でお試しパックが用意されているわけではありません。しかし、楽天では100g260円のお試しパックが用意されています。まずは愛犬の食いつきを確かめたいという場合は、購入してみるといいでしょう。
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