ドッグフードの原材料「ブロッコリー」についての全知識

ドッグフードの原材料/成分

犬はブロッコリーを食べても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。

ドッグフードにブロッコリーが含まれていることはまれですが、ブロッコリーは身近な食材です。

そのため、ブロッコリーを愛犬に与えても大丈夫かどうか気になっている人も多いのではないでしょうか。また、愛犬がブロッコリーを食べてしまい、大丈夫なのか心配になっている方もいると思います。

そこで、この記事では「犬にブロッコリーを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

与えすぎなければ良いビタミン源

ブロッコリーにはビタミンが豊富に含まれています。特にビタミンCの含有量はレモンより多いです。

また、他にも腸内環境を整えてくれる食物繊維、細胞を作るときに重要な役割を果たしている葉酸など、さまざまな栄養素が含まれています。

そして、強い抗酸化作用を持っているスルフォラファンも含有しています。

ただ、アレルギーや与えすぎには注意が必要です。

ブロッコリーの栄養成分


ブロッコリーに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 89g
食物繊維 4.4g
ビタミンB6 0.27㎎
ビタミンC 120㎎
ビタミンE 2.9㎎
ビタミンK 160μg
葉酸 210μg
パントテン酸 1.12㎎
カリウム 360㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➁ビタミンC

ブロッコリーにはビタミンCがとても豊富に含まれています。なんと、レモンよりも多くのビタミンCを含んでいます。

➂ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。

➃ビタミンK

ビタミンKは出血したときに血が固まって止血するのを助け、骨の形成も助けます。

➄葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。緑の葉っぱに多く含まれているため、葉酸という名前が付きました。葉酸はたんぱく質や細胞を作るときに重要な役割を果たしています。そして、ビタミンB12と協力して血液を作る働きもあります。

ブロッコリーの効果効能

ブロッコリーにはビタミンが豊富に含まれています。特にビタミンCの含有量はレモンより多いです。

また、他にも腸内環境を整えてくれる食物繊維、細胞を作るときに重要な役割を果たしている葉酸など、さまざまな栄養素が含まれています。

そして、強い抗酸化作用を持っているスルフォラファンも含有しています。スルフォラファンにはそのほかにも解毒作用、新陳代謝の増加などの効果があります。

また、ブロッコリーの約90%は水分でできているので、水分補給にも役立ちます。

ブロッコリーの注意点

このように、犬にとっていいことがたくさんあるブロッコリーですが、注意しなければならないこともあります。それぞれ見ていきましょう。

そもそもブロッコリーを与える必要はある?

愛犬が良質なドッグフードをきちんと食べている場合、基本的にそれ以外の食べ物を摂取する必要はありません。

そのため、このような犬にブロッコリーを与える必要はありません。

ブロッコリーは愛犬の食欲が落ちてきており、とにかく何か食べさせたいときなどに与えるのが適しているでしょう。

ストルバイト結石の愛犬には与えないで!

ストルバイト結石とは、膀胱炎などの細菌が原因で引き起こされる結石で、日本に住んでいる犬の結石の80%を占めています。

具体的には、上記のような原因により尿のpH値が高くなり、リンやマグネシウムなどのミネラルが尿路で結晶化し、やがて石のようになってしまうのです。よって、ストルバイト結石になった場合、尿のpH値を下げる必要があります。

そして、ブロッコリーをはじめとする緑黄色野菜には尿のpH値を上げてしまう作用があります。

よって、ブロッコリーはストルバイト結石がある犬には与えるべきでありません。

アレルギーに注意!

世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、ブロッコリーの場合もアレルギーには注意する必要があります。

ブロッコリーをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、ブロッコリーアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

野菜に含まれる食物繊維は犬の消化に良いものではありません。そのため、ブロッコリーを与えすぎてしまうと、下痢や嘔吐などの原因になってしまう場合があります。

また、アブラナ科の植物にはゴイトロゲンという物質が含まれています。

この物質にはヨウ素の吸収を阻害する性質があります。そして、ヨウ素は甲状腺ホルモンを生成するために必要です。そのため、ブロッコリーを大量に与えてしまうと、甲状腺機能を低下させてしまう可能性があります。

シュウ酸に注意!

ブロッコリーにはシュウ酸が含まれており、これがシュウ酸カルシウム結石の原因になってしまう場合があります

ただ、シュウ酸は水に溶けやすいため、水洗いをしたり、ゆでてゆで水を捨てたりすることで、簡単にシュウ酸の摂取量を減らすことができます。

また、犬の食事とシュウ酸カルシウム結石との関係は薄いと言われているので、そこまで心配しすぎる必要はないのかもしれません。

ブロッコリーの与え方

ブロッコリーは生だとかたい野菜です。そのため、生で与えてしまうと消化不良になってしまう場合があります。そのため、愛犬にブロッコリーを与える場合には、必ずゆでてからにしましょう。

また、茎も一緒に与える場合はもう一工夫必要があります。茎はゆでても固い場合があります。そのため、茎も一緒に与える場合には、ゆでる前にまわりのかたい皮を厚めにむいておくべきでしょう。そうすればやわらかくゆであがります。

そして、消化能力が低い犬の場合、ブロッコリーをミキサーなどでくだいてから与えるのがおすすめです。

ちなみに、ブロッコリーを与える量はふだんの食事の20%程度が目安になります。

ブロッコリースプラウトについて

ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーの新芽です。

炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維につぐ第七の栄養素と言われているファイトケミカルの一種であるスルフォラファンがブロッコリーよりもさらに多く含まれています。その量はブロッコリーの20倍です。

また、ブロッコリースプラウトにはそのほかにもビタミン、カルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。

 

ブロッコリースプラウトを与える際には生でも大丈夫ですが、ミキサーでペースト状にしたり、細かく刻んだりするのもおすすめです。

そして、ブロッコリースプラウトも与えすぎると食物繊維の副作用で下痢になってしまうので、そこには注意が必要です。

ドッグフードの達人
ブロッコリーはビタミンが豊富でよい野菜ですが、与えすぎやアレルギーなどには注意が必要です。
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